ワイヤレスイヤホンと翻訳機の一台二役!イヤホン型多機能翻訳機「Timekettle M2」日本上陸


深圳発AI翻訳スタートアップのTimekettle(タイムケトル)社は、クラウドファンディングサイト「Makuake」にて、音楽再生も可能なイヤホン型多機能翻訳機「Timekettle M2」のプロジェクトを2020年10月15日(木)より開始した。
体験用の実機をお借りしたので、気になる使い勝手をレポートしよう。

■3つの翻訳モードを搭載
「Timekettle M2」は、高音質イヤホンに独自の翻訳機能を搭載したイヤホン型多機能翻訳機だ。同社はAI翻訳技術が統合された翻訳機を専門に開発したプロダクトを販売しており、第一弾プロダクトでは世界初のイヤホン型翻訳機「WT2Plus」、第二弾プロダクトではスマホに挿すだけの「スマート翻訳機ZERO」を発売している。

今回の「Timekettle M2」は、「イヤホン型翻訳機で音楽も聴きたい」というユーザーの声をもとに開発したプロダクトであり、日常では音楽再生、外出時は翻訳機として活躍してくれる。ハンズフリーのため、他社製翻訳機のように手に持つ必要がなく、より自然な会話を楽しめる。

「Timekettle M2」と説明書類。
「Timekettle M2」では、活用シーンに合わせて3つの翻訳モードを使い分けることができる。
1. タッチモード
お互いが片方ずつイヤホンをつけて話すことで、リアルタイムで翻訳ができる。イヤホン上のタッチ操作だけで、双方向に翻訳音声が流れ、より快適で自然な会話を楽しめる。

2. スピーカーモード
自分はイヤホンをつけ、相手はスマホから話すことで、会話を翻訳してくれる。道を尋ねる、料理を注文するなど、簡単な質問や会話で使える。
タッチモードとは異なり、相手はイヤホンをつける必要がないので、海外旅行やビジネスなど初対面の相手でも気軽に使える。

3. リッスンモード
自分のスマホで相手の話を聴きとることで、スマホでは文字起こし、イヤホンには翻訳音声が流れる。「相手を理解する」という当たり前のようで難しかったことがワンタッチで可能になる。外国語での講義やスピーチ、ニュースの聴きとり、自宅で外国語の動画を見る際にもおすすめの機能だ。

翻訳エンジンにはTimekettle社独自のものをはじめ、Google、Microsoft、iFlytek、DeepL※など、世界を代表する翻訳エンジンを使用している。言語の組み合わせに応じて常時最適な翻訳エンジンを使用するため、その時々で適切な翻訳をしてくれる。40種類93言語に対応しており、購入後も無料アップデートされるので、安心して利用し続けられる。
※DeepLは2020年12月末搭載予定。

USB Type Cケーブル経由で充電する。
「Timekettle M2」は、インターネット接続がないオフライン環境でも翻訳が可能だ。2020年10月現在、日本語と中国語、英語と中国語、中国語とその他3言語(ロシア語/スペイン語/フランス語)に対応する。また、日本語と英語など、英語を起点としたオフライン対応言語も開発中で、今後追加を予定している。
なお、オフライン翻訳機能を使用するには、別途料金が必要になる。

■手軽に使える携帯型翻訳機
今回は手持ちのiPhone Xで「Timekettle M2」を使用してみた。
最初だけBluetoothによるペアリングを必要とするが、一度ペアリングしてしまえば、あとはモードを切り替えるだけで、音楽再生のイヤホンと翻訳機の機能を使用することができる。

ペアリングしてBluetoothで接続した状態。イヤホンのバッテリー残量もわかる。
言語を選択した後、話したいときにイヤホンにタッチすると、翻訳結果が両方のイヤホンに同時に流れる。対話者が話したいときは、相手のイヤホンをタッチすればよい。
タッチモードで、話した言葉(日本語)と、翻訳結果(英語)を確認してみると、非常に正確に翻訳されていることがわかる。

日本と英語との翻訳精度は非常に高い。

外国語を習得していない人にとって、翻訳機の壁をなくし、より自然な会話を実現するために、翻訳機は欠かせない。とはいえ、音楽再生用イヤホンと一緒に、いつ使うかわからない翻訳機を持ち歩きたくないだろう。イヤホン型多機能翻訳機「Timekettle M2」であれば、日常では音楽再生を楽しみ、必要なときに翻訳機として使用できる。しかも耳に着けるだけなので、翻訳機を持ったり、翻訳ボタンを押すわずらわしさもない。「Timekettle M2」が欲しいと思った人は、「Makuake」でお得な先行予約販売プランを実施している今がまさにチャンスだ!

■Timekettle

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