中田英寿氏と強力コラボ!インターネットケータイ「DynaPocket」で新市場を切り開く東芝
携帯電話の各キャリアがスマートフォンを発表した点からも市場動向を踏まえてのことであろう。
NTTドコモに携帯電話の端末を供給する東芝は2009年5月28日、ザ・プリンスタワー東京にてドコモより発売となるインターネットケータイ「T-01」(dynapocket)の製品説明会を開催した。説明会には、同社の広告プロモーション活動のパートナーとなった、サッカー元日本代表で一般財団法人「TAKE ACTION FOUNDATION」代表理事の中田英寿氏も登場し、新プロジェクトの報告とdynapocketの使用感を述べた。
■簡単に収まるかたちは大事 - TAKE ACTION FOUNDATION 中田氏
TAKE ACTION FOUNDATIONは、インターネットを通じて誰もが気軽に参加できる第2弾プロジェクト「+1クリックアクション」を2009年6月17日午前10時より開始する。
一般財団法人「TAKE ACTION FUNDATION」代表理事 中田英寿氏 |
「+1クリックアクション」とは、 TAKE ACTION FOUNDATION 公式サイト内の専用ページを訪れた人のクリックが、社会貢献活動に参加することに繋がっているというプログラムで、TAKE ACTION FOUNDATIONとその活動に賛同した企業や団体とともに実施していくプロジェクトだ。
第1回目となる今回は、WFP国連世界食糧計画が取り組んでいる食料支援活動のひとつである「学校給食プログラム」に、10万食分の給食を提供することで栄養不足のこどもたちの命を支えるだけでなく、学校へ通うための動機づけとなることを目指すというもので、株式会社東芝と共に実施する。
TAKE ACTION FOUNDATION 公式サイト内の専用ページに設置されたボタンをクリックすると、1クリックにつきアフリカ ケニアのこどもたちへ「1食分の給食」を届けるというもの。
中田氏は「このプロジェクトを立ち上げられたのは、東芝さんの大きな協力によるもの。感謝をしているし、多くの方の参加を期待している。よろしくお願いします。」と、より多くの人のプロジェクトへの参加を呼びかけた。
東芝の新しい端末「DynaPocket」については、「簡単に収まるかたちは大事。何より画面が大きくて本当に使いやすかった。写真とか、いろいろな使い方ができると思う。」と、DynaPocketが如何に使いやすい端末であるのかを強調した。
■モバイルの新しい市場を切り開く - 東芝 能仲氏
近年、パソコンを立ち上げずにインターネットの情報を見たい、外出先でもパソコンと同じようにインターネットを使いたいという、モバイルインターネットに対する顧客のニーズが高まっている。
このような快適なインターネット環境をモバイルで実現するためには、単に小さくて高性能なだけでなく、大きくて高精細なディスプレイを餅ながら持ち運びやすいデザインと薄さを実現した端末である必要がある。
株式会社東芝 代表執行役 副社長 能仲久嗣氏 |
東芝が投入する「DynaPocket」は、分類的にはスマートフォンに属するが、携帯電話でもスマートフォンでもない新しい端末を目指した商品で、画面だけを携帯する「高性能インターネットケータイ」という位置づけだ。
片手で自由に使え、ポケットにも入るサイズを目指し、画面は4.1インチのWVGA液晶、薄さ9.9mm、重さ約129gの端末となった。「画面と操作部、それ以外は必要ない」という考えからシンプルな外観を目指したが、インターネットが快適に閲覧できるように、ネットブックにも使えるパフォーマンスを備えた、1GHzの高速CPU「snap dragon」を採用した。
能仲氏は「東芝が世界で初めてノートPCを世に出してから24年が経つ。その東芝がポケットに入るインターネットをコンセプトにして、モバイルの新しい市場を切り開くインターネットケータイ『dynapocket』を発売する」と、dynapocketがモバイルの新しい市場を開拓するための商品である点を強調した。
東芝は今後、中田氏とのプロモーション活動のパートナーシップを通して「DynaPocket」の販売力を強化していくとともに、プロモーション活動を共同で展開していくことで、それぞれの活動領域で新しい価値の創造を目指していくとしている。
■TAKE ACTION FUNDATION
■インターネットケータイ T-01A『dynapocket』
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