Appleが重要な脆弱性を修正した「iOS・iPadOS 15.8.3」を提供開始!iOS・iPadOS 16非対応のiPhone 6s・7・SEやiPad Air 2・mini 4向け



AppleがiPhoneやiPadなど向けiOS 15.8.3とiPadOS 15.8.3をリリース!

Appleは29日(現地時間)、iPhoneおよびiPod touch向けプラットフォーム「iOS」とiPad向けプラットフォーム「iPadOS」において前バージョン「iOS 15」や「iPadOS 15」の最新版「iOS 15.8.3(19H384)」および「iPadOS 15.8.3(19H384)」を提供開始したとお知らせしています。変更点はともに重要なセキュリティー修正が含まれているとされていますが、具体的な内容は明らかにされておらず、CVEに登録されている脆弱性については含まれていないということです。

対象機種はiOS 15やiPadOS 15の対応機種となっており、すでにiPhoneおよびiPadともにiOS 16やiPadOS 16に対応した製品についてはiOS 15.8.3やiPadOS 15.8.3へのソフトウェア更新を選べなくなっているため、iOS 16およびiPadOS 16の対象機種ではないiPhone 6sやiPhone 6s Plus、iPhone 7、iPhone 7 Plus、iPhone SE(第1世代)、iPad Air 2、iPad mini 4向けとなります。

なお、すでに紹介しているように同社では合わせてiPhoneやiPadなど向け「iOS 17.6」および「iPadOS 17.6」や「iOS 15.8.3」および「iPadOS 15.8.3」、スマートウォッチ「Apple Watch」向け「watchOS 10.6」、スマートテレビ「Apple TV」向け「tvOS 17.6」、ゴーグル型ディスプレイ「Apple Vision Pro」向け「visionOS 1.3」、パソコン「Mac」向け「macOS Sonoma 14.6」および「macOS Ventura 13.6.8」、「macOS Monterey 12.7.6」なども配信開始しています。


AppleではiOS 15およびiPadOS 15から一定期間は次の最新バージョンに更新せずに既存のバージョンに留まる機能を提供しており、iOS 16の提供開始に合わせてiOS 15でもセキュリティーアップデートを行ったiOS 15.7およびiPadOS 15.7が提供され、その後、さらにiOS 15.7.1〜15.7.9およびiPadOS 15.7.1〜15.7.9、iOS 15.8〜15.8.2およびiPadOS 15.8〜15.8.2が提供されていましたが、今回、さらなるセキュリティーアップデートを行う15.8.3およびiPadOS 15.8.3が配信開始されています。

更新は対象機種において本体のみでOTA(On-The-Air)によりダウンロードで行え、方法としては、「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」から行うほか、iTunesをインストールしたパソコン(WindowsおよびMac)とUSB-Lightningケーブルで接続しても実施できます。なお、単体でアップデートする場合のダウンロードサイズは手持ちのiPhone 7 PlusでiOS 15.8.2からだと130.6MBとなっています。Appleが案内しているアップデートの内容およびセキュリティーコンテンツの修正は以下の通り。

iOS 15.8.3
このアップデートには重要なセキュリティ修正が含まれ、すべてのユーザに推奨されます。

Appleソフトウェア・アップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください: https://support.apple.com/ja-jp/HT201222

このアップデートには重要なセキュリティ修正が含まれ、すべてのユーザに推奨されます。

Appleソフトウェアアップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください: https://support.apple.com/ja-jp/HT201222


記事執筆:memn0ck


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