ウィルコム、2011年春モデルやコンセプトモデルを参考出展〜日本無線・ABIT編【フォトレポート】


新体制の新機軸端末に期待!

前回の記事に引き続き、12月1日に開かれたウィルコムの記者説明会で展示されていたベンダー別ブースレポートの後半をお届けします。

日本無線(JRC)ブース編
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「味ぽん」こと、初代AirH"Phone時代からウィルコムに端末を供給し続けている日本無線。


他社PHS端末とは一線を画したビジネス向けPHS端末も供給している日本無線のブースでは、「味ぽん4」こと「WX330J」および「WX330JE」のカラーバリエーションを展示していました。説明書きポップの「2011年春発売予定」を見ると、こちらは正式に発売が決まっているようです。

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「味ぽん4」こと、WX-330Jのカラーバリエーション、従来のホワイト・ブラウンに加え新たに4色を追加。

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WX330JEの追加カラーバリエーション、330Jのアルミボディと違い少しポップな印象もします。



ABITブース編
W-SIMの開発メーカーでもあるABIT(エイビット)は超小型PHS音声端末に乾電池駆動の子供向け電話とジャンルに富んだ展示がされていました。

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ストラップフォン(参考出展)

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ABITが過去にも展示していた超小型音声端末で、フリスクケースとほぼ同じ大きさの超小型PHS電話機。

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実際にフリスクと並べてみたところ、本当に小さいです。

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ペアフォン(参考出展)

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2つ一組での利用が基本のPHSでワンボタンで対の端末に電話をかける事が出来ます。


ディスプレイはなく、操作系は発終話ボタンと電源ボタンにボリュームスイッチだけと極めてシンプルです。

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省電力なPHSならではの機構かもしれない「乾電池駆動」。しかも約400時間の連続待ち受けと通常の携帯電話並みです。

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リストウォッチフォン(参考出展)


腕時計型のPHSで画面はタッチパネルを予定、Bluetoothを利用してヘッドセットで通話というシーンの利用も想定しているそうです。

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USB(microと思われる)とイヤフォンマイク端子があるのが確認できます。

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HYBRID W-ZERO3との大きさ比較、先程のストラップフォンより更に小さいです。


また、リストウォッチフォンはアームバンドを取り外してクリップへ換装することでクリップフォンとも言うべき状態に変える事が出来ます。

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クリップフォン(仮称)の状態、ジャケットの襟や内ポケットに引っ掛けて利用する事が出来ます。

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クリップ時の裏側、小さすぎてなくしてしまわないか心配になってしまうほどにコンパクトです。


この他にも、幾つかのメーカーが様々な端末や機器が出展されていましたので紹介します。

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トライウィンブース「Luna CPS-No.1」


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据え置き専用のW-SIMに対応したデジタルフォトフレームで、Android_OSを採用しています。なんと通話もサポートしており、「通話のできるデジタルフォトフレーム」となっています。

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背面には電源端子にW-SIMスロットの他、USB端子にSDカードスロットやイヤフォン端子も配備されています。こちらも2011年発売とポップに書かれており販売が決定しているようです。

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ロケーションブース


2021
「TLI100M」とそのバッテリーユニットの「コアシェル」


W-SIMに似たコンセプトのPHSモジュールで、こちらは基地局測位での位置情報を利用したサービスが中心になっていました。

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W-SIMでいうところのジャケットに相当する「アウターシェル」


これは基地局測位を利用した迷子防止機器のようです。

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マルチ電子マネーカード

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マルチ電子マネーカードの裏側、TLI100Mとバッテリーが内蔵されているのが確認できます。


残高をその場で確認ができ、PHS基地局測位を使ったサービスが想定されているようです。

今回のウィルコムのリスタートに伴ってHONEY BEE 4が発売されましたが、他にも発売決定の端末が出展・展示されるなど、端末のバリエーションが広がったように感じるウィルコム。色々とチャレンジの見える濃い説明会でした。

記事執筆:河童丸


■関連リンク
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ABitHP内ストラップフォン紹介ページ
トライウィン公式HP
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