角川武蔵野ミュージアムは “私の代表作になるだろう”、「隈研吾展」内覧会が盛況に開催


角川文化振興財団は、「ところざわサクラタウン」内、「角川武蔵野ミュージアム」のプレオープンに合わせて2020年8月1日(土)に開催される竣工記念展「隈研吾/大地とつながるアート空間の誕生 ― 石と木の超建築」のメディア向け内覧会を7月30日(木)に実施した。

「ところざわサクラタウン」は、株式会社KADOKAWAと埼玉県所沢市が、みどり・文化・産業が調和した地域づくりを共同で進めるプロジェクト「COOL JAPAN FOREST構想」の拠点施設として2020年11月6日(金)にグランドオープン予定だ。

■「石の模型群」と「木の模型群」! 石の超建築に到達する軌跡を大胆な展示構成で公開
本展「隈研吾/大地とつながるアート空間の誕生 ― 石と木の超建築」は、会場入り口より隈研吾の「私の代表作になるだろう」との揮毫が掲げられ、壁面天地いっぱいに隈研吾の巨大パネルが出迎える。

展示内容は、これまで隈が携わった石の建築と木の建築を多面的に紹介。特に石の建築では、当ミュージアムの外観・内部空間(一部のエリア)・周辺のランドスケープデザインを公開するとともに、構想から設計、実際の工法までを、隈のテキストや設計図、インタビュー映像など豊富な資料で解説している。

その他、隈をはじめ当ミュージアムの構想・建設に関わった関係者によるギャラリートークや、関連書籍の出版、スタッフが館内外をご案内するミュージアムツアーなどをあわせて実施し、武蔵野の地に出現した「石の超建築」の成り立ちと見どころを、建築ファンのみならず、周辺地域の人に楽しく、わかりやすくご紹介する展覧会となっている。

■展覧会の見どころ紹介
隈研吾建築都市設計事務所が展示計画をおこなった展示空間も、本展の見どころの一つ。隈自らが設計したグランドギャラリーに、柔らかな布の展示台を設置し、その上に「国立競技場」や「ところざわサクラタウン(角川武蔵野ミュージアム)」 など、自然素材である石と木を用いた近年の代表作が、緻密で精巧な模型として会場にダイナミックに展示披露されている。


「国立競技場」他「木の模型群」 ⓒ 角川武蔵野ミュージアム


「ところざわサクラタウン」 ⓒ 角川武蔵野ミュージアム

※「木」の模型群
・村井正誠記念美術館 模型(縮尺1/50) 東京都世田谷区/美術館/2004年/延床面積268?
・CLT PARK HARUMI 模型(縮尺1/50) 東京都中央区/展示場/2019年/延床面積1,370?
・GCプロソミュージアム・リサーチセンター 模型(縮尺1/50) 愛知県春日井市/博物館・研究所/
2010年/延床面積626?
・国立競技場 模型(縮尺1/400) 東京都新宿区他/観覧場/2019年/延床面積194,000?

※「石」の模型群
・ところざわサクラタウン 模型(縮尺1/300) 埼玉県所沢市/図書館・美術館・博物館・神社・ホール・ホテル・工場・店舗・レストラン・オフィス他/2020年/延床面積84,000?
・石の美術館 模型(縮尺1/50) 栃木県那須町/美術館/2000年/延床面積527?
・JejuBall 模型(縮尺1/100)韓国ジェジュ島/ヴィラ・ホテル/2012年/延床面積245?、210?
・V&A Dundee 模型(縮尺1/100) 英国スコットランドダンディ市/美術館/2019年/延床面積8,900?

●展覧会基本情報
「隈研吾/大地とつながるアート空間の誕生 ― 石と木の超建築」
会期:2020年8月1日[土] → 10月15日[木]
会場:角川武蔵野ミュージアム グランドギャラリー
休館日:火曜日 ※9/22(火・祝)は開館
開館時間:10:00〜18:00(金・土は10:00〜21:00)
*入館締め切りは閉館30分前
入場料金(税込):大人(大学生以上)=1,600円/中高生=1,000円
小学生=700円/未就学児=無料
*本チケットで「マンガ・ラノベ図書館」もご覧いただけます。
*全て日時指定入場制とし、入館人数の制限を行っております。
主催:角川武蔵野ミュージアム (角川文化振興財団)
展示計画:隈研吾建築都市設計事務所
写真:新津保建秀
協力:KADOKAWA、デルタ電子、TIME & STYLE、飛騨産業
後援:所沢市、所沢市教育委員会

■角川武蔵野ミュージアム

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