ライフスタイルを変革!インテルの新プロセッサが明らかに


インテル株式会社は2010年1月25日、都内 品川プリンスホテル アネックスタワー 5F「プリンスホール」において、「インテル・フォーラム 2010」を開催した。

フォーラムには、約500名の業界関係者が参加。PCメーカー約20社が新2010 インテル Core プロセッサー・ファミリー搭載のパソコン約50機種を出展し、先進的な機能のデモなどを行った。

■ライフスタイルを変革し続ける - インテル 吉田社長
インテル社 代表取締役社長 吉田和正氏は、基調講演において、新2010 インテル Core プロセッサー・ファミリーとその革新的な技術について紹介するとともに、同製品搭載の最新PCによるコンピューティング環境が、人々のライフスタイルを今後も変革し続けると講演した。

新2010 インテル Core プロセッサー・ファミリーは、インテルの画期的な32nm(ナノメートル)プロセス技術により製造されている。今回のプロセッサー・ファミリーは、高品質(HD)なグラフィックス機能を内部に統合するなど、
かつてない集積化と高性能を実現し、あらゆる価格帯のノートブックPCやデスクトップPCに向けて提供されている。

■Core i5は最大2倍の性能を達成
現在、個人のデジタルライフは、よりいっそう多様化が進んでいる。ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を中心とした、新しいコミュニケーション・スタイルの登場、オンライン・バンキングや電子切符の普及など、インターネットを媒介とした多様な楽しみ方、利便性が、社会インフラの中に取り込まれてきている。

例えば、消費者はPCを使って、音楽や写真・動画などのコンテンツを利用、編集、管理し、それをSNS上で共有するような利用形態が急激に拡大している。さらに、扱うコンテンツのHD化に伴い、処理するデータ量は急速に増大しており、高性能な一人一台の「パーソナル」PCを保有したいと考えるユーザー・ニーズは拡大しつつある。

新2010 インテル Core プロセッサー・ファミリーは、音楽、ゲーム、HDコンテンツの視聴、動画編集など、利用頻度の高いアプリケーションにおいて、単なる性能向上だけでない、効率的でスマートなコンピューティングを実現する。

特に、新しいインテルCore i7プロセッサーとインテルCore i5プロセッサーは、インテルターボ・ブースト・テクノロジーを搭載。このテクノロジーは、ユーザーのニーズに合わせて、必要に応じて自動的に処理速度を向上させ、必要がないときは優れた電力効率を維持する。

また、すべての新プロセッサーに搭載されたインテルハイパー・スレッティング・テクノロジーは、1つのコアで複数のスレッドを実行することにより高度なマルチタスク機能を提供する。

新2010 インテル Core プロセッサー・ファミリーは、これらの革新的な機能と、業界をリードする電力効率とを併せ持つことで、卓越した応答性と優れた性能を実現する。例えば、インテルCore i5プロセッサーは既存のPCに比べて最大2倍の性能を達成している。

■ITインフラを如何に活かすか
インテル・フォーラム 2010の講演では、慶応義塾大学大学院政策・メディア研究科の金子郁容教授が登壇し、
「日本は、ITインフラが諸外国に比べ十分に整っています。次は、それをいかに活用するかが最大の課題です。
ITの利活用の向上により、人々の生活を豊かにし、ライフスタイルを充実させるためには、新たな機能・性能を備えたPCが果たす役割は重要であり、新しい社会への転換に向けて必要不可欠です」と、新たな機能・性能を備えたPCの必要性を述べた。

このようなITインフラのなかでも、ワイヤレス・ブロードバンド接続への期待は非常に高まっている。特に昨年よりサービスが開始されたWiMAXは、その先進性から注目を集めている。

PCユーザーがWiMAXを利用してインターネットへ接続する場合、その最大の特徴である数十メガ・ビット/秒という高速な通信速度はもちろん、PCを立ち上げるとすぐにインターネットに接続されるという利便性も大きな魅力だ。

今後のWiMAXサービスの拡大について、UQコミュニケーションズ株式会社代表取締役社長の田中孝司氏は
「UQWiMAX の屋外基地局開局数は、5000局に達しました。また、本日、UQコミュニケーションズは、UQWiMAXの屋内向けレピーターの包括免許を総務省より取得いたしました。これにより、屋内でのWiMAXサービスの利用に弾みがつきます。モバイルでのPC利用がさらに拡大し、お客様の利便性の向上に貢献すると期待しています」と、同社の展開を述べた。

インテルは今後、技術革新を通じて人々の生活を豊かにする取り組みを支援し、新2010 インテル Core プロセッサー・ファミリーをはじめとした最新の技術を提供するとともに、日本のIT/通信業界と協力し、ライフスタイルの変革を推進していくとしている。

「新 2010 インテル Core プロセッサー・ファミリー」製品情報
インテル株式会社

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