ドコモ、BlackBerry向けISPサービス「BIS」を490円に値下げ!docomo.ne.jpメールにも対応


BIS値下げとdocomo.ne.jpメール対応が正式に発表!

NTTドコモは、17日、BlackBerry向けに提供しているISP(インターネットプロバイダー)サービス「ブラックベリーインターネットサービス(BIS)」および「ブラックベリーエンタープライズサービス(BES)」、「ブラックベリーデュアルサービス(BDS)」の3つについて月額利用料を2010年12月1日(水)から値下げすることを発表しています。それぞれ、BISが月額490円、BESおよびBDSが月額980円となります。

また、同時に12月1日(水) 9時からspモードによるiモードメールアドレス(@docomo.ne.jp)ドメインのメールの利用に対応するとのことです。BISとspモードを契約するとセット割で、spモードの月額利用料相当の315円が割り引かれ、BISの月額490円のみで@docomo.ne.jpドメインのメールが利用できるようになります。

さらに、ウェブサイトをより安全かつ安心して利用できるように、BISにおけるウェブサイト閲覧を制限するアクセス制限サービス「ブラックベリーWebフィルタ」の提供も開始するとのことです。

それぞれのISPサービスの違いは、BISが個人向け、BESが企業向け、BDSがBISとBESの両方の契約となります。

BISなどの月額利用料は、これまで月額1500円と、他のケータイ向けISPサービスと比べるとかなり割高となっていました。そのため、ユーザーにとってなかなか負担の大きなものとなっており、BlackBerryの端末や機能がせっかく便利でもどうしても利用に踏み出せないといった人もいました。これがようやく値下げとなります。

値下げ前、値下げ後の月額利用料については以下の通りとなります。iモードやspモードの月額利用料が315円となっていることを考えると、まだ少々高いわけですが、それでもBISの場合でおよそ1000円の値下げは嬉しいところです。

サービス名称改定前(2010年11月30日まで)改定後(2010年12月1日から)
ブラックベリーインターネットサービス1,575円490円
ブラックベリーエンタープライズサービス980円
ブラックベリーデュアルサービス


さらに、すでにスマートフォンでもAndroidおよびWindows Mobileを搭載した機種では対応していたiモードメールと同様の@docomo.ne.jpドメインのメールアドレスでのメール利用に対応します。ただし、利用できるのは、BISの契約のみで、BESでは利用できないとのことです。もちろん、BISを含むBDSでは利用可能です。

対応機種は、BlackBerry Bold 9700およびBlackBerry Curve 9300の2機種で、既存のBlackBerry Bold 9000などの機種の対応については未定とのことです。

利用時に、初期設定を行うためのアプリを「ドコモスマートフォンサイト」からダウンロードする必要があるとのことで、@docomo.ne.jpのメール自体は、標準のメーラーで行うそうです。BlackBerryのiモードのメールアドレス対応の機能については以下の通りとなります。

 BlackBerry Bold 9700
BlackBerry Curve 9300
Android
Windows Mobile
spモード対応端末
メールアドレス同報送信件数最大100件
表示可能アドレス最大64バイト
送受信メールサイズ件名最大8メガバイト
(本文部分は、受信32キロバイト、送信16キロバイトまで、添付ファイルは1ファイル3メガバイトまで)
最大10メガバイト
本文
添付ファイル
インライン添付
絵文字
HTMLメール
デコメアニメ
添付ファイル種別○(再配布不可のデータは受信時に削除されます)


19日には「BlackBerry Curve 9300」の事前予約が開始されますし、明日18日には東京六本木ミッドタウンにてイベント「BlackBerry Day 2010」が開催されますので、BlackBerryも盛り上がって欲しいところですね。月額利用料が値下げされることはなによりも嬉しいところです。

記事執筆:memn0ck


■関連リンク
エスマックス(S-MAX)
エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
ドコモ、音楽ボタン搭載の小型化モデル「BlackBerry Curve 9300」を11月19日から事前予約開始 - S-MAX - ライブドアブログ
低価格モデルが登場でBISの値下げやdocomo.ne.jpメール対応も!ドコモ、「BlackBerry Curve 9300」 - S-MAX - ライブドアブログ
報道発表資料 : 「BlackBerry」のサービス料金の値下げ、iモードのメールアドレスへの対応および「ブラックベリーWebフィルタ」の提供開始について | お知らせ | NTTドコモ

■関連記事
【今週のオススメ「iPhoneアプリ」特集:2010年11月14〜20日編】
インターネットは快適?「GALAXY Tab」発売前レビュー!iPadやiPhoneとも比べてみた
今なら値下げ中!KORG本気モードのシンセサイザーアプリ「KORG iMS-20」(後編)【iPadアプリ】
Xperiaでも使えるようになったAdobe純正PDFファイルビューア「Adobe Reader」【Androidアプリ】
ケータイやスマートフォンを2台同時に充電できる「モバクルTWIN for スマートフォン」【周辺機器】

共有する

関連記事

【世界のモバイル】モバイルブロードバンド天国へ!海外で進む高速サービスにみる日本との格差

日本の携帯電話は世界でも最も進んだサービスを提供しているといわれている。ところが海外に目を向けてみれば、日本にはない便利なサービスが多く存在している。特に2006年から各国で開始されている「モバイルブロードバンド」は日本に…

【ケータイラボ】3Gハイスピード対応!超薄型ケータイ「709SC」

最近のSoftbank端末は薄型ケータイが多い。鞄に入れずポケットなどに入れて持ち運ぶユーザーとしては、薄くて軽い端末はかなりありがたい。今回発売された「709SC」も12.9mmといちばん薄いというわけではないが、かなり薄い端末である。…

【ケータイラボ】メールが打ちやすい!デコメケータイ「P703i」

「P703i」は、メール機能にこだわったデコメケータイ。メールの打ちやすさを追求した「WaveTileKey」と呼ばれる立体形状の大型キーを採用している。またキーは、バックライトが美しいイルミネーション表示を演出することができる。使い…

【ケータイラボ】au初のテレビ電話対応機種「W47T」

持ち歩いてさっと使う携帯電話にテレビ電話なんて必要なのかなぁと最初は思ったものだ。カップルや親子同士などではアリなんかなぁなどと思ったりもしていた。しかし、知り合いの聴覚障害者がテレビ電話機能を利用して手話で会話してい…

【ケータイラボ】最大800kbpsまで対応!W-OAM typeG対応通信端末「AX530IN」

「WX530IN」は、PHS高度化通信規格であるW-OAMをさらに高速化した「W-OAM typeG」に初めて対応したカード端末。2007年春より発売の予定。「AX530IN」は、PHS端末としては初めてQAM(Quadrature Amplitude Modulation:直交振幅変調)に…