不要な情報を消去!高速化支援アプリでPCが快適に【知っ得!虎の巻】


パソコンを使用していると、インターネット閲覧やシステムの一時ファイルなど、さまざまな不要ファイルが蓄積される。また、プログラムの追加や削除をするうちに、レジストリ内に不要な項目が残っていく。そのままにしておくと、パソコンの動作が遅くなったり、不調になることもあるが、その都度自分で判断して削除するのは難しい。不要ファイルや不要情報をまとめて削除してくれるソフトを利用しよう。

■知っ得 No.0125 「CCleaner」で不要情報を消去する
今回紹介する「CCleaner」は、不要なファイル、データを削除したり、レジストリをクリーンアップすることができるフリーソフトだ。自動的に不要なものを判断してくれるし、自分で項目のオン/オフもできる。

●「CCleaner」をインストールする
CCleanerのサイト(http://www.ccleaner.com/)にアクセスし、「Download CCleaner now...」をクリックし(画面1)、次の画面で「Alternative Download」をクリックする。ダウンロードしたexeファイルをダブルクリックすればインストールが開始される。最初に表示される言語を選択する画面で「Japanese」を選択すれば、以降は日本語で表示されるので、インストールも安心だ。
画面1 [Download CCleaner now...]をクリックする。

●「CCleaner」を使ってパソコンをきれいにする
デスクトップに作成されたショートカットをダブルクリックすれば、CCleanerが起動する。まずは不要なファイルを削除してみよう。画面左側の[クリーナー]をクリックし、[ウィンドウズ][アプリケーション]タブで対象とする項目を選択し、[解析]をクリックすれば、不要なファイルのリストと、削除したらどのくらい空きができるのかが表示される(画面2)。
削除対象の項目は、チェックボックスのオン/オフで設定できる。Internet Explorerの履歴やクッキーは、削除すると不便になる場合もあるので、必要に応じて設定しよう。エクスプローラの最近使ったファイルの履歴、ごみ箱や一時ファイルなどはもちろん、「Adobe Reader 8.0」「Paint Shop Pro 8.0」「Windows Media Player」「Adobe Flash Player」といったアプリケーションの履歴や実行ログの削除まで行える。
[クリーンアップ開始]をクリックすれば、リスト表示されたファイルが削除されるというわけだ。
画面2 不要なファイルがリスト表示される。[クリーンアップ開始]をクリックすればファイルが削除される。

次にレジストリをクリーンアップしてみよう。画面左側の[レジストリ]をクリックし、項目を選択したら[問題点をスキャン]をクリックする。スキャンが完了すると問題点がリスト表示されるので、[問題点を解決]をクリックする(画面3)。レジストリのバックアップをとるかどうかメッセージが表示されるので、万が一の時のために[はい]をクリックしてバックアップをとっておこう。
画面3 問題点がリスト表示される。[問題点を解決]をクリックする。

問題点について1つ1つ情報が表示されるので、確認しながら削除したい場合は[これを解決]を、リスト表示された問題点を一気に削除したい場合は[選択したすべてを解決]をクリックする(画面4)。
画面4 問題点を1つ1つ解決するか、一気に解決するかを選択する。

最後に不要なアプリケーションをアンインストールしたり、スタートアップから余分なアプリケーションを削除してみよう。画面左側の[ツール]をクリックする。[インストール情報]をクリックすると、現在パソコンにインストールされているアプリケーションが一覧表示されるので、不要なものがあれば、選択して[アンインストール]をクリックすればよい(画面5)。
画面5 一覧から不要なアプリケーションを選択して[アンインストール]をクリックすればアンインストールできる。

[スタートアップ]をクリックすると、自動起動するよう登録されているプログラムの一覧が表示される。それぞれ有効/無効を設定できるので、不要なものがあれば、無効に設定しておこう(画面6)。
画面6 スタートアップの有効/無効の設定も可能だ。

以上見てきたように、CCleanerを使ったクリーンアップの操作は実に簡単。さらに、オプションでは、パソコンを起動した時に自動的にクリーンアップを実行させたり、ごみ箱を右クリックして表示されるメニューからCCleanerを実行できるようにすることもできるので、必要に応じて設定してみてはどうだろうか。

編集部:池田利夫+岡本奈知子(ジャムハウス)
制作編集:エヌプラス
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