新プレミアムスマホ「OPPO Find X6 Pro」と「OPPO Find X6」が発表!Proは1型センサーや潜望鏡望遠レンズ、Snapdragon 8 Gen 2を搭載



OPPOが新プレミアムスマホ「Find X6」シリーズを発表!ProはSnapdragon 8 Gen 2搭載

OPPO Mobile Telecommunications(以下、OPPO)は21日(現地時間)、同社のプレミアムスマートフォン(スマホ)「OPPO Find」における新モデル「OPPO Find X6 Pro(型番:PGEM110、PGEM10)」および「OPPO Find X6(型番:PGFM10)」を発表しています。まずは中国本土にて2023年3月24日(金)に発売されるとのこと。

中国本土にて販売されるモデルは両機種ともに内蔵メモリー(RAM)と内蔵ストレージの違いによって複数あり、中国本土における価格はOPPO Find X6 Proの12GB RAM+256GBストレージモデルが5,999中国元(約115,000円)、16GB RAM+256GBストレージモデルが6,499中国元(約125,000円)、16GB RAM+512GBストレージモデルが6,999中国元(約134,000円)。

またOPPO Find X6の12GB RAM+256GBストレージモデルが4,499中国元(約86,000円)、16GB RAM+512GBストレージモデルが4,999中国元(約96,000円)となっています。なお、現時点では日本における販売については明らかにされていませんが、前機種「OPPO Find X5」シリーズは販売されなかったものの、その前の「OPPO Find X3 Pro」は発売されていたため、日本への投入も期待されます。


OPPO Find X6 ProおよびOPPO Find X6はOPPOが展開する最上位「OPPO Find X」シリーズの最新モデルで、新たにスウェーデンのカメラメーカー「Hasselblad」と共同開発した5000万画素CMOSを3つ搭載したトリプルリアカメラを搭載したスマホのカメラシステムを超えた新次元のメインカメラに進化したほか、OPPO Find X6 Proはメインカメラのメインセンサーが1インチセンサーとなっています。

これにより、スマホでの写真撮影をこれまでで初めて近くと遠く、明るい環境と暗い環境の両方で美しく撮影することが可能となり、さらに写真と動画の両方に新しい創造的な可能性と前例のない画質をもたらすほか、ペリスコープ(潜望鏡)式レンズを採用した望遠カメラは従来のスマホの中では最大のセンサーとなっているとのこと。

<OPPO Find X6 Pro>
・約5000万画素CMOS(1型)+広角レンズ(F1.8、焦点距離23mm、8P、OIS)
・約5000万画素CMOS(1/1.56型)+超広角レンズ(F2.2、焦点距離15mm、画角110°、7P)
・約5000万画素CMOS(1/1.56型、1画素1.0μm)+望遠レンズ(F2.6、焦点距離65mm、5P、OIS)

<OPPO Find X6>
・約5000万画素CMOS+広角レンズ(F1.8、焦点距離24mm、6P、OIS)
・約5000万画素CMOS+超広角レンズ(F2.0、焦点距離15mm、画角112°、6P)
・約5000万画素CMOS(1/1.56型、1画素1.0μm)+望遠レンズ(F2.6、焦点距離65mm、5P、OIS)



またチップセット(SoC)にはOPPO Find X6 ProがQualcomm製「Snapdragon 8 Gen 2」(最大3.187GHzオクタコアCPU)、OPPO Find X6がMediaTek製「Dimensity 9200」(最大3.05GHzオクタコアCPU)を搭載し、OPPOが独自開発するイメージングNPU「MariSilicon X」とともにまったく新しい画像処理アルゴリズムを導入し、光が被写体や背景と相互に作用する具合をより正確に撮影可能となっているとのこと。

光の様子を非常に正確な撮影することによって初めて2次元の写真で3次元照明を再現できるようになり、すべての写真が超リアルな光と影の効果をもたらすとしています。なお、両機種ともに超広角は光学0.6倍、望遠は光学3倍ズームおよび6倍ハイブリッドズームとなっており、OPPO Find X6 Proは最大120倍のデジタルズームに対応し、写真の保存形式はJPEGやHEIFに加え、DNG(RAW)もサポートしています。


OPPO MariSilicon XとQualcomm Snapdragon 8 Gen 2

ディスプレイはOPPO Find X6 Proが約6.82インチQHD+(1440×3168ドット)AMOLED(約510ppi)、OPPO Find X6が約6.74インチFHD+(1240×2772ドット)AMOLED(約450ppi)で、両機種ともに上部中央にパンチホールを配置し、パンチホール部分には約3200万画素CMOS/広角レンズ(F2.4、焦点距離21mm、5P)のフロントカメラを内蔵しています。

有機ELパネルは色域DCI-P3や10.7億色表示に対応し、リフレッシュレートは最大120HzでOPPO Find X6 Proでは1〜120Hzの可変となっており、タッチサンプリングレートはOPPO Find X6 Proが最大240Hz、OPPO Find X6が最大360Hzをサポートしているほか、輝度はOPPO Find X6 Proが最大2500nitsおよび平均1500nits、OPPO Find X6が最大1450nitsおよび平均1100nitsとなっています。


OPPO Find X6 Pro


OPPO Find X6

またOPPO Find X6 Proでは画面をCorning製の強化ガラス「Gorilla Glass Victus 2」で覆われており、防水・防塵(IP68準拠)にも対応しています。なお、OPPO Find X6は生活防水・防塵(IP64準拠)とのこと。外観は象徴的なリアカメラに合わせてクラシックカメラにインスパイアされたデザインとなっており、航空宇宙グレードのアルミニウムを使ったレンズフレームとテクスチャー加工されたガラスによってクラシックカメラのレンズグリップをイメージした設計となっています。

またレンズフレームの元にあるオレンジ色のドットはクラシックな一眼レフカメラに見られるアライメントドットに敬意を表しているとのこと。本体カラーはOPPO Find X6 Proが云墨(ブラック)および飞泉绿(グリーン)、大漠银月(ブラウン)、OPPO Find X6が星空(ブラック)および飞泉绿(グリーン)、雪山金(ゴールド)の3色展開で、OPPO Find X6 Proの背面パネルはグラックとグリーンがガラス、ブラウンはフェイクレザーとなっています。なお、両機種ともにブラックとグリーンはOPPO Glowが採用され、ブラックは鏡面仕上げとなっているということです。


バッテリー容量はOPPO Find X6 Proが5000mA、OPPO Find X6が4800mAhで、外部接続・充電端子は両機種ともにUSB Type-Cを採用し、急速充電はOPPO Find X6 Proが最大100Wの「SUPERVOOC」、OPPO Find X6が最大80Wの「SUPERVOOC」となっており、OPPO Find X6 Proは最大50Wのワイヤレス充電(Qi)にも対応しています。なお、OPPO Find X6 Proでは10分で50%、28分で100%まで充電可能だとのこと。

また業界をリードする超低温充電モードは電池パックがー20℃という低温でも充電できるようになっており、これまでの限界であるー10℃ を大幅に向上し、さらにOPPOの独自技術「Battery Health Engine」によってバッテリー寿命を他のメーカーの一般的な製品と比べて2倍にするとしています。なお、イヤホンマイク端子やmicroSDカードなどの外部ストレージスロットは非搭載です。


その他の仕様ではRAMがLPDDR5X、ストレージがUFS 4.0、無線LANがWi-Fi 7にも対応したIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax/be準拠(2.4および5.xGHz)、BluetoothがVersion 5.3、センサー類が加速度センサーおよび重力センサー、地磁気センサー、近接センサー、環境光センサー、ホールセンサー、ジャイロスコープ、色温度センサー、背面分光センサー、レーザーフォーカスセンサー、位置情報取得はマルチバンドA-GNSS(GPS、GLONASS、Galileo、BeiDou、QZSS)となっており、生体認証としては顔認証と画面内指紋認証に対応。また赤外線リモコンやNFC、歩数計機能にも対応。

サイズおよび質量はOPPO Find X6 Proのガラスモデルが約164.8×76.2×9.1mmおよび約218g、フェイクレザーモデルが約164.8×76.3×9.5mmおよび約216g、OPPO Find X6が約162.9×74.1×
8.96mmおよび約207g。従来製品よりも約36%熱伝導率の高いグラファイトシートと約24%も面積が拡大した大きな真空ベイパーチャンバー(VC)による新しい冷却システムも内蔵されており、高性能を安定して動作可能となっているということです。


OSはAndroid 13ベースの独自ユーザーインターフェース(UI)「ColorOS 13.1」がプリインストールされており、世界初の音声通話用アクティブ プライバシー保護にも対応し、遮音性を最大3.5倍向上させることで公共の場所での通話時にイヤホンからの音漏れを低減することができるため、エレベーターや車などの密閉された空間であっても音声通話が半径 50cmより外で傍受するのを効果的に防ぐことができるようになっているということです。

SIMはnanoSIMカード(4FF)スロットが1つとeSIMによるデュアルSIMデュアルVoLTE(DSDV)に対応し、中国本土向け製品における携帯電話ネットワークの対応周波数帯は以下の通り。同梱品は本体のほか、USB Type-C to Aケーブル、ACアダプター(SUPERVOOC対応)、SIM取り出しピン、保護ケース、クイックスタートガイドなどの紙類となっています。

[OPPO Find X6 Pro]
5G SA:频段 n1,n3,n41,n77,n78,n79,n5,n8,n28,n7,n20,n38,n40,n66
5G NSA:频段 n41,n77,n78,n79
4G FDD-LTE:频段 1,2,3,4,5,7,8,12,17,18,19,20,26,28,66
4G TD-LTE:频段 34,38,39,40,41
3G WCDMA:频段 1,2,4,5,8
2G GSM:频段 850,900,1800,1900MHz
2G CDMA:频段 BC0

[OPPO Find X6]
5G SA:频段 n1,n3,n5,n7,n8,n20,n28A,n38,n40,n41,n66,n77,n78,n79
5G NSA:频段 n41,n77,n78,n79
4G FDD-LTE:频段 1,2,3,4,5,7,8,12,17,18,19,20,26,28A,66
4G TD-LTE:频段 34,38,39,40,41
3G WCDMA:频段 1,2,4,5,8
2G GSM:频段 850,900,1800,1900MHz
2G CDMA:频段 BC0



記事執筆:memn0ck

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