LTEや3Gに対応したスマートウォッチ「Apple Watch Series 3」を発表!単体利用でき、iPhoneの番号で通話可能――日本でも9月15日予約開始、9月22日発売、watchOS 4は9月19日配信
LTE対応スマートウォッチ「Apple Watch Series 3」を発表!9月15日予約開始&9月22日発売 |
既報通り、Apple(アップル)は12日(現地時間)、新本社キャンパス「Apple Park」内にある大ホール「Steve Jobs Theater」にてプレス向け発表会「Apple Special Event - Keynote September 2017」を開催し、新たにLTE方式を含む携帯電話ネットワークに対応した第3世代のスマートウォッチ「Apple Watch Series 3」を発表しています。
日本を含む1次販売国・地域では2017年9月15日(金)に事前予約受付を開始し、2017年9月22日(金)に発売され、すでに日本の公式Webストア「Apple Store」では9月15日16時01分から予約開始することが案内されているほか、日本ではNTTドコモやau、 SoftBankからも販売されることが明らかにされています。
日本におけるApple Storeで案内されている価格(税別)はLTEに対応したCellular+GPSモデル(SIMフリー)が45,800円から、携帯電話ネットワークに対応しないGPSモデルが36,800円からで、既存の初代「Apple Watch」も販売が継続され、「Apple Watch Series 2」は販売終了とのこと。なお、アメリカではCellular+GPSモデルが399ドル(約44,000円)から、GPSモデルが329ドル(約36,000円)から。
また既存のApple WatchやApple Watch Series 2向けに新しいOS「watchOS 4」を2017年9月19日(火)より提供開始すると発表しています。日本時間では9月20日(水)未明(通常通りなら2時頃)で、新たに心拍センサーの機能が強化されるなどしています。
Apple Watch Series 3は同社のスマートウォッチ「Apple Watch」シリーズの第3弾で、新たにLTEを含む携帯電話ネットワークに対応したCellular+GPSモデルが用意されました。
これにより、iPhoneなどと連携しなくても通話やデータ通信が直接行え、Siriなどの利用もそのまま使えるようになります。また組み込み型のeSIMを内蔵し、iPhoneと同じ携帯電話番号を利用できるということです。
さらにApple Watch Series 3単体で音楽配信サービス「Apple Music」にある4000万の曲を聴くことが可能。サイズはApple Watch Series 2と同じで38mmモデルが約38.6×33.3×11.4mm、42mmモデルが約42.5×36.4×11.4mm、質量は38mmモデルが約28.2gから、42mmモデルが約34.2gから。防水機能はより強化され、従来よりも高い50メートルの耐水性能に対応しています。
またデザインとしてはこれまでのApple Watch Series 2と同じとなっているものの、目印として赤いデジタルクラウンを採用。その他、バンドは従来のシリーズのものを使いまわせるとのことで、既存製品と同じくバンド幅38mmと42mmのモデルがそれぞれ用意されています。
画面はApple Watch Series 2と同じ第2世代の感圧タッチ対応OLED Retinaディスプレイとなり、明るさが2倍の1000nit、強化ガラス「Ion-Xガラス」を採用し、38mmモデルが272×340ドット、42mmモデルが312×390ドット。Cellular+GPSモデルではボディーがサファイアクリスタル(ステンレススチールケースとセラミックケース)とセラミック裏蓋なのに対し、GPSモデルは既存製品と同じ複合材裏蓋。
新たにより高速なデュアルコアプロセッサー「S3」やワイヤレスチップセット「W2」を搭載し、無線LAN(Wi-Fi)では80%高速化、Bluetoothでは50%の高効率化へと向上したとのこと。また小型デバイスで多数の周波数帯に対応するため、ディスプレイをアンテナとして使う技術を用いているという。
Apple Watch Series 2で対応していたFeliCaによる決済サービス「Apple Pay」にも対応。位置情報取得はGPSのほか、GLONASSおよびQZSSにも対応。また気圧高度計や心拍センサー、加速度センサー、ジャイロスコープ、環境光センサーを内蔵。内蔵ストレージはCellular+GPSモデルが16GB、GPSモデルが8GB。電池はともにリチャージャブルリチウムイオンバッテリー内蔵で、最大18時間。ワイヤレス充電のほか、USB電源アダプターで充電可能。
通信方式ではWi-Fiが2.4GHzのみのIEEE802.11a/b/g準拠、Bluetoothが4.2に対応。Cellular+GPSモデルの携帯電話ネットワークは日本やドイツ、フランス、イギリス、スイスなどで販売される38mmモデル(型番:A1889)および42mmモデル(型番:A1891)では4GのFDD-LTE方式におけるBand 1および3、5、7、8、18、19、20、26、3GのW-CDMA方式における800および850、900、2100MHz。
その他、対応周波数帯の異なるアメリカやカナダなど向けの38mmモデル(型番:A1860)および42mmモデル(型番:A1861)、中国向けの38mmモデル(型番:A1890)および42mmモデル(型番:A1892)の各3モデルが販売されます。詳細は公式Webページ「Apple Watch - 通信事業者 - Apple(日本)」をご参照して下さい。
Apple Watch Series 3
watchOS 4は9月19日にリリース
Apple Watchは年ごとに50%の販売数増加
去年はロレックスに次いで2位だったが、今年はついに腕時計で販売1位に
Apple Watchシリーズの購入者の97%が満足
記事執筆:memn0ck
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