どれを購入すればいい?マイクロソフトの次世代OS「Windows 7」【最新ハイテク講座】
Vistaユーザーだけでなく、XPユーザーの中にも、「Windows 7に乗り換えたい」と思っている人がいるだろう。
Windows 7への乗り換えで面倒なのが毎度のことではあるが、Windows 7にもいくつかのエディションあり、どれを選ぶかということだ。
実際に自分はどのエディションを購入すればよいのか?予備知識がなければ、購入時に迷う人もいるだろう。
そこで今回は、ついに発売される次世代OS「Windows 7」についてフォーカスしてみた。
■早い話、どれを買えばいい?
・通常版は3種類
一般ユーザー向けに販売するパッケージ版のWindows 7は、上位のエディションから順番に「Windows 7 Ultimate」「Windows 7 Professonal」「Windows 7 Home Premium」の3種類が用意されている。
マイクロソフトはエディションを選択するひとつの目安として、一般家庭向けに「Windows 7 Home Premium」、一般のパソコン上級者と企業向けに「Windows 7 Professional」を推奨しているが、「Windows 7 Home Premium」はWindows 7の目玉ともいえる「Windows XPモード」を備えていないので、同機能がお目当ての人は注意が必要だ。
・アップグレード版がお得
現在、Windows VistaやXPをインストールしているパソコンをWindows 7にしたいのであれば、アップグレード版がお得だ。
というのは、アップグレード版はパッケージ版と同じ3種類のエディションが用意されているにも関わらず。通常版に比べて1万円ほど安価だからだ。
ただし、通常版や後述するDSP版とは違い、新規インストールには対応していないので、そこだけは注意しよう。
・新規インストールならDSP版
DSP版は、本来、パソコンメーカー向けのライセンスであり、Windows 7をインストール済みのパソコンに付属されるものだ。
ところが、パソコンショップでは、PCパーツとの同時購入を条件に店頭でも入手することができる。新規インストールしかできないが、アップグレード版よりもさらに安く購入することができる。
表1.パッケージの違い
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表2.エディションと価格
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■64ビット版と32ビット版の違いは?
Windows 7には、64ビット版と32ビット版の2種類が存在する。
32ビット版ではメモリーを4ギガバイト以上に拡張しても最大3.5ギガバイトまでしか使用できないが、64ビット版なら3.5ギガバイトを超えるメモリー容量を使うことができる。
64ビット版では、アプリケーションやハードウェアのデバイスドライバが64ビットに対応していなければならない。
ただし、未対応のものでも、互換モードやWindows XPモードで動作させられる可能性がある。
通常版とアップグレード版では、32ビット版と64ビット版のインストールディスクが同梱されているが、DSP版は別々に提供される。
■上位エディションへアップグレードも可能
下位エディションを購入したユーザーに対しては、オンラインまたはパッケージ版でアップグレード・ライセンスを購入し、上位エディションにアップグレードすることができる「Windows Anytime Upgrade」を提供する。
たとえば、ネットブックを購入したWindows 7 Starterのユーザーが、Aeroプレビューやライブタスクバー・プレビューなどをはじめとするWindows Media Centerなどの上位エディションに実装された機能を使いたい場合や、Windows 7 Home Premiumユーザーがより高度なセキュリティ機能などを必要とする場合に、Windows Anytime Upgradeを利用して簡単に上位エディションにアップグレードして当該機能を利用することが可能となるわけだ。
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