au向け5G対応ミドルレンジスマホ「ZTE a1 ZTG01」のカメラ機能やベンチマークによる性能をチェック【レビュー】


カメラ機能が充実した5G対応ミドルレンジスマホ「ZTE a1 ZTG01」を紹介!

既報通り、KDDIおよび沖縄セルラー電話が携帯電話サービス「au」向けの新商品として価格を抑えた5G対応ミドルレンジスマートフォン(スマホ)「ZTE a1(型番:ZTG01)」(ZTE製)を8月5日に発売する。

現在、auショップや量販店などのau取扱店や公式Webストア「au Online Shop」などにて予約受付が行われており、本体価格は59,980円(金額はすべて税込)で、かえトクプログラムによって残価が23,640円に設定されており、適用すると実質負担額1,580円×23回(総額36,340円)となる。

またZTE a1 ZTG01の購入・応募でもれなくau PAY残高10,000円(不課税)相当をキャッシュバック(チャージ)する「ZTE a1 購入キャンペーン」や機種変更で5,500円割引となる「5G夏トク機種変更キャンペーン」、新規契約で11,000円割引、他社から乗り換え(MNP)で22,000円割引となる「au Online Shop お得割」なども実施される。

これらの各キャンペーンを利用すれば5Gスマホながらかなりお得に購入可能だ。今回はそんなZTE a1の実機によるカメラ機能やベンチマーク結果を紹介したいと思う。


ZTE a1はチップセット(SoC)としてミドルレンジ向けのQualcomm製「Snapdragon 765G」を搭載したことに加え、日本市場でニーズの高いおサイフケータイ(FeliCa)や防水機能などには対応せずに価格を抑えたモデルだ。

主な仕様は6GB内蔵メモリー(RAM)および128GB内蔵ストレージ、microSDXCカードスロット(最大1TB)、3900mAhバッテリー、IEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 5.0など。

またau 5Gでは5G NR方式におけるSAおよびNSAをサポートし、Sub6のみに対応して下り最大2.1Gbpsおよび上り最大183Mbpsで利用可能となっている。なお、NFC Type A/Bにも非対応だ。


画面は約6.5インチFHD+(1080×2340ドット)TFT液晶で、大画面で文字が読みやすく写真や動画視聴に最適だ。ただし、屋外では最大輝度でも白色がやや暗く見えるため、もう少し輝度が欲しいと感じた。

一方、外観は画面の周りの縁(ベゼル)が狭い全画面デザインと背面のフラットデザインを採用し、ハイエンドモデルに引けを取らない質感がある。本体カラーはブラックの1色のみで、サイズ約164×76×9.2mm(最厚部10.1mm)、質量は約190gとなっている。

ミドルレンジ向けSoCであることから“ガチゲーマー”向けの製品ではないが、3Dゲームもたまに遊ぶ、主にSNSや動画視聴、ネットショッピングや写真・動画を撮影して楽しみたいという人には満足度が高いのではないだろうか。

なお、標準でクリアケースが付いてくるので、USB Type-Cの充電器さえあれば本体購入時に必要なアクセサリーはないのが嬉しいところでもある。


リアカメラは4つの画素を1つにまとめるクアッドベイヤー対応の約4800万画素CMOSのメインカメラと画角120°の約800万画素CMOSの超広角カメラ、4cmまでの接写が可能な約200万画素CMOSのマクロカメラ、そして背景ボカし専用の深度測位カメラ(ToF)の4つのカメラを搭載する。

また複雑な操作をしなくても「AIカメラ」をによってあらかじめ設定された13のシーンから最適な設定が自動的に行われ、誰でも手軽によりキレイな写真が撮影可能となっている。なお、メインカメラは35mm判換算27mm相当でF1.7の明るいレンズを搭載する。




超広角カメラのレンズはF2.2で、120°という画角は35mm版換算で12mm相当だろうか。この画角は自撮りや風景撮影、屋内撮影など使う機会も多く、パースが付いた写真となるのでそれはそれで使いこなしが楽しい。


2倍ズーム

望遠撮影はデジタルズームとなり、最大10倍での撮影が可能である。残念なのは、2倍ズームから超解像によって補完されたようなデジタルズームであるところである。メインカメラの4800万画素を活かして解像感を高めて欲しいと感じた。


最大望遠



背景ボカし機能は撮影時だけではなく撮影後にピント位置、ボケ量(F値)を設定可能で扱い易い。ToFカメラの精度が高いのか、柵越しの意地悪な条件での撮影でも奥行を再現している。


柵が斜めの構図でもきちんと抜けている


続いて動画撮影についても紹介していく。動画撮影の最大解像度は4K(3840×2160ドット)で、このクラスでは最高となる60P(秒間60コマ)の撮影に対応する。この一番高い条件下でも、約32分の連続撮影を行ったが撮影が熱で止まることはなかった。


動画リンク:https://youtu.be/dh87xZTCzAs
作例で気になったのが、オートフォーカスが過剰に反応してしまい画面が揺れるウォブリングが発生している点だ。一般的な撮影であれば、近くに来たものにすぐにピントがあうため使いやすいのだが、ドライブレコーダー風の使い方では、撮影時に一工夫する必要がある。

一方、ベンチマークテストは、ミドルレンジということだが、昨年のハイエンド向けSoCである「Snapdragon 855」に近いスコアを出している。もちろん、最新のハイエンド向けSoCは「Snapdragon 865」となってSnapdragon 855よりも進化しているため、こちらとの比較ではGPU性能は5割程度の性能となる。


ベンチマークテストの結果は「3DMARK」(Sling Shot Extreme)におけるスコアはOpenGLが3344、Vulkanが3076となり、重い処理が苦手なようで描画のコマ落ちが発生しているが、スコア的にはSnapdragon 855に迫るものである。


逆にCPU性能を測定する「Geekbench 5」ではシングルコアが561、マルチコアが1870となり、1コア当たりのパフォーマンスが向上しているため、シングルコアではSnapdragon 855を超えるスコアとなった。


最後に総合ベンチマークテスト「PCMARK Work 2.0」のスコアは8084で、描画も含む性能でスコアが低い数値となった。


動画リンク:https://youtu.be/tpB7pF8UYBk


ZTE a1は購入しやすい価格帯で5Gをいち早く体験できるスマホという位置付けである。カメラ機能はメイン(広角)+超広角+マクロと扱い易く、安定した動画撮影機能で使いやすいと感じた。また進化したミドルレンジのSoCを搭載しているので、さまざまな用途に快適で動作し、そして長く使えるお買い得モデルであるように思われた。



記事執筆:mi2_303


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