あらゆるデザインワークに対応！「CorelDRAW Graphics Suite X5」を発表

2010/08/18 20:00

コーレルは2010年8月18日、都内青山ダイヤモンドホールにおいて、報道関係者向けにクリエイティブなデザイン制作のための総合グラフィックソフト「CorelDRAW Graphics Suite X5」の発表会を開催した。

「CorelDRAW Graphics Suite X5」は、工業デザインなどの業務用や教育用グラフィックスソフトとして、幅広く活用されているCorelDRAWをさらにパワーアップした製品であり、9月10日より発売を開始する。
価格は、通常版が5万7,540円（税込み）。

■スモールビジネスにフォーカスしたい - コーレル堺社長
発表会は、コーレル代表取締役社長堺和夫氏の挨拶から始まった。
堺社長は、「おかげさまで、コーレルは25周年を迎えました。その中で、我々は大きく3つの製品があります。写真や動画の編集、プレイヤー、それから今日発表させていただくドロー系です。今日は、ドロー系の中のCorelDRAWの新製品を発表します。」と、新製品がCorelDRAWであることを明らかにした。

コーレル代表取締役社長堺和夫氏

引き続き、堺社長は、「我々といたしましては、エデュケーションのマーケット。それからスモールビジネスにフォーカスして、プロモーションして行きたいと思っております。」と、同社における製品戦略を語った。

■作業時間が短縮できる統合パッケージ
「CorelDRAW Graphics Suite X5」は、イラスト制作、レイアウト、トレース、Webグラフィックス、写真編集など、あらゆるデザインワークに対応。作業の効率化とクオリティアップを実現する、統合デザインパッケージとなっている。

新たに追加された「Corel CONNECT」を使用すると、パソコン内の素材や付属コンテンツからグラフィック、テンプレート、フォント、イメージを素早く検索して、作業時間を短縮することができる。CorelDRAW内にドッキングウィンドウとして表示することもでき、収集したコンテンツをすぐに使用可能だ。

また、新しいカラーマネジメントエンジンは、色の精度が向上した。Adobe CMMやMicrosoft WCSなど、数多くのカラープロファイリングに対応し、画面上でシミュレートすることも可能だ。