打ち合わせのメモや長文メールも軽々作成!iPhoneの文字入力を劇的に速くするテクニック【知っ得!虎の巻】


情報端末として、iPhoneを手放せないというユーザーは多い。けれど、日常的な業務をPCでこなしているユーザーにとって、キーボードのないiPhoneの文字入力はもどかしく感じるだろう。
実は、iPhoneの文字入力を改善して、劇的に高速化する方法がある。これで、打ち合わせや会議のメモをiPhoneでとったり、長文メールの作成も軽々行える!

■知っ得 No.0161 iPhoneの文字入力を劇的に速くする
iPhoneには、さまざまな文字入力方法が用意されている。英字のスクリーンキーボードを表示すれば、ローマ字入力が行える。また、日本語テンキーでは、「あ」「か」「さ」「た」…のキーを連打する以外に、上下左右にフリックすることで、ひらがなを選択できる。

けれど、iPhoneの英字スクリーンキーは小さくて押しづらいし、テンキー入力は時間がかかる。そこで、今回は、ジャストシステムのiPhone向けATOKを登載する「ATOK Pad for iPhone」と、Bluetoothキーボードを試してみた。

●iPhone向けATOKの独自入力モードは超快適
iPhone向けATOKは、PCのIMEのように全ソフトで利用可能になるわけではない。今回はメモ作成アプリのATOK Pad for iPhoneだけで動作する。けれど、ATOK Pad for iPhoneで作成した文章は、メールやEvernoteに転送することが可能だ。会議のメモなどは、ここで作成して、終了と同時にEvernoteにアップロードする使い方が便利だ(画面1)。
画面1 「ATOK Pad for iPhone」は、App Storeで購入できる(1200円)。作成したメモは、メールやEvernoteに転送できる。

ATOK Pad for iPhoneでは、日本語テンキーまたは英字のQWERTYキーによる入力が可能だ。そして、特徴的なのは、独自の「ダブルトリガー」による入力方法。左手の親指でトリガーを回すと、右に該当する行の文字が表示される。右手の親指で文字をタップすれば入力完了(画面2)。両手の親指を使って、高速に文字入力することが可能だ。
画面2 ダブルトリガーなら、両手を使って高速の文字入力が可能。英字のQWERTYキーよりもキーサイズが大きいため、入力ミスも少ない。

●Bluetoothキーボードなら完全にPCと同じ感覚で文字入力できる
続いて、Bluetoothキーボードを試してみよう。アップル製キーボードを使う方法もあるが、Windows向けのキーボードも利用可能だ。ここでは、小型の「TK-FBP013」(エレコム)を使用してみた(画面3)。
画面3 小型のBluetoothキーボードなので、カバンの隙間に入れて持ち歩けばiPhoneと一緒に使いやすい。

Bluetoothは、iPhoneとペアリングすれば、すぐに使い始められる。設定画面で検出し、接続したら使い始めよう(画面4)。実際のキー入力の感覚は、PCで作業する場合と同様。入力のタイムラグも感じられない。これなら、打ち合わせや会議中に、手早くメモを作成することも、まったく問題なく行える。
画面4 iPhoneの「設定」→「一般」→「Bluetooth」を選択し、キーボードの電源をオンに。検出されたら接続して使い始めよう。

なお、ATOK Pad for iPhoneはBluetoothキーボードとの組み合わせで使用できないとの公式発表になっているが、「TK-FBP013」で試してみたところ可能だった。ただし、「日本語ローマ」字入力モードでは使えない。「English」入力モードに切り替える必要がある。ちなみに、Windowsキーボードの場合、「Windows」キー+「スペースキー」で入力モードを切り替えられる(画面5)。
画面5 キーボードで「Windows」キー+「スペースキー」を押して、入力モードを切り替える。

電車などで移動中なら、ATOK Pad for iPhoneを利用することで、手早く快適にメールの文字入力が行える。打ち合わせや会議のメモ取りなら、iPhoneと小型のBluetoothキーボードを持ち歩けば十分に対応できる。ノートPCのアプリを動かすことが必要な場面以外は、iPhone+Bluetoothキーボードさえ手に取れば、これまでよりずいぶん身軽に動けるようになる。

編集部:池田利夫+岡本奈知子(ジャムハウス)
制作編集:エヌプラス
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