コンパクト×低燃費を実現したフィット ハイブリッド誕生!
エコプロダクツのベンチマークとして、磐石の地位を築き上げたハイブリッドカー。先月9月に終了したエコカー補助金の煽りを受け、9月の売上は自動車メーカー各社ともに厳しい数字となっているが、まだまだエコカー需要が尽きたわけではない。
そんな中、10月8日にホンダは人気の小型車「フィット」にハイブリッド(HV)システムを搭載した新モデル「フィット ハイブリッド」を発売した。同モデルは累計国内販売台数が150万台と、ホンダの全販売車種3分の1を占めるほどの看板モデル。
同社の狙いは市場で人気のフィットにHVモデルを追加することで、エコカー補助金が終わって落ち込みが予想される新車販売にてこ入れをする目的だ。このフィット ハイブリッドは1.3リットルのガソリンエンジンにHVを採用することにより、1リットルあたり30キロの燃費向上を実現する。
「誰もが気軽に乗れるハイブリッドを実現したクルマ」というコンセプトが前面に出され、フィットの持つセンタータンクレイアウトなどはそのままに、技術は最小スペース、人員は最大スペースというホンダらしさを際立たせた1台だ。
また同社では2009年2月に190万円を切るHV「インサイト」、2010年2月にスポーツタイプのHV「CR-Z」を発売。小型車「フィット」にもHVを採用して、HVで抜群の人気を誇るトヨタ・プリウスの牙城に切り込んでいく構えを見せている。(詳しくはこちら)
販売価格はハイブリッドが159万円、ハイブリッド スマート セレクションが172万円、ハイブリッド ナビプレミアム セレクションが210万円となる予定。
■フィット ハイブリッド 1.3L i-VTEC+IMA
<主要スペック>
全長×全幅×全高(mm):3900×1525×1490
ホイールベース(mm):200 トレッド(F/R):1490 1475
車両重量:1130(kg) 乗車定員:5 駆動方式:FF
トランスミッション:無段変速オートマチック
エンジン:最高出力(kW[PS]/rpm)65[88]/5800 最大トルク(N.m[kgf-m]/rpm)121[12.3]/4500
電動機(モーター):最高出力(kW[PS]/rpm)10[14]/1500 最大トルク(N.m[kgf-m]/rpm)78[8.0]/1000
燃料消費率(km/L):30.0(10-15モード)/26.0(JC08モード)
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