【カオス通信】ガンダムと五寸釘デスマッチに学ぶビジネスの極意 -ガンプラ誕生の秘密-


最近はビジネス書の中にもアキバ系のアンテナに引っかかるものをチラホラ見かけます。「萌え●●」というのもありますが、今回はもう少し硬派な路線を攻めてみたいと思います。テーマは「ガンプラ」と「デスマッチ」。読者限定上等でお送りします。


■『俺たちのガンダム・ビジネス』
著:松本悟/仲吉昭治 発行:日本経済新聞出版社
発行時期:2007年10月

著者の松本悟氏は、バンダイ模型(※1)でガンダムのプラモデル化を企画した、ガンプラ開発の仕掛け人。本誌の内容の多くは、この松本氏の視点で書かれています。もうひとりの著者・仲吉昭治氏は、ガンダムの版権交渉を行った人物。版権交渉以後はガンプラとの接点はなくなり、あとがきでも「ガンダムとの関わりは一瞬の出来事だった」と書かれていますが、仲吉氏の働きはガンプラ誕生を語る上で非常に重要です。
(※1)バンダイ模型:1971年に設立された「株式会社バンダイ」の子会社。正式名称「株式会社バンダイ模型」。ちなみに現在、バンダイのプラモデル事業は「株式会社バンダイ」内の「ホビー事業部」で行われている。
『俺たちのガンダム・ビジネス』の表紙。逆光の中そびえ立つガンダムが印象的。

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