日本未発売の話題の海外ケータイがクリスマス商戦で激突【世界のモバイル】


1年で最も携帯電話が売れるクリスマスシーズン。海外市場では各社が多くの新製品を市場に投入している。それらの製品を見てみると、今年のトレンドの一つは大型ディスプレイとタッチパネル搭載だ。ではどんな製品が話題になっているのか?話題の3製品を見てみよう。

今年のクリスマスは世界的な不況の影響があるものの、各社から出揃ったタッチパネル搭載端末は意欲的な製品が揃っている。iPhoneで市民権を得たタッチパネルインターフェースは、今ではどのメーカーも採用する携帯電話UIの一つの姿になっている。

■国内撤退が惜しまれる Nokia 5800 XpressMusic
Nokiaの全画面タッチパネル端末は実に数年ぶりだ。この5800 XpressMusic(以下5800XM)はOS/UIにSymbian/S60を採用したスマートフォン。しかしXpressMusicの名前からわかるように「音楽携帯」としての機能を前面に出している。例えば3.5mmのヘッドフォンジャックは本体上部に備えられており、音楽プレイヤーライクなスタイルで利用できる。画面右上にある「XpressMusic」ボタンをタッチすればメディアプレイヤーへのワンタッチアクセスも可能だ。もちろん各操作は指先か付属のスタイラスペンで操作できる。スタイラスペンもギターのピック形をしたユニークな形状のものも付属しているなど、遊び心にも溢れている。

本体サイズも111×51.7×15.5mmとコンパクトであり、比較されるであろうiPhone 3Gよりもはるかに小さく一般的な携帯電話と変わらない。iPhone 3Gはそのサイズや質感からケースに入れて利用されることが多いだろうが、5800XMは素のままでカジュアルに使うことができそうである。タッチパネル操作の反応も悪くなく、片手だけでサクサク操作ができる。そしてスマートフォンであるためWEBサービスの利用やビジネス用途にまでも対応できるのだ。HSDPAやWi-Fiの搭載はもちろん、手書き文字入力では簡易的に日本語が書けるなど、Nokiaの日本市場撤退が無ければ日本でも発売される可能性があったかもしれない端末である。
Nokia 5800 XpressMusic

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