3Dレンズが登場!写真も動画も3D対応デジ一眼「LUMIX DMC-GH2」


3D映画から始まって家庭用3Dテレビ、3Dブルーレイレコーダーと、3D元年と言われる2010年、パナソニックは国内3Dテレビ市場を50万台+アルファと予測している。そんなパナソニックは、2010年7月28日に行われたビデオカメラ用3Dコンバージョンレンズ「VW-CLT1」発表時に、その触りだけを紹介していたLUMIX用3Dレンズ「H-FT012」をついに10月29日に発表することを明らかにした。

H-FT012は、フォーサーズシステムの拡張規格であるマイクロフォーサーズシステムに準拠した交換レンズだ。
レンズマウント内に2つの光学系を搭載し、左右のレンズで視野を変えた画像を構成して3D画像処理できるようになっている。左右の画像を同時に撮影することで、素早く動いている被写体に対して歪みがないことが特徴となる。

同社では、あわせて広角14mm(35mm判換算28mm)のパンケーキレンズ「H-H014」、100mmから300mm(35mm換算200mmから600mm)まで撮影可能な超望遠レンズ「H-FS100300」も投入し、マイクロフォーサーズシステム対応レンズを計10本まで増やした。

パナソニックでは、H-FT012の発売に合わせてマイクロフォーサーズマウントのレンズ交換式デジタル一眼カメラ「DMC-GH2」を10月29日に発売する。H-FT012を装着することで、3D静止画が撮影できるうえ、撮影したSDカードを3Dビエラに差すことで大画面で3D写真が楽しめるようになるのだ。

「DMC-GH2」は、新開発の「有効画素1605万画素 マルチアスペクト対応高速LIVE MOS センサー」「新超解像・超高感度・AVCHD対応 VenusエンジンFHD」を搭載。一瞬のシャッターチャンスを逃さない約0.1秒AF、顔認識、追尾AFなど多彩なAF設定にも対応し、高画質と高速撮影を実現している。

また、AVCHD対応の1920×1080フルハイビジョン撮影に対応し、60コマ/秒で出力でき、ドルビーデジタルステレオクリエーター方式を採用したステレオマイクによる臨場感ある音声を記録することができる。

LUMIX用3Dレンズ「H-FT012」と「DMC-GH2」を組み合わせることで、静止画・動画を問わずに、3D撮影に対応できるようになったわけだ。

●H-FT012の主な特徴
・焦点距離:12.5mm(35mm判換算 65mm)※DMC-GH2で画像縦横比16:9設定時
・開放絞り:F12(固定)
・最小絞り:F12(固定)
・撮影距離範囲:0.6m〜∞(撮像面より):フォーカス方式(固定)
・最大径×長さ:φ57mm×約20.5mm
・重量:約45g

●DMC-GH2の主な特徴
・3Dレンズを装着することで3D静止画撮影を実現
・約0.1秒AF実現
・センサー出力60コマ/秒(1920×1080/60i)、高画質AVCHDフルハイビジョン動画撮影を実現
・有効画素数:1605万画素
・撮像素子:マルチアスペクト Live MOS 4/3型、総画素数 1831万画素
・静止画最大:4608×3456ドット
・最大ISO感度:12800
・シャッタースピード:静止画60〜1/4000秒、動画1/30〜1/16000秒
・液晶モニター:3.0型(横縦比3:2、46万ドット)
・対応記録メディア:SDXC、SDHC、SD
・サイズ:124×89.6×75.8mm(突起部を除く)
・重量:約392g(ボディのみ)

パナソニック

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