効果的なiPhoneアプリのプロモーション10ヶ条【iPhoneでチャンス掴め】


iPhoneアプリのアップストアでは、毎日次々とアプリが公開されています。特に広告枠があるわけではなく、マーケティングコントロールができない世界でもあります。

良いものを作りさえすれば、必ずしも売れるというわけでもありません。確実な方法論・ビジネスルールが存在していないともいわれます。ここが、i-modeビジネスのプレイヤーにとって、iPhoneビジネス参入を踏みとどまるポイントともいわれてきました。

しかしながら、全く手だてがないかといいますと、そうでもありません。
今回は、iPhoneアプリを成功させるために重要といわれるプロモーションのキーポイントを取り上げてみましょう。


1.クチコミをいかに誘発するか?
友達からのオススメでアプリをダウンロードしたという経験は、iPhone利用者のほとんどの方が体験しているかと思います。逆をいえば、利用者にとってもクチコミが大きな便りになっているわけです。

となれば、アプリがクチコミを誘発するような設計になっているのか、アップストアのアプリ紹介文は利用シーンを想起させるようになっているか、ここがポイントになります。今一度、アプリをチェックしてみましょう。

最初のクチコミは、一番近い存在であるあなたの友人たちへの紹介です。あなた自身がオススメできないものは、誰もほかの人にススメてくれません。自身と勇気を持って、どんどんメールやブログなどで紹介するべきです。

アップストアのレビューだけでなく、RainbowAppsなどのアプリレビューサイトなどで、「いいアプリだったらレビューを書いてね」と言い添えるなどすれば、書いてくれる人も増えるでしょう。
そこほか、メールのフッターに自作アプリの紹介をする、自作アプリ紹介のウェブページを作っておくなどの対策をしておきましょう。


2.世界展開のソーシャルネットワークを活用しよう
FaceBookやTwitterに登録していないならば、登録しておきましょう。登録したら、iPhone関連に携わっていそうな方をフォローして、自分をフォローしてもらいましょう。

あなたの友人のメールアドレス数といっても、そうそう多くはないでしょう。Twitterなどを利用すれば、メールより遙かに多くにユーザにアピールできるわけです。Twitterだったら1000フォローくらいを目指しましょう。


3.YouTubeの動画を録っておこう
YouTubeから人気が出たアプリはたくさんあります。「美女が鼻でオカリナを吹いている」とか、「一人で音楽をひきこなす」など、動画自体が面白ければ、そのアプリの存在はネット世界ですぐに広まります。
「いいアプリだぞ」という前に、「見ておもしろいぞ」という動画を録ることを心がけましょう。


4.世界中のブログやニュースサイトに取り上げられよう
感度の高いiPhoneユーザがチェックしているGizmodoやTechCrunchなどのサイトで、あなたのアプリが取り上げられるとダウンロード数は飛躍的に伸びます。こういったサイトでどういうアプリが取り上げられやすいか、常に見て置きましょう。アップストアでの紹介文の作り方で参考にもなりますし、今後、どういうアプリを作っていくべきか、拡張機能を設けるべきかなども見えてきます。


5.プレスリリースはこまめに
アプリを公開したら、プレスリリースは必ず打ちましょう。
ニュース媒体は常に情報を求めていますが、も記者は毎日忙しいので、あなたのアプリをわざわざ探して見つけてはくれません。ここはプッシュあるのみです。最近は Cnet JapanやITmediaなどのネットメディアだけでなく、雑誌や新聞にもiPhoneアプリが記事になっています。どんどんPRをしていきましょう。


6.アップストア内検索を試してみよう
ユーザがアプリを購入に元の情報は、クチコミ(直リンク、アプリ名検索)、広告、アップストアのオススメやランキングコーナー、そしてキーワード検索になります。

なかでもキーワード検索をするケースは、利用シーンや目的がはっきりしていますので、ここだけは取りこぼさないように注意する必要があります。どのようなキーワードから自分にアプリにたどり着くかをよく研究しましょう。そしてそのキーワード使ってアプリのキーワード設定や紹介文を作成しましょう。


通常のインターネット検索と同様に、利用者は複数のアプリを吟味します。
機能に対して値段が妥当か、他のアプリよりも魅力的な紹介文になっているか、
こまめにチェックしましょう。


7.上位ランキング25位以内に入ったらやるべきこと
ランキング内と圏外では、アプリのダウンロード数は数十倍の差がつきます。
一度ランキングに入ったら上昇あるのみです。ランクを上げるような努力や対策をとるべきときです。

ここでよく行われるのが、期間限定値引きキャンペーン。「今ならお得感」を出します。
ランキングが上げって最高位に近づいたときに値上げとなれば、利益面でも最大化します。
逆に、下がって来てランキングを出そうなときも、期間限定値下げで踏みとどまることができます。

ただし、値段を不当に上げたり下げたりしますと、ユーザに対して不信感を植えつけますので、
上がり調子のときと、下がり調子のときに、1回ずつ期間限定キャンペーンを行うのがいいでしょう。


8.広告は効くのか
admobのなどのiPhoneアプリ向け広告は、ランキングインを見越しての特需を狙うときに、あと一押しをさせるという効果があります。ただしクリック課金がメインとなりますので、ギャンブルに近い投資となります。
ランキングインをしなければ全く意味のない投資となってしまいます。

一般的によく行われているのは、広告で無料アプリをダウンロードさせて、徐々に有料アプリに誘導するという方法。この方法で難しいのが、無料アプリで十分楽しんでしまったユーザが有料に移行してくれないという点です。
アプリによほどの中毒性や、ワンショット以外の継続課金のしくみがない限り、広告を使う方法はリスクが高いといるでしょう。現状では広告流入元は、無料アプリを楽しんでいるユーザ層ですので、有料化へのハードルが高いというわけです。


9.いっそのことAppleに紹介されてしまおう
Apple社は、iPhoneを使うにふさわしいアプリをどんどん紹介します。それが「個人の嗜好にカスタマイズできる」というiPhoneの持つ魅力だからです。
TVCMに取り上げられるなど、アップストアのオススメに載れば、軒並み上位ランキングに食い込みます。
Apple社に取り上げられそうなアプリを狙って作るというのも戦略の1つです。


10.アプリがアプリを呼ぶ連鎖
iPhone のアプリは、シンプルな機能のものが主流です。あなたのアプリも機能を絞っていれば、そのアプリの利用者層は、ある程度限定されているはずです。そして、あなたに次回作のアプリのターゲットが、現在の利用者層と同じであれば、利用者たちがあなたの次回アプリもダウンロードしようとする機会は、多くなります。

i-modeサイトにおいて「占い」や「デコメ」、「恋愛ゲーム」など、カテゴリーに特化して多くのサイトをプロデュースした企業が勝ち残っているように、iPhoneアプリもターゲットにセグメントされたアプリを徹底して開発すべきでしょう。そして各アプリに紹介ページを1つ用意しておけば、タダで効果のある広告を出していると同じ成果を上げることができます。


これらのプロモーション手法に共通していることは、自分がコントロールできない「誰かの一押し」が必要であるということです。あなたのアプリを一押ししてくれた人は、あなたやあなたの制作活動になんらかのブランドを感じています。

あなたのブランドに一番早く気づいてくれるのが、あなたの近くにいる友人です。
まずやるべきことは、身近にいるつながりのある人とコンタクトをとり、ネットワークを作ることです。

あなたのアプリを全く知らない人から見れば、あなたのアプリは、ただの「クズアプリ」ですが、誰かが評価・一押しされれば、興味を引くアプリ>便利なアプリ>好きなアプリとなっていきます。
そうした個々のユーザがつながっていって、大きな人気・評価になるのです。

iPhoenアプリのプロモーション。
それは、開発仲間でも、飲み仲間でも、Twitter仲間でもいいのです。あなたのアプリを紹介できる仲間作りからスタートするのです。


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