サムスン電子のフォルダブルスマホが5Gに対応した「Galaxy Z Flip 5G」がauから発売へ!型番「SCG04」がFCC通過。Snapdragon 865+搭載か



auから5G対応フォルダブルスマホ「Galaxy Z Flip 5G SCG04」が登場へ!写真はGalaxy Z Flip

米連邦通信委員会(FCC)は30日(現地時間)、Samsung Electronics(以下、サムスン電子)製スマートフォン(スマホ)「SM-F707B」が2020年6月17日付けで認証取得していることを公開しています。FCC IDは「A3LSMF707B」。

SM-F707Bは各種認証情報からフォルダブルスマホ「Galaxy Z Flip」の5G対応モデル「Galaxy Z Flip 5G」になることがわかっており、FCCが公開した資料にはSM-F707Bには別モデルとして「SCG04」があると記載されています。

このことから型番規則によってau向けに5Gに対応したフォルダブルスマホ「Galaxy Z Flip 5G SCG04」が投入されると考えられ、今夏以降に発売されると見られます。なお、グローバルモデルのSM-F707Bと同じハードウェアとなるため、すでに販売されている「Galaxy Z Flip SCV47」と同様におサイフケータイなどには対応しないと予想されます。


FCCが公開した資料の一部。SCG04が存在することが示されている

Galaxy Z Flip 5Gはサムスン電子のフォルダブルスマホ第2弾であるGalaxy Z Flipの5G対応モデルで、外観やサイズなどの基本的な仕様は認証情報からは同じになるようです。一方、5Gに対応することでチップセット(SoC)が変更されます。

中華人民共和国の工業和信息化部(Ministry of Industry and Information Technology;MIIT)による認証ではGalaxy Z Flip 5Gの中国向けとなる「SM-F7070」がCPUの最大周波数が3.09GHzとなっており、Qualcommが発表予定のCPUをクロックアップした「Snapdragon 865+」を搭載するようです。


MIITの認証情報。本体カラーの灰の写真やCPUが3.09GHzなどといった詳細情報が公開されている。au向けの開発コードは「NRM」か?

また本体カラーが「灰」となっており、これまでのGalaxy Z FlipのカラーバリエーションであるMirror PurpleおよびMirror Black、Mirror Goldとは異なる色となる模様で、どちらかというと限定モデル「Galaxy Z Flip Thom Browne Edition」に近い色がありそうです。

電池パックはGalaxy Z Flipと同様に2つに別れており、バッテリー容量はGalaxy Z Flipでは合計3300mAhでしたが、少なくとも中国向けのSM-F7070は約3200mAh(2500+704)とのこと。なお、Galaxy Z Flipの詳細な製品情報は以下の記事をご覧ください。正式発表が楽しみですね!

・Samsung、最新フォルダブルスマホ「Galaxy Z Flip」を発表!縦折りで価格は1380ドル、2月14日から順次発売。日本でも販売へ - S-MAX
・auから最新フォルダブルスマホ「Galaxy Z Flip SCV47」が発表!日本国内では独占販売で2月下旬発売予定。FeliCaなどには非対応 - S-MAX
・au向けフォルダブルスマホ「Galaxy Z Flip SCV47」を写真と動画で紹介!普通に使え、持ち運びはコンパクトに【レポート】 - S-MAX
・auの新しい折り畳み型スマホ「Galaxy Z Flip SCV47」の良い点はここだ!予約好評で発売日分は完売に【レポート】 - S-MAX
・フォルダブルスマホ「Galaxy Z Flip Thom Browne Edition」が日本でも台数限定で5月15日に発売!価格は29万7千円で、5月13日より予約開始 - S-MAX



記事執筆:memn0ck


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