簡単だけれど奥が深いシンプル二足歩行ロボット「RB300」【真ロボット伝説】


「RB300」は二足歩行ロボットとしては最小クラスとなる3軸構成のロボットだ。3軸構成というのは、駆動に用いるモータの数が3つだけということであり、「RB300」はシンプルな構造ながら、奥が深い、お得なロボットでもあるのだ。

「RB300」と似たシンプルロボットに「ロボQ」があるが、こちらは左右の足に1つずつの駆動系を持つため、2軸構成といえる。しかし同じ二足歩行でも「ロボQ」は足が地面から離れない「すり足歩行」であるのに比べ、RB300は、左右の足に加えて上半身を傾ける軸を持たせることで、シンプルな構成ながら足が地面から離れる「足上げ歩行」を実現している点が大きな違いだ。

実際にRB300を使って、2台で相撲をさせている動画を用意した。青色のRB300と、相手は同じ構造を持つ「Robovie-i」だ。RB300のコミカルな動きがお分かりいただけるかと思う。


動画:RB300の相撲
RB300の相撲ムービー

■子供でも安全!単三乾電池で動くRB300
RB300は、二足歩行ロボットとしては珍しく、電源として単三乾電池を4本使用する。電池を簡単に入手できるだけでなく、比較的低い電圧でサーボモータを駆動させることができるので、ロボットが動作している際に指を挟むといった危険を大幅に減らしているのだ。このあたりも3軸構成と小型ボディの利点を生かしたものであるといえる。
RB300であれば、小さな子供でも安心してロボットに触れられるだろう。

RB300はそのシンプルな構成により、大変組み立てやすいキットとなっている。RB2000のような本格派ロボットに手を出すのはちょっと… とお考えの方でも、無理なく取り組んでいただける。また、RB300の魅力はそれだけではない。ロボットに必要なパーツ類を、格安で手に入れられるパッケージ品といえるのだ。

■RB300のパーツは、どれも一級品
たとえば、RB300で使われているロボット用CPUボード「VS-RC003」は、ロボカップで世界制覇を5年連続で成し遂げた「VisiONシリーズ」にも採用されている、高性能マイコンボードである。

VS-RC003は、30個のサーボモータや各種の拡張センサを集中管理できるのだが、RB300では、たった3個のサーボモータを駆動させるためだけに使われているのだ。

また、RB300での稼働軸に用いられているサーボモータ「RBS581」は、RB2000などの二足歩行ロボットで使われているサーボモータと全く同じ性能を持っている。トップケースの形状だけはRB300専用となっているが、このトップケースさえ別売のものと交換すれば、RB2000の補修パーツとして利用できるだけでなく、自作ロボットの駆動用サーボモータとしても使用が可能なのだ。もちろん、自作ロボットの場合であれば、トップケースの交換をせずにそのまま使うこともあるだろう。さらに、細かい点を挙げると、RB300のリモコン差し込み口に用いられているパーツも汎用性が高いもので、前述のロボット用CPUボードVS-RC003を採用しているロボットに、そのまま使うことができるのだ。

つまり、RB300はシンプルな構成にも関わらず、本格的二足歩行ロボットと何ら変わらないパーツで作られており、各種の部品をまとめて格安で手に入れる手段ともなっている。

CPUボード1個とサーボモータ3個をそれぞれ購入すると定価で34,650円という額になるが、同じパーツの入ったRB300をインターネット「ロボットショップ」では、14,700円で購入できるというわけだ。約2万円も割安なのだ。

■「はじめてのロボット工学」と「RB300」でロボットを深く理解する
RB300と合わせてお使いいただけるのが、「はじめてのロボット工学」というロボットの入門書だ。
ロボットの歴史の紹介から、現代のロボットの構成を解説、実際にロボットを組み立てるところまでを網羅した、まさにロボット工学入門の決定版といえる内容だ。
この入門書において、組み立てのサンプルとして用いられているのがRB300と全く同じ構造を持つ「Robovie-i」というロボットだ。

このRobovie-iとRB300とは、発売しているメーカーが異なるだけで、構造は全く同じという特長がある。CPUボードのメーカーであるヴイストンから発売されているのがRobovie-iで、サーボモータのメーカーであるJR PROPOから発売されているのがRB300というわけだ。つまり、この「はじめてのロボット工学」とRB300とを揃えれば、ロボットの入門編としての組み立て工程もバッチリ理解できるのだ。

ヴイストンが直営するロボット専門店「ロボットショップ」では、「RB300」と「はじめてのロボット工学」とのセット品も販売されているので、チェックしてみて欲しい。

ロボットのことならなんでもヴイストン ロボットセンター
No1の品揃えロボットショップ

ヴイストン真ロボット伝説の記事をもっとみる
世界最小クラスや組み立て済みスーパー二足歩行ロボまで全員集合
奇々怪々!頭上で重心バランスをとる不思議ちゃんロボット
フラワーロック復活!iPhoneとコラボ?GWはロボット三昧
ロボットでスキルアップ!初めてでもできるロボットプログラム
秘密基地か!アルミ部品の切り出しや製造もやる

共有する

はてなブックマークに追加

関連記事

【ケータイラボ】無線LAN内蔵!フルキーボード搭載ビジネスケータイ「X01NK/Nokia E61」

「X01NK/Nokia E61」は、無線LAN内蔵でフルキーボードを搭載したノキア製の法人専用ビジネスケータイ。発売時期は3月下旬以降を予定し、価格はオープンプライス。「X01NK/Nokia E61」は、ストレートタイプの本体に、無線LAN機能を内蔵…

【ケータイラボ】シンプルなスリムケータイ「706N」

「706N」は、輝度を高めた高級感あふれるミラー仕上げのボディーと艶やかなカラーを実現した、NEC製のシンプルケータイ。発売時期は、3月上旬以降を予定し、価格はオープンプライス。「706N」は、デザイン性と押しやすさを両立させたフ…

【アキバ物欲】″弘法は筆を選ぶ?″できるユーザーこそ、キーボードとマウスにこだわる

パソコンの一番身近な周辺機器といえば、キーボードとマウス。日常的に使うデバイスということもあり、こだわりを持っている人も多い。キーボードやマウスを購入する人は、製品のどこを見て購入を決めているのだろうか。また、キーボー…

【大人の物欲 工作】電脳ブロックでロボットを作る!「レゴ・マインドストーム NXT」

工作特集も今回で3回目。子供から大人まで楽しめる電脳ブロック「レゴ・マインドストーム NXT」を紹介しよう。■"レゴ・マインドストーム NXT"はレゴじゃないの?"レゴ・マインドストーム NXT"は、コンピューターが内蔵されたレゴ・ブロ…

【大人の物欲 工作】アクロバットプレイを制御せよ!トリッキーなアクションロボット「トルネーダー」

第4回となる今回は、赤外線でリモコン操作できるアクロバットロボット"トルネーダー"を紹介しよう。■"トルネーダー"って、なに?"トルネーダー"は、赤外線リモコンで動きを操作するロボットキット。 高速でのスピン・ターン、片輪走行…