日本人でもOK!データ通信料金が完全無料プランもあるNTTドコモの訪日外国人向けプリペイドSIMカード「Japan Welcome SIM」申込方法を紹介【レポート】



shimajiro@mobiler

既報通り、NTTドコモは1日、訪日外国人向けのデータ通信専用プリペイドSIMカード「Japan Welcome SIM」の申込受付を2017年7月1日に開始した。実際に申込が可能となったので、今回は申込方法を紹介する。

Japan Welcome SIMは基本的に訪日外国人向けで、日本に渡航する前に自国で申込用Webサイト( https://docomo.prepaid-sim.jp/lp/ )から申込手続を行うことが想定されている。

なお、Japan Welcome SIMの発表時には対応言語が英語および中国語(繁体字・簡体字)、韓国語、タイ語、日本語の6カ国とされているものの、申込受付開始日の7月1日20時30分の時点では英語・日本語のみが提供されている模様だ。

Japan Welcome SIMの申込は「SIM受取カウンター」(主要空港におけるJAL ABCカウンターなど)で実際にSIMカードを受け取る前に上記Webサイトで事前申込を完了させる必要がある点に注意したい。SIM受取カウンターでは受け取りのみに対応しており、申込手続きに関してはオンラインからのみが可能となっている。

【「dアカウント」を発行して申込】


Japan Welcome SIMの申込用サイト

Japan Welcome SIMを申込・利用するためには「dアカウント」を登録した上で、クレジットカードなどの支払情報を入力する必要がある。dアカウントの発行方法は以下の通り。なお、Japan Welcome SIMはNTTドコモの電話番号が登録されているdアカウントでは申込することができない。


dアカウントを登録する



メールアドレス・パスワード・生年月日を入力してアカウント登録



入力内容を確認



dアカウント発行完了

dアカウントの発行が完了し、発行したdアカウントにてログインをすると、Japan Welcome SIMのプラン選択が可能になる。

2017年7月時点で提供されているプランは「Plan 1000」と「Plan 1700」の2つで、料金はそれぞれ1,000円および1,700円。利用料金が完全に0円となる「Plan 0」に関しては10月以降に提供が予定されている。

Japan Welcome SIMを申込するためには、プラン、生年月日、入国日(受取日)、SIM受取場所のほか、支払情報としてクレジットカード情報を登録する必要がある。その他、任意情報として搭乗便、出国日、クーポンコードを入力できる。

クーポンコードに友達紹介コードを入力すると、特典として100MBのデータ通信量が増量されるので、新規に申込する場合はクーポンコードに「8G5JZKCL」を入力しての申込をお試しを。

なお、SIMカードの受取期限は申込完了日を含めて150日間となっており、この間にSIMカードの受取を行わないと、申込が無効となる。


Japan Welcome SIMのプラン選択&受取情報を入力して申込



申込内容確認画面



確認画面



申込完了画面(続けてアンケートへ)

アンケート内容は以下の通りだ。アンケートへの回答が終わると、Japan Welcome SIMのWebサイト上に広告動画などが表示され、これらを閲覧することで高速データ通信の通信量が獲得できる。なお、広告動画については途中で視聴を中断すると、高速データ通信量の獲得はできない仕様となっている。

(1)性別(男/女)
(2)出身(中国/台湾/香港/韓国/タイ/アメリカ/日本/その他)
(3)使用言語(簡体字/繁体字/韓国/タイ語/英語/日本語/その他)
(4)過去の訪日の経験(初めて、2回目、3回目、4回以上)
(5)今回の訪日の形態(個人旅行、団体旅行)
(6)今回の訪日の同行者(一人、家族、友人、恋人、その他)
(7)今回の訪日の主な目的(観光/ビジネス/親戚や知人訪問/その他)
(8)興味関心
(9)年収

Japan Welcome SIMでは、アンケート回答や広告記事の閲覧、アプリダウンロードでも高速データ通信量が獲得可能となっているものの、7月1日時点では広告動画以外に高速データ通信量を獲得できる広告メニューが提供されていない。恐らく、Plan 0の提供開始が10月となっているため、徐々にメニューが拡大していくものと思う。


広告動画などを表示して高速データ通信の通信量を獲得



広告動画などの視聴が終わるとデータ通信量が加算



広告閲覧・データ獲得履歴も確認

【SIM引換コード表示は画面左上のメニューから】

SIMカードの受取は、SIM受取カウンターに行き、Japan Welcome SIMの画面左上のメニューから「SIM引換コード」を表示させる必要がある。


SIM引換コード表示は画面左上のメニューから

表示されたQRコードを指定のSIM受取カウンター(JAL ABCカウンターなど)に提示するとSIMカードが受取できる。


羽田空港国際線ターミナル「JAL ABCカウンター」

今回は、サイトオープン予定の7月1日(土)10時に合わせて「JAL ABCカウンター」を訪問したところ、申込用Webサイトが正常に稼働していなかったため、SIMカードの申込を行うことができず、SIMカードを受け取ることができなかった。

このようにSIMカードは事前申込なしでは受取することができない(カウンターでの直接申込に非対応)。Japan Welcome SIMは後日受取予定なので、受け取ったら実際に利用してみた印象などを紹介する予定だ。



記事執筆:shimajiro@mobiler


■shimajiro@mobiler
■訪日外国人向け、データ通信料金が完全無料プランも登場予定の「Japan Welcome SIM」申込方法を紹介

■関連リンク
・エスマックス(S-MAX)
・エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
・S-MAX - Facebookページ
・Japan Welcome SIM 関連記事一覧 - S-MAX

共有する

関連記事

【世界のモバイル】SIMロック販売の真実 - こんなに違う海外と日本の実情

最近、日本ではSIMロックやインセンティブ販売についての議論を多く見られるようになった。総務省が「モバイルビジネス研究会」でSIMロック制限について検討をはじめるなど、携帯電話の販売方法についてユーザーに選択肢を与えようとい…

【気になるPC】データ放送対応!最強のUSBワンセグチューナー「SEG CLIP」

アイ・オー・データ機器より、USB接続ワンセグチューナー「SEG CLIP GV-1SG/USB」が発売された。標準価格は1万1,130円で、店頭実売価格は1万円前後。USBコネクタに挿すことで、携帯機器向けのデジタル放送であるワンセグ放送をPCで受信…

【モバイル通信の実力チェック】ついに夢の2Mbps超え!高速通信カード″FOMA M2501 HIGH-SPEED″を徹底チェック

先週のモバイル通信の実力チェックでは、イー・アクセスが提供する最大3.6Mbps※のHSDPA通信サービス"EM モバイルブロードバンド"を利用できるモバイル端末"EM・ONE"の実力を検証した。実はNTTドコモも、最大3.6Mbps※のHSDPA通信サービス…

【ケータイラボ】出先で利用するのはどれがオススメ? 最新の″カード型通信端末″をチェック

筆者は、出先で仕事をすることが多くあるので、ノートパソコンを持ち歩くことが多い。特に最近はモバイルタイプのノートパソコンが軽量化したことで、持ち運びに苦痛を感じなくなったから持ち歩くことが多くなった。また、無線LANに対応…

【モバイル通信の実力チェック】PHS高度化通信の限界に挑戦!W-OAM typeG対応通信カード″AX530IN″を徹底チェック

モバイル通信の実力チェックでは、最大3.6Mbps※1のHSDPA通信サービスを利用できる端末として、イー・アクセスの"EM・ONE"と、NTTドコモの"FOMA M2501 HIGH-SPEED"を紹介した。EM・ONEは1.6Mbps超え、"FOMA M2501 HIGH-SPEED"にいたっては…