デジタル維新到来!自宅でアバター3D体験、そして究極の映像革命へ【Win7パソコン頂上への挑戦】


ちまたでは幕末維新や龍馬ブームで盛り上がっているが、デジタル業界もまさに維新到来といった様相を呈しつつある事をご存知だろうか。とりわけ組み立てパソコン(BTOパソコン)の業界においては、これまでにない新技術の波が押し寄せている。

数ある新技術の中でもとくに注目株は、インテルの最強最速プロセッサー「インテル Core i7-980X プロセッサー エクストリーム・エディション(Core i7-980X)」と、nVIDIAの3Dシステム「3D VISION」の2つだろう。そこで今回は、これらの最新技術を盛り込んだBTOパソコンについてフォーカスしてみた。

■最強最速のBTOパソコンが登場
インテルのハイエンドプロセッサー「Core i7-980X」は、評価も販売状況も好調だ。不況の中でも、秋葉原では実売価格10万円を越える「Core i7-980X」が飛ぶように売れている。入荷数が少ないため、店舗によっては抽選で販売されえているほどだ。

「Core i7-980X」がこれほどまでに人気の秘密は、やはり従来とは一線を画する性能の高さにあると言えるだろう。とくに高度な処理を必要とする映像編集においては、高性能なプロセッサーとマシンは通常のパソコンに比べて凄まじいほどの威力を発揮する。VSPECのBTOパソコンのような高性能なパソコンが求められるわけだ。

「Core i7-980X」は、32nmプロセスによる初めて6コアのデスクトップパソコン向け製品であり、インテル ハイパースレッディング・テクノロジーに対応することから、12スレッドを実現することができる。Windows タスク マネージャーのCPU使用率の履歴を見れば一目瞭然だが、12本のタスクを一度に実行することができるわけだ。

Windows タスク マネージャーを見ると、12本のタスクを確認することができる

「Core i7-980X」の高性能なパフォーマンスは、映像のエンコードでは特に威力を発揮する。
試しに、ファイルサイズが536メガバイト(再生時間が8分16秒)のフルハイビジョンのMP4の動画をAVIに変換してみたところ、同クロックのCore i7 920に比べて1.2倍、Pentium DualCoreに至っては約1.6倍も高速な結果を得た。ファイルサイズが大きい動画や、複数の動画を一度に変換する場合には、エンコード時間の差はさらに顕著に表れるだろう。
動画ファイルのエンコード時間

テスト環境
ファイルサイズ:536メガバイト(再生時間 8分16秒)
動画の種類:フルハイビジョンの動画
エンコード:MP4からAVIへの変換
変換ソフト:Edius PRO5 VER5.5

■自宅でアバター体験!最新のBTOパソコンで3D世界を堪能
リアルな3Dの映像で話題となった映画「アバター」のDVDとBlu-rayが発売されたが、パソコンの世界においても3D機器が続々と登場している。

nVIDIAの3Dシステム「3D VISION」は、自宅のパソコンで3D映像を実現するためのシステムだ。3D VISIONに対応したディスプレイ(モニター)とグラフィックスカードを用意すれば、臨場感あふれる3D映像を自宅でも手軽に楽しむことができるのだ。
VSPEC「3D VISION搭載BTOパソコン」

3DについてはnVIDIAだけのように思われがちだが、AMDのRARDEONでも3Dを楽しみたいという声が多く、ついにZALMANよりAMDのRARDEONでも3Dを体験ができるモニターが登場した。
実際に、ZALMANのモニターで3D映像を体験してみたが、あたかも現実世界のようなカーチェイスを実感できた。
nVIDIAの3Dシステム「3D VISION」によるカーチェイス

「3D VISION」のリアルな3Dの世界を体験するためには、3D対応のハードウェア以外に3D対応したソフトウェアが必要となるが、2D映像を3D映像へ変換するソフトも登場している。

Cyberlinkの「Power DVD」の最新版「PowerDVD 10」では、特殊なフィルター処理を施すことにより既存の2D映像を3D映像に変換する新機能「TurueTheater 3D」を搭載している。この「PowerDVD 10」を使えば、手持ちのDVDソフトが3D映像で見られるわけだ。
「PowerDVD 10」の画面

2010年は3D元年と言われるほど、壮大なデジタル革命の波が押し寄せてきている。VSPECのBTOパソコンで、リアルな3D映像を一足先に体験してみては如何だろうか。

■オリジナルパソコンの老舗「VSPEC」
最強のカスタマイズとサポートを提供するパソコンショップ。今春より PC設置サービスを開始予定。近日中に、Windows 7環境でのXPモードを簡単に設定できる自社開発ソフトウェアを無償配布の予定。現在、ノートパソコン購入者を対象に、50人に1人が無料となるキャンペーンも展開中。

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