シャッターを押すだけで感動が手に入る! キヤノンPowerShot S90
だが、長年に渡って蓄積した人々のテクニックや経験を、カメラ自身が身につけてしまった――、そう言っても過言ではない注目のコンパクトデジタルカメラが登場した。キヤノン「PowerShot S90」だ。
胸ポケットの中や手のひらに収まるほどのコンパクトなボディに、長年プロに信頼されてきたキヤノンのカメラと撮影に対するこだわりとノウハウがぎっしり詰め込まれた賢いカメラなのだ。
PowerShot S90の大きな特徴は、面倒な設定をしなくても感動する写真が簡単に撮れるところだ。つまり、我々が自然に目を調節して感動的な景色を見ているように、PowerShot S90が我々にかわって匠のワザを駆使して見ている感動を写真にしてくれるのだ。
PowerShot S90の賢さを実体験するため、さっそく街に出て写真を撮ってみた。
■感動が撮れるPowerShot S90
景色には、一瞬たりとも同じシーンはない。1日でも朝・昼・晩と全く異なるシチュエーションがそこにはあるからだ。
■空気感と細部まで撮れる感動
日差しが十分に降り注ぐ日中は、ダイナミック写真が撮れるシーンでもある。冬の澄んだ青い空と樹木のある風景は、見ているだけでも心に響く。そんなシーンもPowerShot S90のシャッターを押すだけできれいに撮れてしまった。新搭載の高感度センサーと映像エンジンDIGIC 4が連携したデュアルクリアシステムが、空の青さも樹木の細部までも滑らかで、きめの細かい質感を再現してくれた。
澄んだ空を見上げ、PowerShot S90で撮影する |
■影の部分の美しさに感動!明暗差があってもきれいに撮れる
日中の撮影では、逆光など、明暗差の大きいシーンが悩みの種だ。明るい部分を活かせば影の部分がつぶれ、影の部分を活かせば明るい部分が白飛びしてしまう。
銀杏の隙間から日差しがこぼれる逆光のシーンでも、PowerShot S90は影の部分の質感を明るく美しく再現してくれた。これは、かなり感動ものだ。
今までのカメラだと影の部分は暗く写ってしまう |
PowerShot S90だと影の部分もきれいに再現された |
■ドラマチックな夜景が撮れる
夜の景色は、昼間とは違ってドラマチックなシーンが多いが、光の少ない夜景をきれいな写真に撮るのは難しい。
しかし、PowerShot S90は、通常撮影時でもISO 3200まで、ローライトモード(画素数を250万画素に固定)を使用すれば、最大ISO 12800で写真が撮れるので、フラッシュなしでも夜景がきれいに撮れるのだ。
さっそく、ローライトモードを使ってクリスマスのイルミネーションや美しい夜景を撮ってみた。
PowerShot S90のローライトモードはフラッシュなしで夜景がきれいに撮れる |
■動きの速い被写体でも簡単に撮れる
動きのある被写体は、ピントがあいにくく、きれいに撮ることが難しい。試しに走行中の新幹線を何の設定もせずに撮ってみた。すると移動する新幹線にPowerShot S90がしっかりピントと露出をあわせ、簡単に撮れてしまった。こんなに簡単に撮れるとは思っていなかったので、これはかなり驚いた。
新幹線もPowerShot S90ならシャッターを押すだけで撮れる |
■ムードあふれる部屋もエレガントに撮れる
人が安心と癒しを感じるような室内は、照明が暗かったり、狭かったりするので、雰囲気を壊さずに撮るのが難しい。しかしPowerShot S90は、狭い室内でも画面に納められる広角28mmと暗くても撮影できる開放F値2.0の明るいレンズを搭載しているので、そんな条件下でも雰囲気を壊さないムードのある写真が撮れる。
室内も広角28mmと開放値F2.0搭載のPowerShot S90ならムードを壊さず撮れる |
実際にPowerShot S90で写真を撮ってみると、特別な設定をしていなくてもシャッターを押すだけで自分の目で見ている感動やイメージが簡単に撮れることに驚かされた。
PowerShot S90は、使えば使うほど、もっと写真が撮りたくなるカメラなのだ。
■関連リンク
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