【気になるトレンド用語】嫌いなネット用語、ナンバー1は?


掲示板やブログ、mixiなどを見ていると、ネット特有の用語や"インターネット・スラング"と呼ばれる、いわゆる俗語を見かけることが多い。とくに不特定多数の人が集まる掲示板では、さまざまなネット用語が飛び交っている。その代表的な例には、ひろゆき氏が運営する巨大掲示板"2ちゃんねる"で使われる「2ちゃんねる用語」が上げられるだろう。

インターネット・スラングなどのネット用語は、仲間内での会話を楽しくする一方で、その言葉の意味を知らない人には不快な思いを抱かせることがある。また、言葉自体の好き嫌いも顕著に現れるのが特長だ。

そんなことから、今回、無作為に選んだネット用語(「アルファブロガー」「SNS」「ウィキ」などのWeb2.0系用語、「マターリ」「ゴルァ!」「あぼーん」などの2ちゃんねる用語、顔文字、絵文字、その他)のなかから、ネットユーザーが不快に思う"嫌いなネット用語"を調べてみた(有効回答数4596件)。

アンケートの結果では、全体の約41.7%にのぼる回答者が「嫌いなネット用語は特にない」と答え、半数近い人が使われている用語を意識せず、ネットを使っている実態が明らかになった。一方、「嫌いなネット用語がある」と回答した残り約58.3%の人が選んだ嫌いな言葉は、「逝ってよし!」が首位、つづいて2位が顔文字の「(´Д`;)ハアハア」となり、いずれも"2ちゃんねる用語"が上位を占める結果になった。

また、別の「2ちゃんねる用語が好きかどうか?」という設問には、「特に何とも思わない」と答えた人が約60.6%と半数以上となり、「嫌い」が約31.6%、「好き」と答えた人は約7.9%と1割以下にとどまった。
この結果をもとに、2ちゃんねる用語に詳しい「2典Plus」の管理人に話を伺った。

−2ちゃん用語の数はどれくらいありますか?
「2典サイトだけでも3500以上あります。今日もこうしている間に新しい用語が生まれているので、今後も増え続けるでしょうね」

−アンケートの結果では、2ちゃんねる用語が好きな人は1割以下という数字が出ましたが、これについてはどう思われますか?
「自分も2ちゃん用語は好きじゃないです。だから管理しようと思ったのです。それに、現実の生活では2ちゃんねる用語は使いませんよ。1割近くも好きな人がいるなんて意外ですね。女子高生が使う言葉の様に大人には嫌悪感が感じられるはずなのですが…。もう日本は終わりですね」

と、厳しい意見を返している。

以前、ある調査会社がイギリスで行った同様のアンケートでは、嫌いなネット用語の上位に「ブロゴスフィア」「ブログ」「ネチケット」「ウィキ」などがランクインしたが、今回の調査ではそれらの用語はランキング下位となっている。

ネットで嫌われる用語は、国民性やその国のネット事情によって変わる傾向があるが、日本ではどうやら"2ちゃんねる用語"がやり玉に上げられているようだ。


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