IFA 2017:Lenovo、日本でも発売される“スター・ウォーズ”の世界観が楽しめるARヘッドセット「Star Wars Jedi Challenges」やMotorolaブランドの防水スマホ「Moto X4」を展示【レポート】



IFA 2017のレノボ・モトローラブースを紹介!

Lenovoがドイツ・ベルリンにて2017年9月1日(金)から9月6日(水)まで開催されていた世界最大級の家電見本市「IFA 2017」に合わせてプレスカンファレンスを開催し、ARヘッドセットとライトセーバー・コントローラーなどによって映画「スター・ウォーズ」の世界観を楽しめる「Star Wars Jedi Challenges」や傘下のMotorola Mobilityから新しいスマートフォン(スマホ)「Moto X(第4世代)」(以下、Moto X4)などを発表した。

すでに既報通り、日本法人のレノボ・ジャパンからStar Wars Jedi Challengesについては10月中旬より日本にて予約販売開始し、11月中旬以降に出荷されることが発表された。価格は30,800円(税別)。

今回は少し遅くなったが、Star Wars Jedi ChallengesやMoto X4を中心にIFA 2017のLenovoブースの模様を写真を交えて紹介する。MotorolaブランドではSIMフリースマホ「Moto G5S Plus」が10月6日に発売されるが、デュアルカメラ搭載でさらに防水にも対応したMoto X4の日本投入も期待したい。


Star Wars Jedi Challenges

やはり注目を集めていたのはStar Wars Jedi Challengesだ。これは専用のARヘッドセット「Lenovo Mirage」とライトセーバー・コントローラー、トラッキング・ビーコンがセットになった製品で、スター・ウォーズの世界を重ね合わせて「ライトセーバー・バトル」や「戦略バトル」、「ホロチェス」といったStarWarsゲームコンテンツを楽しむことができるというものだ。

スター・ウォーズで武器であるライトセーバーを手に敵と戦ったりできるわけだが、実際にライトセーバー・コントローラーを振ると「ブォン」というお馴染みの音が鳴り、かなりリアルにジェダイの騎士になった気になれる。

ARヘッドセットのLenovo Mirageには対応するiPhoneやAndroidなどの一部スマホを装着して利用するので、動き回ることもでき、ライトセーバー・コントローラーを振り回しつつ、敵を倒していくとそれなりの疲労を感じるくらいになる。

対応機種はiPhone 7およびiPhone 7 Plus、iPhone 6s、iPhone 6s Plus、Galaxy S8、Galaxy S7 edge、Galaxy S7、Pixel、Pixel XL、Moto Zで、随時更新予定。スター・ウォーズ好きなら是非とも欲しい製品ではないだろうか。




動画リンク:https://youtu.be/e__9IUpdj8Q


動画リンク:https://youtu.be/BdLPeGNIwQ0


動画リンク:https://youtu.be/NwD3t_mlRbU


Moto X4

続いて紹介するのはMotorolaブランドの新スマホ、Moto X4だ。特長は背面に広角(標準)レンズと超広角レンズを採用したデュアルレンズカメラを搭載している点。さらに防水・防塵(IP68準拠)にも対応した。

デュアルレンズカメラはMoto G5S Plusにも搭載されているが、Moto X4とは構成が異なる。ASUSTeK Computerが「ZenFone 4」シリーズで多様なデュアルレンズカメラ搭載製品を展開しているようにMotorolaブランドでも機種によってコンセプトに合わせて仕様が変更されているようだ。

Moto X4のデュアルレンズカメラはメインの標準レンズ(F2.0)のほうにはGalaxy S7・S8シリーズなどと同じ像面位相差オートフォーカス(PDAF)に対応した約1200万画素デュアルピクセルセンサー(1画素当たり1.4μm)を搭載している。

またサブの超広角レンズ(F2.2)のほうは画角120°撮影に対応した約800万画素センサー(1画素当たり1.12μm)を搭載。レンズを切り替えることで、より広い画角での撮影が可能となる。

またフロントカメラも約1600万画素センサー(1画素当たり1μm)と高画素化し、セルフィー用フラッシュLEDライトを搭載したほか、F2.0の明るいレンズや400万画素に画素数を落としてより明るく撮影できる低輝度モードにも対応している。



本体は約5.2インチフルHD(1080×1920ドット)LTPS IPS液晶(424ppi)を搭載し、外観はメタル(金属)とガラスを使ったラウンドデザインを採用した高級感のある仕上げとなっている。またディスプレイを覆う強化ガラスはCorning製「Gorilla Glass」だ。

ディスプレイの下中央には指紋センサーを内蔵したホームキー「Moto Key」を搭載し、指紋センサー上でフリック操作を行って操作する「ワンボタンナビ」といった「Motoアクション」機能などのより直感的に操作をアシストする独自機能「Motoエクスペリエンス」も利用可能。

サイズは約148.35×73.4×7.99mm(カメラ部分の突起を含めると9.45mm)、質量は約163g、本体色はSuper Black(スーパーブラック)およびSterling Blue(スターリングブルー)の2色展開。電池容量は3000mAhバッテリー(取外不可)で、急速充電「TurboPower(15W)」によって15分の充電で6時間使えるようになっている。







主な仕様は64bit対応のQualcomm製2.2GHzオクタコアCPU「Snapdragon 630」(GPUは650MHzの「Adreno 508」)、3または4GB内蔵メモリー(RAM)、32または64GB内蔵ストレージ、microSDXCカードスロット(最大2TBまで)、2.4および5.xデュアルバンド対応でIEEE802.11a/b/g/n準拠のWi-Fi、Bluetooth 5.0、NFC Type A/B、位置情報取得(A-GPS・GLONASS)、加速度センサー、ジャイロセンサー、環境光センサー、近接センサー、重力センサー、磁気センサー、センサーハブ、USB Type-C端子、3.5mmイヤホンマイク端子、マイク×3など。Motorola MobilityとしてははじめてAmazonの人工知能(AI)による音声認識アシスト機能「Alexa」もプリインストールされているという。

携帯電話ネットワークはモデルによって異なるものの、LTE UE Category 11(受信時)および5(送信時)による下り最大600Mbpsおよび上り最大75Mbpsに対応し、SIMカードはnanoSIMカード(4FF)サイズを採用。対応周波数帯は投入される国・地域によるモデルの違いによって異なるものの、例えば、アメリカなどで販売されるモデルでは以下のようになっています。

2G: GSM band 2/3/5/8 CDMA BC 0/1/10
3G: WCDMA band 1/2/4/5/8
4G: FDD LTE band 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/20/25/26/28/66
TDD LTE band 38/41


動画リンク:https://youtu.be/brh6rei7bI0


動画リンク:https://youtu.be/qJBdN4sOlYA


動画リンク:https://youtu.be/rHnMI5hWp2Q



記事執筆:S-MAX編集部
写真撮影:佐野 正弘


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