一足先にWiMAX体験 便利な韓国のレンタルサービス【世界のモバイル】
■ノートPCで利用できるWiBroモデムをレンタル
韓国でWiBroを提供しているのはSK TelecomとKT(Korea Telecom)の2社。このうちKTがレンタルサービスを行っている。なおKTは傘下に携帯電話のKTFを持っているが、KTFは韓国用の携帯電話のみのレンタルを行っている。WiBroのレンタルはKTFではなくKTが行っている点を覚えておこう。
WiBroモデムは実は日本でもレンタルすることが可能だ。羽田空港にはKTのカウンターやレンタル代理店があり、日本を出発する前にWiBroモデムをレンタルし、韓国到着後すぐに利用開始できる。なおレンタル申し込み時にはノートPCの設定など若干時間がかかることがあるため、空港には早めに到着しておくとよい。
一方韓国の空港でもKTのカウンターでWiBroモデムをレンタルできる。羽田空港ではWiBro単体のモデムしかレンタルできないが、仁川国際空港ではそれに加えてWiBroとHSDPAのデュアルモデムも提供されている。KTのWiBroサービスエリアは現時点ではソウル市内と仁川国際空港などのみであり、サービスエリア外の他の都市へ行く予定のある人は韓国でWiBro+HSDPAのデュアルモデムを借りたほうがいいだろう。
料金はWiBro専用モデムが5000ウォン/日、WiBro+HSDPAモデムが8000ウォン/日だ。どちらも定額利用が可能である。1日約500円〜800円で定額利用できるのであれば、ホテルのLAN接続が有料であるときなどはこちらを使ったほうが安上がりだ。
なお端末のデポジットとしてそれぞれ50,000ウォン、100,000ウォンがレンタル時に必要となる。料金支払いはクレジットカードの利用も可能で、レンタル時にレンタル期間分の料金を一括で支払いすることになる。デポジットは返却時に返金だが、クレジットカード利用時はデポジットはレンタル時には請求されず、返却時にカードの控えを破棄してくれる(海外のホテルに宿泊したときのデポジット支払いと同様である)。
モデムはUSBタイプで、対応するOSは現時点ではWindows XPとWindows Vistaのみとなっている。Macintoshへの対応を早期に望みたいところだ。
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