ドコモスマートフォン購入時に要チェック!見直しされたポイントプログラムと補償サービスを解説
一部見直しがされたドコモプレミアクラブ |
NTTドコモは、10月19日(火)、利用者向けサービス「ドコモプレミアミアクラブ/ドコモビジネスプレミアクラブ」およびドコモプレミアクラブにおける「ケータイ補償 お届けサービス」について、サービス内容の一部見直しを発表した。
現在利用中のドコモユーザーはもちろん、ドコモの利用を検討しているユーザーにも参考になるよう、今回の見直しを含めドコモプレミアクラブとケータイ補償 お届けサービスについて解説する。
■ ドコモプレミアクラブ
ドコモプレミアプラブは大きく分けて「ポイントサービス」「優待サービス」「安心サポート」の3つからなるドコモユーザー向けのサービス。
各種サービス | 主なサービス内容 |
---|---|
ポイントサービス | 利用金額に応じたポイントプラグラム。年間を通してステージを決めるステージポイント(SP)と毎月の利用金額によって付与されるドコモポイントがある。 |
優待サービス | 電子クーポンによる優待サービス。国内および海外での提携企業の優待サービスを受けることができる。 |
安心サポート | 「無料故障修理サービス」「修理代金安心サポート」「修理品どこでも受取サービス」「ケータイお探しサービス」「おまかせロック」「電池パック安心サポート」といったサービスを受けることができる。月額有料で「ケータイデータお預かりサービス」「ケータイ補償 お届けサービス」も提供されている。 |
プレミアクラブにおけるポイントサービスは「ステージポイント(SP)」と「ドコモポイント」から構成されている。ステージポイント(SP)とは1月から12月までの利用金額に応じて100円(税別)を1SPと換算したポイントのこと。獲得したポイントもしくは、ドコモ利用期間によって「1stステージ」「2ndステージ」「3rdステージ」「プレミアステージ」の各ステージが設けられており、ステージにより毎月付与されるドコモポイントが変わる。
ステージ | ステージ条件 | 100円毎に付与される毎月のドコモポイント |
---|---|---|
1stステージ | 5年未満の利用かつ年間1,000SP未満(8,400円/月未満) | 2ポイント |
2ndステージ | 5年以上の利用もしくは年間1,000SP以上(8,400円/月以上) | 3ポイント |
3rdステージ | 8年以上の利用もしくは年間1,500SP以上(12,500円/月以上) | 4ポイント |
プレミアステージ | 10年以上の利用もしくは年間2,500SP以上(20,900円/月以上) | 5ポイント |
プレミアステージのみの特典 | 10年以上+年間2,500SP以上(20,900円/月以上)の利用 | 7ポイント |
その他 | プレミアクラブ未入会 | 1ポイント |
ドコモのポイントプラグラムは、まず利用に応じたステージが決まり、そのステージにより付与されるドコモポイントの還元率が決まる。仮に毎月の利用金額が少なくても長期利用していればステージは上がっていくし、逆に新規契約した場合でも毎月の利用金額が多く、年間通してのステージポイント(SP)が高ければステージも上がっていくという仕組みだ。
ステージの確定および変更のタイミングについては、年間のステージポイント(SP)を1月に算出し、3月にステージが確定する。確定したステージが4月から翌年3月まで適用されるといった具合だ。
随分と複雑な仕組みだが、現在のステージや溜まっているドコモポイントは請求書およびWebから確認することができる。iモードでの確認は「iMenu」→「お客様サポート」→「ドコモプレミアクラブ/会員の方はコチラ」→「【ポイントサービス】ポイントを確認する」で、スマートフォンやPCからは「My docomo(マイドコモ)」にアクセスして確認できる。
このポイントプログラムは、今回の見直しにより一部変更となる。変更点は(1)ポイントの有効期限、(2)ポイント利用用途の拡大、(3)付与ポイントの変更の3つ。
(1)ポイントの有効期限
獲得したドコモポイントには有効期限がある。これまでは最長37ヶ月だったのが最長50ヶ月に延長された。ドコモポイントは「プログラム年度」が設けられており、4月から翌年3月末までに獲得したポイントが「1プログラム年度」となる。1プログラム年度で獲得したポイントが翌々プログラム年度(2年後)の4月末を超えると無効になる。難しい話を抜きにすると、ポイントの有効期限は月毎でなく年度毎での算出となり、3年前から溜まった1年度分のポイントは、4月末で一気に無効になるという解釈で概ね間違いない。
そして、今回の見直しによって有効期限が1年1ヶ月延長される。つまり、これまでに比べ1年度分有効期限が延びたということだ。対象は、来年の4月末以降に無効となる予定だった「2008年度に獲得したポイント」から。また、1年1ヵ月の延長ということで今後は毎年5月末以降がポイント失効のタイミングとなる。
(2)ポイント利用用途の拡大
そもそも、溜まったドコモポイントを機種変更(買い増し)時の機種代金の支払以外に何に使えるの?といった疑問を抱くユーザーも少なくないだろう。ドコモポイントは機種代金のほかにも付属品や周辺機器などのドコモの商品、故障修理時の修理代金に利用できるほか、グルメやトラベル、リビンググッズ、ドコモオリジナル、社会貢献の各コースに用意されている商品への交換または寄付ができる。また、2,500ポイント単位でDCMX(iD)クーポンに交換して、おサイフケータイ(iD)、DCMX miniによるショッピング時に利用することもできる。
そして、今回の見直しによってさらに利用できる用途が拡大された。これまでにも発表された内容と合わせて、今後のサービス拡充の内容と開始時期は以下のようになる。
開始時期 | 用途の拡大内容 |
---|---|
2010年12月上旬予定 | iモード向け「ドコモマーケット」におけるコンテンツ取得への利用 |
2011年4月1日予定 | 「ケータイ補償 お届けサービス」の補償利用時の負担金支払いへの利用 |
2011年4月以降予定 | 「マイル」や「商品券」交換への利用(DCMX会員限定)(ドコモプレミアクラブポイント交換商品「DCMXコース」として提供) |
2010年10月1日開始 | 「DCMX(iD)クーポン」の全ドコモプレミアクラブ会員への利用対象者拡大および、プレミアステージにおける交換レートの向上 |
(3)付与ポイントの変更
2011年4月に付与されるポイント分から、ステージに応じてたまる「ドコモポイント」の付与ポイントが1ポイント引き下げとなる。ただし、プレミアステージの特典となっている「10年以上+年間2,500SP以上(20,900円/月以上)利用」の場合の「利用金額100円につき7ポイント付与」に関しては変更されない。
■ ケータイ補償 お届けサービス
ケータイ補償 お届けサービスは携帯電話本体が水濡れ、全損、紛失、盗難、破損、故障した際に5,250円/回でリフレッシュ品(交換電話機)を自宅や勤務際などに届けてくれるサービス。年間で2回までサービスを利用することが可能で、月額は315円、FOMA端末の購入日を含め14日以内の申込が必要だ。もし、何らかのトラブルに見舞われたとしても、端末購入後14日を超えてしまっていると申込自体ができないので注意が必要。また、同一機種で2年以上交換電話機のサービスを利用しなかった場合はドコモポイントが2,000ポイントプレゼントされる。掛け捨てではない保険サービスといったところだ。
今回、月額料金および補償サービス利用時における負担額の見直しが行われた。改定後の内容は2011年2月1日(火)から適用される予定となっている。2011年2月1日(火)以降、新たにケータイ補償 サービスを申し込んだ場合および、機種変更などで補償対象機種を新しい機種に変更した場合が対象となる。
サービス内容 | 現行 | 変更後 |
---|---|---|
月額料金 | 315円 | 294円 例:防水機能付きの標準機種 399円 例:スマートフォンなどの高機能機種 |
1回あたりの補償利用時の負担金 | 5,250円 | 1回目:5,250円 2回目:8,400円 |
補償利用回数の限度 | 1年間に2回まで | 1年間に2回まで |
今回のポイントプラグラムやケータイ補償 お届けサービスの一部見直しの背景には、端末の買い替えサイクルが長期化していることや、端末のライナップにおける機能格差を反映したことがうかがえる。
知らなければ随分と損をする場合もあるので、これらのサービスもしっかりチェックして端末購入時などに役立てて欲しい。
ドコモプレミアクラブ ガイドブック 2010 10-12
なお、現在店頭などで配布されている「ドコモプレミアクラブ ガイドブック 2010 10-12」では今回の変更内容は記載されていないので注意が必要だ。ドコモの公式サイトにて確認することをおすすめする。
リリース
・「ドコモプレミアクラブ/ドコモビジネスプレミアクラブ」のサービス内容を一部見直し(NTTドコモ)
記事執筆:2106bpm
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