【知っ得!虎の巻】「Windows Messenger」って、削除できないの?


現在、さまざまなメッセンジャーソフトがあり、それらのソフトを使って友達とコミュニケーションをとっているユーザーもいるだろう。その中でもマイクロソフトの「Windows Live Messenger」を使っているユーザーは、けっこう多いのではないだろうか。

マイクロソフトが配布している「Windows Live Messenger」は「Windows Messenger」と一部の機能を除いて互換性があり、機能も豊富。それゆえ、Windows XPにプリインストールされている「Windows Messenger」はもう使わない、という人は結構多いのではないだろうか。もちろん、他のメッセンジャーソフトを使用していて「Windows Messenger」を使っていない人もいるはずだ。

さて、この「Windows Messenger」だが、もう使わないからと削除しようとしても、実は通常の手順では削除できないようになっている。消したくても消せないので、[スタート]メニューの[すべてのプログラム]にも入りっぱなしとなっていることがほとんどだろう。

ところが「Windows Messenger」を削除する方法がじつはあるのだ。もう「Windows Messenger」は必要ないという人は、これから紹介する方法で削除できるので、操作を実行してみよう。

■知っ得 No.0027 使わなくなったWindows Messengerを削除する

Windows XPにはじめから入っている「Windows Messenger」は、コントロールパネルの[プログラムの追加と削除]からは削除できないが、[スタート]メニューから[ファイル名を指定して実行]を起動し、以下の命令を入力して実行すすれば削除できてしまう。

RunDll32 advpack.dll,LaunchINFSection %windir%\INF\msmsgs.inf,BLC.Remove

「Windows Messenger」をアンインストールしたい人は、ぜひ試してみてほしい。

[スタート]メニューの[すべてのプログラム]を開くと、「Windows Live Messenger」と「Windows Messenger」と混在してアイコンが似ているので迷う(画面1)。[スタート]メニューから[ファイル名を指定して実行]を起動する(画面2)。
画面1「Windows Live Messenger」と「Windows Messenger」のアイコン画面2[スタート]メニューから[ファイル名を指定して実行]を起動
画面1「Windows Live Messenger」と「Windows Messenger」のアイコン画面2[スタート]メニューから[ファイル名を指定して実行]を起動

[名前]の入力欄に「RunDll32 advpack.dll,LaunchINFSection %windir%\INF\msmsgs.inf,BLC.Remove」と入力し、[OK]をクリックするとアンインストールが実行される(画面3)。再度、[スタート]メニューの[すべてのプログラム]を開くと「Windows Messenger」がなくなっているのが確認できる(画面4)。
画面3[名前]の入力欄にコマンドを入力して[OK]をクリック画面4「Windows Messenger」がなくなっているのが確認できる
画面3[名前]の入力欄にコマンドを入力して[OK]をクリック画面4「Windows Messenger」がなくなっているのが確認できる

なお、一部の機能で「Windows Live Messenger」と互換性がなく、「Windows Messenger」を消してしまったあとに、どうしても「Windows Messenger」でないと通信ができないということが出てくるかもしれない。こんなときは、マイクロソフトのダウンロードセンターから「Windows Messenger」のインストロールプログラムをダウンロードして、再インストールすればよい(画面5)。
画面5 マイクロソフト ダウンロードセンター
画面5 マイクロソフト ダウンロードセンター


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編集部:篠崎 哲(ジャムハウス)
制作編集:エヌプラス
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