最新フラッグシップスマホ「HTC U11」が発表!握るだけで操作できる「Edge Sense」やAmazon Alexaなどに対応し、日本でも発売へ向けてHTC NIPPONからもリリース



HTCが最新フラッグシップスマホ「HTC U11」を発表!

HTCは16日(現地時間)、本社のある台湾にてプレス向け発表会を開催し、最新フラッグシップスマートフォン(スマホ)「HTC U11」を発表しています。また同日、HTC NIPPONからもHTC U11を日本でも販売することが発表されています。

HTC U11は約5.5インチWQHD(1440×2560ドット)Super LCD 5液晶やQualcomm製オクタコアCPU「Snapdragon 835(MSM8998)」、4GB内蔵メモリー(RAM)などを搭載したハイエンドモデルで、新たに本体側面を握るだけでカメラやアプリを操作できる「Edge Sense」や自由にカスタマイズできるハイレゾ対応オーディオ「HTC U Sonic」、AI学習によるレコメンド機能「Sense Companion」に加え、「Google Assistant」や「Amazon Alexa」にも対応しています。

海外向けにはアイスホワイト(Ice White)およびアメイジング シルバー(Amazing Silver)、サファイア ブルー(Sapphire Blue)、ブリリアント ブラック(Brilliant Black)、ソーラーレッド(Solor Red)の5色が用意されていますが、日本ではソーラーレッドを除く4色が販売されるとのこと。

なお、日本ではどういった経路で販売されるかは明記されていませんが、日本向けはおサイフケータイ(FeliCa)にも対応しており、例年通りであればauから「HTC U11 HTV33」として販売されそうです。日本向けでは音声アシスタントがGoogle Assistantとなっているとのことですが、Amazon Alexaについても日本語に対応した時点で日本向けでも利用できるようになるということです。




HTC U11はHTCの最新フラッグシップスマホで、昨年夏に発売された「HTC 10」の実質的な後継機種になります。日本では未発売の「HTC U」シリーズを展開しており、すでに「HTC U Ultra」や「HTC U Play」が発表されましたが、HTC 10に続くナンバリングが付けられたHTC U11が登場しました。

この“U”には「You」の意味が込められており、利用者1人1人に合わせることができるなどが特長となっているとのこと。HTC U11でも音響をカスタマイズできるHTC U Sonicを搭載。音響面では他にも従来から注力しているように今回も重視しており、本体上部と下部にそれぞれ外部スピーカー「BoomSound」を搭載。

さらにノイズキャンセリングイヤホンが同梱されるとのこと。なお、HTC U11では3.5mmイヤホンマイク端子がiPhone 7シリーズのように廃止され、本体下部にあるUSB Type-C端子(USB 3.1 Gen 1)から変換アダプターを介して利用するようになっており、変換アダプターも同梱されるということです。



一方、HTC 10との比較ではディスプレイサイズが5.2インチから5.5インチに大画面化し、さらにディスプレイを覆うガラスがカーブエッジになった3Dガラス「Gorilla Glass 5」(Corning製)となっています。また新たに長らくメタル素材を牽引してきたHTCですが、ガラスボディーを採用。

水のように滑らかな「リキッド・サーフェイス」デザインを採用し、背面に屈折率の高い希少な素材を幾重にも重ねて実現した光学スペクトル・ハイブリッドカラー技術によって一瞬一瞬の動きに合わせて光を反射し、2色が入り混じった驚くほど鮮やかで複雑な色合いを生み出すとのこと。

前面・背面の3Dガラスとともに側面も滑らかな曲面フォルムとなっており、超高温で熱したガラスを高い圧力をかけて湾曲させる高度な技術により生み出され、ユニークな「全方位対称フォルム」を形成。これにより、どの角度からでもスリムに握れるようになっているそうです。

サイズは約154×76×8.3mm(最厚部9.49mm)、質量は約170g。IP67準拠の防水・防塵に対応。バッテリーは3000mAhで、急速充電「Quick Charge 3.0」に対応。内蔵ストレージは64GB、外部ストレージはmicroSDXCカードスロット(最大200GBまで)のほか、2.4および5.xGHz対応でIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN(Wi-Fi)やBluetooth 4.2、NFC Type A/B、位置情報取得(GPS・A-GPS・GLONASS・Beidou)、AirPlay、Miracast、DLNAにも対応。

対応周波数帯は4GのFDD-LTE方式でBand 1および2、3、4、5、8、11、12、13、17、19、21、26、28、TD-LTE方式でBand 38および41、3GのW-CDMA方式でBand 1および2、4、5、6、8、19、2GのGSM方式で850および900、1800、1900MHz。通信速度は下りはLTE UE Category 16に対応した最大1Gbpsで、4つの周波数帯を束ねるキャリアアグリゲーション(4CC CA)まで対応。




カメラは背面にF1.7レンズ・約1200万画素裏面照射型CMOSリアカメラ「HTC UltraPixel 3 with 1.4μm pixel」、前面にF2.0・約1600万画素裏面照射型CMOSフロントカメラを搭載。画素数を抑え、1画素を大きくすることによって明るくノイズの少ない写真が撮影でき、カメラ評価の「DxOMark」におけるモバイル部門にて世界最高90スコアを獲得し、DxOMarkでは最も高い評価を受けたスマホのカメラとなったとのこと。

機能的には多軸制御の光学および電子手ぶれ補正や高速オートフォーカス機能、よりダイナミックな露出レンジを可能とし、シャッターラグの少ない「HDRブースト」機能、新たなホワイトバランス拡張、ノイズの大幅な除去、細部までシャープな輪郭の調整など、カメラとビデオを大幅に改善。

OSはAndroid 7.1(開発コード名:Nougat)で、標準ユーザーインターフェース(UI)は「HTC Sense」を採用。センサー類は、環境光センサーおよび近接センサー、モーションGセンサー、コンパスセンサー、ジャイロセンサー、ホールセンサー、指紋認証センサー、センサーハブ、エッジセンサー。





https://youtu.be/yPJCTRbQPik



https://youtu.be/z0_nd7ThJB4



https://youtu.be/vbC4q_2nq5I



https://youtu.be/4IBPXSrFESM


記事執筆:memn0ck


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