【カオス通信】NHK節が炸裂!? 日本漫画800年の歴史を海外に発信!


日本文化を二カ国語(英語&日本語)で紹介する『Begin Japonology』という番組があります。これはNHKの海外向け番組で、出演者の会話は全員英語で放映されるのですが、日本語も副音声(日本語のアテレコ)で流れるため英語が苦手な人でも楽しめるという番組なのです。外国人向けに紹介される日本文化が、かなり面白いので日本人にもオススメだったりします。そんな番組で先日、日本の漫画(MANGA)が取り上げられていたのであります。そういうわけで今回は、NHKが海外に向けてMANGAをどのように紹介したかを書いてみたいと思います。
※番組内で紹介された作品名は基本的に「英語表記」を主とし、補足として「日本語表記」を書きます。また、コメントやナレーション等は全て副音声の日本語を元にしています。


●『Begin Japanology』(NHK総合)
放送日時:2007年12月2日(日)・深夜1時55分〜2時25分
放送局:NHK総合
キャスター:ピーター・バラカン、光岡ディオン
ゲスト:伊東順二

■日本漫画のルーツ
番組冒頭、フランスの漫画専門店で日本の漫画が売られている映像が流れます。店内には『Fruits Basket(フルーツバスケット)』『FULL METAL PANIC!(フルメタル・パニック!)』『HUNTER×HUNTER』『VIDEO GIRL AI(電影少女)』などの単行本が置かれているのを確認。日本の漫画はフランス国内だけでも1千万部以上が発売されているそうです。

いきなり画面は『鳥獣人物戯画』に描かれたウサギやカエルの絵に切り替わり、「日本の漫画の歴史は古く、今からおよそ800年前に描かれた絵巻物にそのルーツが見られます」というナレーションで、一気に歴史番組的な雰囲気になっていきます。
海外でも高い人気を誇る『フルーツバスケット』。2001年に放映されたアニメも良作なので、未見のファンは必見です。

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