5G対応のAppleスマホ「iPhone 12」と「iPhone 12 Pro」が発売!サブブランドのY!mobile・UQ mobileやMVNO、楽天モバイルの動作確認まとめ



iPhone 12およびiPhone 12 Proのサブブランド・MVNO・楽天モバイルの動作確認結果をチェック!

既報通り、Appleが新しいスマートフォン(スマホ)「iPhone 12 mini」および「iPhone 12」、「iPhone 12 Pro」、「iPhone 12 Pro Max」を発表し、日本でも本日10月23日にiPhone 12とiPhone 12 Proが発売されました。なお、iPhone 12 miniとiPhone 12 Pro Maxは11月13日(金)に発売予定となっており、発売に先立って11月6日(金)22時に予約受付を開始します。

日本ではAppleなどにてSIMフリー版が販売されるほか、NTTドコモおよびau(KDDIおよび沖縄セルラー電話)、SoftBankといった移動体通信事業者(MNO)の大手3者も取り扱い、これらのMNOでは購入時にはSIMロックがかかっていて購入後にSIMロック解除に対応しています。

一方でiPhone 12シリーズを販売しないY!mobileおよびUQ mobileといったサブブランドや仮想移動体通信事業者(MVNO)、楽天モバイルではAppleやMNO大手3者による動作保証はないため、それぞれで利用できるかどうか動作確認を行う必要があります。そうした中で各社が動作確認結果を順次公開しているのでまとめて紹介したいと思います。

【サブブランド】

大手3者のサブブランドはこれまでソフトバンクおよびウィルコム沖縄が提供している「Y!mobile」のみでしたが、今年10月からはそれまでUQコミュニケーションズおよびUQモバイル沖縄がMVNOとして提供していた「UQ mobile」がKDDIおよび沖縄セルラー電話に吸収され、auのサブブランドとなっています。

一方ではじめからサブブランドだったY!mobileはSIMカードとしては別なものの、基本的にSoftBankとネットワークとして同等となっていますが、UQ mobileは元々MVNOだったこともあり、iPhone 12とiPhone 12 Proの動作確認を行っています。結論としてはY!mobileでもUQ mobileでも利用可能とのこと。ただし、5Gは使えないのでご注意ください。

○Y!mobile

Y!mobileではSIMフリー版やNTTドコモ版およびau版のSIMロック解除済み、そしてSoftBank版(SIMロック解除不要)のiPhone 12およびiPhone 12 Proで利用可能です。利用するにはAPNプロファイルの設定が必要で、設定方法は以下の公式Webページをご確認ください。

・ワイモバイル回線の通信設定をする|SIMフリー iPhone|ワイモバイルスマホの初期設定方法|Y!mobile - 格安SIM・スマホはワイモバイルで





○UQ mobile

UQ mobileではSIMフリー版やNTTドコモ版およびSoftBank版のSIMロック解除済み、そしてau版(SIMロック解除不要)のiPhone 12およびiPhone 12 Proで利用可能です。利用するには、同じくAPNプロファイルの設定が必要です。

なお、動作確認しているのはau VoLTEに対応しているマルチSIMで、UQ mobileでは以前にau VoLTE非対応SIMも提供しており(すでに新規申込受付終了)、このau VoLTE非対応SIMでは利用不可なのでご注意ください。

・動作確認端末一覧│格安スマホ/SIMはUQ mobile(モバイル)






【MVNO】

格安SIMとも呼ばれるMVNOですが、各社の動作確認状況を確認する限り、問題なく利用できており、手持ちのiPhone 12およびiPhone 12 Proでも一部のMVNOで利用できることを確認しています。ただし、同様に多くのMVNOでは5Gを提供していませんので、5Gを提供していないMVNOでは5Gは利用できません。

一方、NTTドコモ回線のMVNOとして5Gも提供しているLinksMateでは4Gだけでなく5GもiPhone 12およびiPhone 12 ProのSIMフリー版で利用可能であることを案内しています。他のiPhone 12シリーズについても動作確認が完了次第、お知らせするとしていますが、SIMロック解除していればSIMフリー版と同じく大丈夫でしょう。


イオンモバイルによる動作確認結果

なお、現在はMVNOではNTTドコモ回線やau回線、SoftBank回線のサービスをそれぞれ提供しており、NTTドコモ回線のサービスではやau版およびSoftBank版のSIMロック解除済み、そしてNTTドコモ版(SIMロック解除不要)で利用できるというようにその回線の大手3者の製品ならSIMロック解除しなくても使えるようになっています。

また各MVNOともに利用するにはAPN構成プロファイルをインストールする必要があります。その他、mineoなどのau回線のサービスを提供しているMVNOではUQ mobileと同じく過去にau VoLTE非対応SIMを提供していましたが、au VoLTE非対応SIMは利用できない(mineoでは動作保証外)なのでご注意ください。










【楽天モバイル】

最後に楽天モバイルでは現時点ではまだ「動作確認中」としていますが、手持ちのiPhone 12およびiPhone 12 ProにRakuten UN-LIMIT VのnanoSIMカードおよびeSIMを設定した場合、どちらも他のiPhone 11シリーズなどと同様にデータ通信および音声通話、SMS(パートナー回線エリア除く)で利用できました。

ただし、緊急地震速報(ETWS)などは利用できないのでご注意ください。また楽天モバイルでは9月30日より5Gサービスも提供していますが、現時点ではiPhone 12およびiPhone 12 ProにRakuten UN-LIMIT VのnanoSIMカードおよびeSIMを設定しても5Gの項目が表示されないため、5Gは利用できないようです。

ご利用製品の対応状況確認 | 製品 | 楽天モバイル





記事執筆:memn0ck


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