RIM、イベント「BlackBerry Day 2010」を開催!@docomo.ne.jpメールを試した


ブラックベリーのイベントが開催!

RIM(リサーチ・イン・モーション)は、18日、東京六本木ミッドタウンホールA&Bにて同社のスマートフォン「BlackBerry」の紹介や関連ソリューションの展示などを行ったイベント「BlackBerry Day 2010」を開催しました。

すでに発表済みの12月1日から開始される@docomo.ne.jpドメインのメールアドレスのデモやBlackBerryに対応した30社による各種ソリューションが多く展示されていましたので、紹介したいと思います。

イベントは、基調講演に加えて、RIM、マイクロソフトやグーグルなどによる講演に加え、各種デモ展示などが行われていた展示ブースがありました。

講演では、まず、RIMジャパン代表取締役社長の上野公明氏から挨拶があり、日本でドコモからBlackBerryを発売してから5年目に入り、すでに4000社の企業や個人のユーザーに使ってもらっていることを紹介し、2010年にはハイエンドモデル「BlackBerry Bold 9700」や普及モデル「BlackBerry Curve 9300」を投入し、6月にはアプリストア「App World」、7月にはアプリ購入の際にクレジットカードを利用できるように対応したことを紹介していました。

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リサーチ・イン・モーション・ジャパン代表取締役社長の上野公明氏。


App Worldは、現在、日本語表示には対応していませんが、来年はじめには対応したいとのことでした。また、法人向けには「ブラックベリーエンタープライズサービス(BES)」の簡易版である「BES Express」を無償で提供していることを紹介。Exchangeに加えて、今月からLotus notesに対応するということでした。

さらに、ドコモから発表されたBISやBESなどの値下げ、spモードによるiモードメール相当(@docomo.ne.jpドメイン)のメールやウェブフィルタリングに対応することを紹介し、BlackBerryがますまず便利に使いやすくなるということでした。

続いて、RIM社長兼共同CEOのマイク・ラザリディス(Mike Lazaridis)氏から、RIMの歴史や今後の展開について説明があり、特に、今後提供する予定のタブレットデバイス「PlayBook」について革新的なデバイスであることが紹介されていました。

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Research in Motion 社長兼共同CEOのマイク・ラザリディス(Mike Lazaridis)氏。

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BlackBerryの開発者向けイベントにて発表されたRIMのタブレット「Playbook」のスペック一覧。


基調講演として、最後に登場したのが、国内でBlackBerryを販売しているNTTドコモ取締役常務執行役員 法人事業部長の大島明男氏で、国内のケータイ市場の伸び率と各国のGDPの伸び率を比較し、まだまだ高度成長中であることを挙げ、中でもスマートフォンの急成長に注目しているとしていました。現在の販売店などの状況を見るとスマートフォンの販売台数の伸びは当初の予測よりも早いのではないかとの見解を示していました。

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NTTドコモ取締役常務執行役員 法人事業部長の大島明男氏。


その中でも、BlackBerryは、iOS(iPhone)やAndroidと並ぶ重要なプラットフォームであり、この3つで世界では約半数、北米ではすでに9割程度となっており、今後、日本でも主流になっていくとしていました。

また、ケータイは持ち歩く究極のITツールとして一番身近なデジタルガジェットであることを挙げ、リアルタイム、セキュア、パーソナル、イージー、ウェアラブルの5つの要素が含まれていると説明し、身近な持ち歩くものを計りで測定しているが、手帳140gや財布140gなど、おおよそ100〜140g程度なのではと、あくまで個人的な見解としつつも紹介し、PRIMEシリーズのケータイで140gだが、Bold 9700で120g、Curve 9300で100gなのでより持ち歩きやすいと紹介していました。

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スマートフォン販売台数の推移予測。


一方で、展示会場では、ドコモが開始予定の@docomo.ne.jpメールの送受信やウェブフィルタリングなどをはじめとして、マイクロソフトやロータス、サイボウズなどの各社のBlackBerry関連ソリューションが展示されていました。

iモードメールと同じメールアドレス「@docomo.ne.jp」ドメインのメールは、spモードを契約すると利用できます。すでに発表されていますが、利用料が月額315円ですが、ブラックベリーインターネットサービス(BIS)と同時加入することでセット割で315円が割り引かれるので、BISの月額490円のみで利用できます。ただし、BESでは利用できませんのでご注意ください。

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BISやBESなどの値下げやiモードのメールアドレスが利用できるようになったことを説明。


spモードを契約し、初期セットアップアプリを利用すると、通常のメール機能と同様にひとつのアカウントとして追加されます。対応するのは、絵文字の挿入および表示、デコメール(装飾メール)の一部受信などに対応しています。絵文字は、メニューから追加するようになっています。

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iモードのメールアドレスのメールはspマークがついたアカウントとなります。

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メニューから絵文字を挿入できます。

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絵文字はカテゴリごとに分類されています。

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絵文字はカーソルで選ぶほかに、各フルキーに対応しているので、直接入力することもできます。

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絵文字を入力したところです。

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spモードの設定が行えるアプリの画面です。

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ウェブフィルタリングをオンにすると、有害サイトと判定されるようなページは画面のようなエラーが表示されて閲覧できません。


記事執筆:memn0ck


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