日本でエントリースマホ「OPPO A78 5G」が発売へ!総務省の認証情報にソフトバンク版「A302OP」とメーカー版「CPH2541」が登録



オッポの未発表製品が総務省の非接触IC設備認証に登録!画像はグローバル向けのOPPO A78 5G

総務省が「高周波利用設備の型式指定・型式確認の公示」おいて「型式指定の型式名・指定番号・製造業者等の氏名又は名称の公示」を更新して「平成29年4月17日〜令和5年4月30日を公開し、このうちの非接触IC機能「NFC(Type F/FeliCa含む)」に関する「誘導式読み書き設備」としてオウガ・ジャパンが未発表製品「A302OP」および「CPH2541」を申請したことが掲載されています。

指定番号はA302OPが「第AC-23023号」、CPH2523が「第AC-23022号」。型番規則からA302OPはソフトバンク(携帯電話サービス「SoftBank」および「Y!mobile」)版、CPH2541はオープン市場向けメーカー版(いわゆる「SIMフリー」製品)であることが推察できますが、現時点では海外を含めてどちらの型番も未発表となっており、詳細は不明です。

ただし、CPH2541についてはすでに海外で発表されているエントリースマートフォン(スマホ)「OPPO A78 5G」としてグローバル向け型番「CPH248」と並べて記載しているWebサイトもあり、これまでの販売実績から鑑みると、OPPO A78 5Gである可能性は高そうですが、OPPO A78 5Gと同等製品が「OPPO A5* 5G」として投入される場合もあると予想されます。なお、以前に紹介した「A301OP」と「CPH2523」は日本向け独自モデルとして展開されているスタンダードスマートフォン(スマホ)「OPPO Reno A」シリーズの次期モデル「OPPO Reno9 A」と記載しているWebサイトがあるため、やはりOPPO Reno9 Aとなりそうです。

なお、誘導式読み書き設備は必ずしもFeliCaに対応しているとは限らず、NFC Type A/Bのみでも高周波利用設備に該当する場合は申請が必要となっているので、どちらの可能性もあるかと思われますが、過去の製品からすれば、OPPO Reno9 Aはおサイフケータイ(FeliCa)に対応しており、OPPO A78 5Gは対応していないと予想されます。


A302OPおよびCPH2541となると予想されるOPPO A78 5Gはオウガ・ジャパンが展開する「OPPO」ブランドにおけるエントリーからミッドレンジクラスのOPPO Aシリーズの最新機種で、エントリーモデルながらも最大33Wの急速充電「SUPERVOOC」に対応した大容量5000mAhバッテリーを搭載して電池持ちが良いほか、日本で人気のスタンダードスマホ「OPPO Reno7 A」やOPPO A7*シリーズの前機種「OPPO A77」と同様に独自の背面加工技術を用いた「OPPO Glow」デザインを採用しています。

ディスプレイは上部中央に水滴型ノッチを配置したアスペクト比9:20.15の約6.56インチHD+(720×1612ドット)アモルファスシリコン(a-Si)TFT液晶(約269ppi)を搭載し、リフレッシュレートおよびタッチサンプリングレートは最大90Hzに対応し、8bitカラー(1670万色表示)や輝度最大600nits、色域DCI-P3 100%およびNTSC 96%に対応し、画面の周りの縁(ベゼル)は狭く画面占有率が89.8%に達しています。


ノッチ部分には約800万画素CMOS/広角レンズ(F2.0、画角77°、4P)のフロントカメラが内蔵され、顔認証に対応するほか、生体認証としては側面指紋センサーも搭載しています。また画面はTunghsu Optoelectronic製「Panda Glass」またはIRICO Group製「Caihong Glass」といった強化ガラスで覆われています。

本体色は見る角度によって色合いが変わる「Glowing Blue」や「Glowing Purple」と高級感のある仕上がりとなっている「Glowing Black」の3色展開で、サイズは約163.8×75.1×7.99mm、質量は約188g。リアカメラは以下のデュアル構成で、さらに赤外線(IR)フォーカスセンサーも搭載し、ナイトモードやポートレートモード、プロモード、タイムラプス撮影、パノラマ撮影などに対応。

・約5000万画素CMOS/広角レンズ(F1.8、画角77.07°、5P、AF)
・約200万画素CMOS/モノクロデプスカメラ(F2.4、画角88.8°、3P)


主な仕様はMediaTek製チップセット(SoC)「Dimensity 700(MT6833)」(オクタコアCPU「2.2GHz Arm Cortex-A76×2+2.0GHz Arm Cortex-A55×6」、950MHz Arm Mali-G57 MC2 GPU)および4GBまたは8GB内蔵メモリー(RAM)、128GB内蔵ストレージ、microSDXCカードスロット、USB Type-C端子(USB 2.0)、3.5mmイヤホンマイク端子、IEEE802.11a/b/g/n/ac準拠(2.4および5.xGHz)の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 5.3 LE、FMラジオ、位置情報取得(A-GPS、BDS、GLONASS、Galileo、QZSS)。

なお、RAMはLPDDR4X(デュアル16bitチャンネル2133MHz)、内蔵ストレージはUFS 2.2(2Lanes HS-Gear3)となっています。音響面では音量が大きいウルトラリニアデュアルスピーカーを搭載し、Dirac 3.0の優れた自動オーディオ最適化技術によって耳障りなノイズが抑制され、最適なステレオサウンドが提供されますます。


センサー類は地磁気センサーや光センサー、近接センサー、加速度センサー、重力センサーに対応。SIMはmicroSDカードスロットとは別にnanoSIMカード(4FF)スロットが2つのあるトリプルスロットで、DSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)に対応し、携帯電話ネットワークの対応周波数帯は販売される国・地域によって異なりますが、グローバル版のCPH2483は以下の通り。


[Version 1]
2G: GSM 850/900/1800/1900MHz
3G: UMTS (WCDMA) bands 1/2/4/5/6/8/19
4G: TD-LTE bands 38/39/40/41 (2496 - 2690MHZ)
4G: LTE FDD bands 1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/26/28/66/13
5G: SA & NSA 77/78/38/40/41/1/3/5/7/8/20/28/66

[Version 2]
GSM: 850/900/1800
WCDMA: Bands 1/5/8
LTE FDD: Bands 1/3/5/8/28A
LTE TDD: Bands 39/40/41
5G NR: n1/n5/n8/n28A/n41/n78


OSはAndroid 13ベースの独自ユーザーインターフェイス(UI)「ColorOS 13」をプリインストールし、RAM拡張機能などが利用できます。付属品はUSB ACアダプターやUSB Type-Cケーブル、SIMピン、安全ガイドおよびクイックガイドなどの紙類。充電時間は約73分(同梱のACアダプター使用時)、連続通話時間は約1371分、連続動画再生時間は約998分。


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記事執筆:memn0ck

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