子どもから大人まで楽しめるおもちゃが集結!「日本おもちゃ大賞2017」の最終審査会を開催ーー東京おもちゃショー2017は6月1〜4日に東京ビッグサイトにて開催【レポート】



個性的なおもちゃが集結!

日本玩具協会は10日、都内にて今年の玩具業界を代表するにふさわしい“おもちゃ”に送られる「日本おもちゃ大賞」の最終審査会「日本おもちゃ大賞2017第3次審査会」を開催した。日本おもちゃ大賞は6月1日〜4日(一般公開は3日、4日)に東京ビッグサイトで開催される「東京おもちゃショー2017」に先駆けて5月末に発表される予定だ。

おもちゃ大賞2017の募集テーマは次の通り。
・ボーイズ・トイ部門
・ガールズ・トイ部門
・コミュニケーション・トイ部門
・エデュケーショナル・トイ部門
・共遊玩具部門
・イノベイティブ・トイ部門
・ハイターゲット・トイ部門
の7部門。

第3次審査会は、上記の7部門、計35商品のメーカー担当者がコスプレをするなどして2分間のプレゼンテーションを行った。

今回は、日本おもちゃ大賞2017の第三次審査に選ばれた商品の中から、スマートフォン(スマホ)などのモバイルに関連するものやちょっと気になったものを紹介していく。


まずは、シー・シー・ピーの「ラジオコントロール レーシングテトラル」。いわゆるラジコンドローンだ。


特徴として、ドローンに搭載した気圧センサーとジャイロセンサーによって、自ら一定の高度を保つつことができる。

従来は移動だけではなく高度も同時にコントロールする必要があったが、レーシングテトラルは自動で高度を維持するのでコントロールは移動方向だけに集中できる。

なお、ドローン自体が軽いため部屋の空調などでゆらゆら揺れるため、その修正分のコントロール技術は必要になるようだ。


コンソールゲームのような形状をしているコントローラーは、レーシングテトラルとしての操作の他に、一般的なドローンのような操作方法に切り替えることも可能だ。


レーシングテトラルは、その名の通りドローンで遊ぶためのおもちゃで、付属のプレイベースを使った最大8台によるドローンレースのラップタイム計測やシューティングゲームにチャレンジすることができる。


また、スマホと連携させることでレースの状況をスマホ上で確認することもできる。スマホの画面には、レース中継のような演出が施されており、レースがより楽しめるように作り込まれていた。


トミーテックの「車載カメラシステムセット(E233-3000系)」は、Wi-Fi機能をもつ小型カメラを搭載したNゲージの車両だ。


車載カメラでジオラマの世界をスマホやタブレットで楽しめるという製品。複線区間でのリアルなすれ違いなどが、これまでのような自作のカメラを搭載することなく手軽に楽しむことができる。


こだわりのポイントは、カメラの取り付け位置だ。カメラは運転士目線になるよう運転席側に取り付けられている。


デモ展示では駅のホームを通過する際の狭いところを走り抜ける迫力のようなものがあり、なかなか面白いと感じた。


メガハウスは「BotsNew Characters VR DRAGONBALL Z」を出展。スマホを使ったVRゴーグルと、ARマーカーを組み合わせて「ドラゴンボールZ」の「スカウター」を付けた世界を楽しむというもの。


手に取り付けたARマーカーをスマホのカメラで認識し、「かめはめ波」を撃つ機能がある。プレゼンテーションでは、メーカー担当者が会場に向けてかめはめ波を撃つデモンストレーションが行われた。


空を飛ぶ「舞空術 VR」やゲーム感覚で楽しめる「ハチャメチャバトル VR」、「特訓体験!ベジータ VR」なども用意されている。


タカラトミーアーツは、子どもでも楽しめる「VRシューティング スピリッツ」を出展。ゴーグル型VRの対象年齢は、12〜13歳以上やや高め。そこで子どもでもVR体験ができるおもちゃを開発したとのこと。


デバイスの特徴は銃型の筐体内に搭載した液晶画面をレンズで拡大することで、まるで銃の中に世界が広がっているかのように見せるようにしている点だ。


操作方法は、筐体を左右に傾けて向きを変え、トリガーボタンで攻撃するというシンプルな内容だ。側面に取り付けられたボタンで、ゲームプレイ中に手に入れた武器を切り替えて戦うことができる。


ゲーム画面は8bitゲームグラフィックスのようなレトロなイメージ。ワイヤーフレームで描写する3D空間とドット絵の敵キャラクターの表現は、子ども達にとって新鮮に映るのかも知れない。


最後に紹介するのがバンダイの「はじめてのオリケシ!チビケシスタンダードセット」だ。こちらはカラフルなバーを組み合わせてオリジナルの消しゴムが作れるというもの。


ベースのなかに「ドット絵」のようなイメージでキャラクターなどを色で作り込んでいく。絵柄が完成したら、少しぬらしてレンジで熱を加えることで消しゴムとして固まるのだとか。


消しゴムはパステル系のカラーを中心に用意されており、専用の台紙に従って色を並べていけば絵柄が完成する。


9月に発売となる新製品では、長さが異なる消しゴムをあわせることで立体的なオリケシづくりも可能となる。8bitグラフィックスのような独特の存在感をもつオリケシ、オジさん向けのドット絵が作れるカラー展開も是非して欲しいところだ。

今回紹介した商品は、東京おもちゃショー2017でも体験可能なので気になった商品は、会場でチェックしてみて欲しい。

記事執筆:mi2_303


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