イー・モバイル、国内最速の下り高速通信を実現する「EMOBILE G4」を発表! ″HTC Aria″投入も緊急表明
HTC Nipponのデビット・コウ社長(左)とイー・モバイルのエリック・ガン社長(右) |
イー・モバイルは28日、同社本社で「新サービス発表会」を行いました。
国内最速の下り最大42Mbpsの高速通信サービス「EMOBILE G4」の開始と対応端末「D41HW」の発表が今回の発表の骨子……。
だったはずなのですが、サプライズで、HTC製Androidスマートフォン、"HTC Aria"が、日本国内において、イー・モバイルから発売することも発表されました。
「EMOBILE G4」(以下G4)は、W-CDMA(UMTS)の隣接する電波周波数帯2本を束ねて通信することによって下り通信速度を高速化する"DC-HSDPA"(デュアルキャリアHSDPA)技術を利用したサービスです。従来、下り最大21MbpsのHSDPAサービスを展開してきたイー・モバイルですが、この技術を利用することによって、ちょうど倍の下り最大42Mbpsで通信できる、というわけです。
今年7月のデモでは下り40Mbps越えの通信が可能であることが判明
都内での実測データも良好であることをアピール
G4対応エリアは、関東・東海・関西・北海道・九州の一部主要都市。イー・モバイルに割り当てられた2つめの電波帯域が利用できるように改修された地域で使えます。今年度末までに人口カバー率40〜50%を目指します。
エリア展開イメージ。下り21Mbpsないし42Mbpsで通信出来るエリアが「G4エリア」
料金プランは、「G4データプラン B」、「G4データプラン」、「G4スーパーライトデータプラン」の3種類を用意。「G4データプラン B」に長期契約割引「にねんS」(2万1600円の購入時代金補助)を組み合わせた場合の月額料金は4480円となります。
なお、これらの料金プランは従来の下り最大21Mbps対応データプラン(21プラン)を代替することとなります。すでに21プランを契約しているユーザーは、料金据え置きで自動的にG4のデータプランに移行されます。この場合、対応機種に買い換えるとすぐにG4の高速通信を利用できます。
料金は「21プラン」から据え置き
対応端末は、USBモデムタイプの「D41HW」(Huawei製)がサービスインと同時に提供されます。W-CDMA(UMTS) 1.7GHz/2.1GHzに対応しており、海外の2.1GHz帯でUMTSサービスをしているオペレーターへのローミングサービスを受けることができます。対応OSはWindows XP/Vista/7(Vista/7は32ビット・64ビット両対応)と、Mac OS X Leopard/Snow Leopard(Snow Leopardは32ビットモードのみ対応)です。Windows環境ではインストール作業なしで利用できる「ゼロインストール」に対応しています。Mac OS Xでも、本体の内蔵ストレージからドライバー類をインストールできます。
G4対応端末第1弾となる「D41HW」
実は、今回の発表はG4関連で終わりのはずだったのですが、「緊急予告」と題して、HTC製のAndroid搭載スマートフォン"HTC Aria"をイー・モバイルが販売することが明らかになりました。イー・モバイルとしては初のAndroidを搭載した音声通話対応端末であることはもちろんのこと、同社から販売されるものとしては実に2年ぶりとなる待望のスマートフォンです。発表会場には、急遽HTC Nipponのデビッド・コウ社長も駆けつけ、同製品の説明を行いました。「緊急予告」ゆえ、商品の詳細な仕様等については後日発表される予定です。
急遽投入が発表されたHTC Aria
記事執筆:せう
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