FirefoxのブックマークやタブをiPhoneで持ち歩く！「Firefox Home」【iPhoneアプリ】

Firefoxの同期機能「Firefox Sync」

iPhoneの「Firefox Home」アプリでブックマークやタブを参照できる機能は、複数のブラウザでデータを同期できるFirefoxの機能「Firefox Sync」を利用しています。「Firefox Sync」は、Firefox3.5および3.6にFirefox Syncプラグインをインストールすることで利用できます。Firefoxの次期バージョン「Firefox 4.0」ではこの同期機能がブラウザ本体に統合される予定です。

【Firefox 3.6にFirefox Syncアドオンをインストール】

【Firefox 4.0には同期機能が統合されている（画面はベータ版）】

FirefoxのブックマークやタブをiPhoneで見る

「Firefox Sync」でPCやMacのFirefoxからデータを同期させれば、ブックマークや開いていたタブをiPhoneのFirefox Homeで見ることが出来ます。ブックマークは順番やフォルダ階層もiPhoneで正しく反映され、タブについては、どのパソコンで開いていたものかも知ることができます。

【Firefox Homeでのブックマーク表示。順番もきちんと反映】

【タブ表示はパソコンごとに表示される】

特に便利さを感じるのは「検索」機能で、ここではキーワード入力でブックマークとタブの他、過去に見たページを履歴から検索することが出来ます。「あれあの情報、どのページで見たんだっけ？」という時にあなたを助けてくれることでしょう。

【キーワードでブックマーク、タブ、履歴を一括検索】

ブックマークやタブ、検索結果のWebページは、Firefox Homeのアプリ内で表示することが出来ます。ブラウザとしての振る舞いはFirefoxではなく、iPhone標準のSafariブラウザに準じます。Webページの内容をクイックに確認するというFirefox Homeの利用シーンを考えれば、ブラウザエンジンの違いが問題になることは少ないでしょう。

【Firefox HomeでのWeb表示はiPhoneのSafariと同じ】

Firefoxの良きパートナーとして

Firefoxをメインのブラウザにしている人は「Firefox Home」を利用することで、自分がブラウザの上で行ったさまざまな振る舞いをまるごとiPhoneで持ち歩くことが可能になります。同期機能はFirefoxの次期バージョンで標準機能になるので、少しだけ次世代を先取りする意味で「Firefox Home」を使ってみるのもよさそうです。