【大人の物欲】年越しそばは自分で作る!打ち立ての″そば″が食べられる「いえそば」


日本人のソウルフードといえば、"うどん"に"そば"。特にそばは、麺から食べ方に至るまで、こだわりを持つ人も多い日本の伝統的な食べ物でもある。そばは鮮度が命で、打ち立てが旨いことは誰もが知っている。そうはいっても、手打ちそば屋に出向くのは面倒でもある。また、そば屋の営業時間外となると、もうお手上げだ。

そんなとき、自宅でそばが簡単に打てればと思った人はいないだろうか?
ご飯やパン、餅つき器まであるのに、なぜそば打ち機がないのかと、憤った経験はないだろうか?

そんなそば好きにとって、夢が実現する時がやっと到来した。
今回紹介するのは、そば好きのドリームマシン、誰でも簡単に自宅でそばが打てる「いえそば」だ。

■玩具メーカーが、そば打ちのノウハウを凝縮

タカラトミーの家庭用簡単そば打ちメーカー「いえそば」は、誰でも簡単にそばが打てるマシン。「いえそば」は、同社が昨年から展開している"大人の趣味シリーズ"の第2弾となる。同社が実施したネット調査※によると、「これからやってみたい趣味は?」という質問に対して、「陶芸」と「そば打ち」の2つが圧倒的な上位を占めたことから、「ろくろ倶楽部」の陶芸に続き、「いえそば」を商品化した。
※16〜69歳。男性1,000名、女性1,500名

そば打ちは、「水回し3年、のし3ヶ月、切り3日」と昔から言われるように、美味しいそばを打つことは難しく、趣味としても敷居が高いイメージがある。ところが「いえそば」は、そば粉から麺までの作業時間がわずか20分。広いスペースも必要なく、誰でも簡単に美味しいそばを自宅で作ることができる。
「いえそば」の内容物「いえそば」の化粧箱
「いえそば」の内容物「いえそば」の化粧箱

広報担当者によると、「いえそば」の開発者はそば教室に通って"そば作りのノウハウ"を追求し、試行錯誤の末に簡単にそばを作る方法を考えついたという。そばは生ものなので開発には苦労されたそうだが、企画スタートから1年で製品化にこぎ着けた。

「いえそば」は、発売して2週間して経っていない商品だが、ユーザーの反応は良く、「いえそば」のコミュニティサイト「いえそばサークル」では、ユーザーがそばつくりの話で盛り上がっている。

■魂を込めた"そば打ち"に挑戦

そば打ちの過程は、1.粉と水を混ぜてそば生地を作る「水回し」、2.そば生地を練る「くくり」、3.生地をのばす「のし」、4.生地から麺を作る「麺切り」という4つの作業工程を踏む。「いえそば」は工程に合わせて、本体を横や縦にしたりして置き方を変化させたり、付属のハンドルやローラー、カッターなどを本体にセットすることで、全ての作業を一台でこなせるように工夫されている。

1回の作業で作れる"そば"の分量は2人前。そば粉と小麦粉の割合を変更することで、「同割りそば」や「四六そば」「二八そば」など、異なる食感と風味のそばを楽しめる。

表1.そばの種類と割合
種類割合小麦粉:そば粉
二八そば2:840g:160g
四六そば4:680g:120g
同割そば5:5100g:100g

今回は、取扱説明書を読みながら、"四六そば"作りに挑戦してみた。水回しは、水をそば粉に平均して行き渡らせる必要があるので、そば打ちの中でもっとも難しい作業と言われている。「いえそば」では、水回しブタに一気に水を入れた直後にかくはんハンドルを3分ほど回し、こねベラを装着して1分間そば生地をかくはんさせる。

くくり(ねり)は、親指のつけ根に体重をのせ、生地を折り返しながら40〜50回ほどこねる。生地がヒビ割れする場合には、水分が足りないので、水を手につけてこね直す。逆にベトつく場合には、水分が多すぎるので、小麦粉を軽くふって揉み直す。水分が適切な場合は、表面につやがあり、耳たぶぐらいの柔らかさがある状態だ。
そば生地を作る(水回し)そば生地をねる(くくり)
そば生地を作る(水回し)そば生地をねる(くくり)

そば生地をのばすには、「いえそば」本体を縦置きにセットして、のし切りハンドル、スライダー、ローラーをセット。そば生地を厚さ約1cm、長さ約7cmの小判型にかたちを整え、ローラーでのす。本体の下にキッチンペーパーを置き、ローラーの脇にあるダイヤルで厚みを徐々に細くしながら、ゆっくりと生地を伸ばしていく。生地の表と裏にうち粉をまぶせば、そば生地が完成する。

麺を作るには、ローラーの代わりにカッターをセットする。のした生地を片手でカッターのすき間に垂らし、もう片方の手でのしきりハンドルを回して、そば生地をカットする。麺に付いた打ち粉をふるい落とせば、麺の完成だ。
そば生地をのばす(のし)生地から麺を作る(麺切り)
そば生地をのばす(のし)生地から麺を作る(麺切り)

麺をゆでるには、大きななべにたっぷりの湯を沸かし、沸騰してから麺をほぐしながら入れる。お湯が沸騰したら一度水を差し、もう一度沸騰したら麺をざるにすくう。そのまますぐに水を流しながら冷やし、手で触れるようになったら、水のたまっているボールにざるごと沈めて、麺のぬめりが無くなるまでしっかりと水洗いする最後に麺を盛りつければ、自分だけの"そば"の完成だ。
沸騰した湯に麺を入れる完成した「そば」
沸騰した湯に麺を入れる完成した"そば"

■年越しそばは手打ちで勝負!

気になるそばのお味だが、自分で作ったこともあり、非常に美味しく食べられた。打ち立てのそばは、香りも良く、のどごしもなかなかのものだった。タカラトミーの広報担当者の話では、高級そば屋の店主から「下手なそば屋よりも旨い!」とのお墨付きもいただいているそうだ。

作業時間は、テキストをゆっくり見ながらで約30分。水加減が一番難しく、そば生地の水分が足りないと、生地を伸ばした際に、生地の端にヒビが入り割れてしまう。生地の出来はそば粉の質や温度、湿度などによって左右されるので、この辺は何度もそばを作っているうちに自然と感覚として身につけていくしかないだろう。

「いえそば」は、年越しそばを自分で打って家族にふるまったり、お客様を手打ちそばでもてなしたりと、様々な生活シーンでの活用が考えられる。

今からそば作りの修行をして、今年の年越しそばは「いえそば」で打ち立てのそばを、家族や知人に振る舞ってみては如何だろうか?

製品名:簡単そば打ちメーカー「いえそば」
実売価格:1万3,125円(税込み)

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編集部:関口哲司
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