【カオス通信】エヴァが圏外?バラエティ番組はアニメランキングを操作しているのか?
あと気になったのが一般投票で選ばれたというランキングそのものです。制作上の都合で多少ランキングが変わっていたとしても、私はそれほど気にはしませんが、それにしても今回の内容はあまりに不自然に思えました。もしかしたら考え過ぎで、一般的にはあのようになるのかも知れません。
どうにもスッキリしなかったので、今回は客観的に番組で公開されたランキングを洗い出してみることにしました。ランキングは「声優さんの顔が見たいキャラクター」が1位〜50位の順で並んでましたが、ここではランクインした「番組名」に注目して年代ごとに並べ替えてみます。何かの参考になれば幸いです。
(※年表注)
(例)1971年〜1972年★『ゲゲゲの鬼太郎(フジテレビ:2作目)』順位:11、18
■年数は放送開始年〜放送終了年。
■主にテレビ作品を掲載(一部劇場用作品あり)。
■()内は放送局と、同タイトルでまぎらわしいものはシリーズ何作目かを記入。
■シリーズが複数制作された作品には「★」を付けて制作年ごとに掲載。
■番組名の横にランキング入りしたキャラクターの順位を全て記入。
----- 1960年代・ランクイン作品 -----
●1980年〜1981年★『鉄腕アトム(日本テレビ:2作目)』順位:30
●1968年〜1971年『巨人の星(日本テレビ)』順位:29
●1968年〜1969年★『ゲゲゲの鬼太郎(フジテレビ:1作目)』順位:11、18
●1969年〜1970年『ハクション大魔王(フジテレビ)』順位:40
●1969年〜1970年★『ひみつのアッコちゃん(テレビ朝日:1作目)』順位:38
●1969年〜放送中『サザエさん(フジテレビ)』順位:12
(※年表注)『巨人の星』は上記の第1作目のみをカウントし、続編の『新・巨人の星(1977年)』『新・巨人の星II(1979年)』は除く。
(ランク外の有名作品)
『鉄人28号(1963年)』『オバケのQ太郎(1965年)』『ジャングル大帝(1965年)』『リボンの騎士(1967年)』『サイボーグ009(1968年)』
1960年代はテレビアニメの草創期。作品数も多くありませんし、ここはそれほど問題ないでしょう。個人的には過去にテレビシリーズ4作品が制作された『鉄人28号』や、キャラクターが西武ライオンズのマスコットでもある『ジャングル大帝』などは、ランクインしてもいいような気はしますが……。
----- 1970年代・ランクイン作品 -----
●1971年〜1972年★『ルパン三世(日本テレビ:1作目)』順位:9、15、19、24、25
●1971年〜1972年★『ゲゲゲの鬼太郎(フジテレビ:2作目)』順位:11、18
●1972年〜1974年★『ど根性ガエル(テレビ朝日)』順位:41
●1974年『アルプスの少女ハイジ(フジテレビ)』順位:20
●1975年〜1982年『一休さん(テレビ朝日)』順位:47
●1977年〜1979年『ヤッターマン(フジテレビ)』順位:39
●1977年〜1980年★『ルパン三世(日本テレビ:2作目)』順位:9、15、19、24、25
●1978年〜1981年『銀河鉄道999(フジテレビ)』順位:6
●1979年〜1980年『機動戦士ガンダム(テレビ朝日)』順位:21、48
●1979年〜放送中『ドラえもん(テレビ朝日)』順位:1、34、40、50
(※年表注)『ドラえもん』は日本テレビ版(1973年)は除く。
(ランク外の有名作品)
『あしたのジョー(1970年)』『いなかっぺ大将(1970年)』『天才バカボン(1971年)』『デビルマン(1972年)』『科学忍者隊ガッチャマン(1972年)』『マジンガーZ(1972年)』『新造人間キャシャーン(1973年)』『エースをねらえ!(1973年)』『キューティーハニー(1973年)』『宇宙戦艦ヤマト(1974年)』『未来少年コナン(1978年)』
『デビルマン』『マジンガーZ』『キューティーハニー』といった永井豪原作のアニメは軒並みランク外。第一次アニメブームを語る上で絶対に外せない『宇宙戦艦ヤマト』や、宮崎駿の代表作(第1回監督作品)『未来少年コナン』もスルー。うーん、なんだか怪しくなってきました。投票したのはおそらくアニメ好きな人達が多いと思うのですが、それにしては……。
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