Google、無料のスマホ向け画像編集アプリ「Snapseed」でJPEG圧縮率変更やPNG形式での保存を可能に!iPhoneやiPadなどではRAW現像にも対応



Googleの無料画像編集アプリ「Snapseed」がバージョンアップ!iPhoneなどではRAW形式に対応

Googleは31日(現地時間)、スマートフォン(スマホ)やタブレットなど向けの画像編集アプリ「Snapseed」をバージョンアップし、最新バージョン2.9にてJPEGファイルの圧縮率変更しての保存やPNGファイルでの保存などに対応したとお知らせしています。

また、iPhoneやiPadなど向けiOS版では144機種のデジタルカメラで撮影したRAWファイルに対応し、影を明るくしたり、ハイライトを復元したり、ホワイトバランスを調整して現像(JPEGやPNGとして保存)することができるようになっています。

すでにアプリ配信マーケット「Google Playストア」および「App Store」にてダウンロード・インストール・アップデートできるようになっており、利用料は無料。対応プラットフォームはAndroid 4.1(開発コード名:JellyBean)以降およびiOS 8.0以降。

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iOSアプリではRAW形式に対応したことを案内


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iOSアプリの現像ツール

Snapseedは元はドイツのNik Softwareが開発していたスマホなど向け有料の画像編集アプリで、2012年12月にGoogleに買収されて無料アプリとして提供されています。

手軽に明るさなどなどの基本編集のほか、簡単にシミや写っているものを消したり、特定のフィルターで味わいある画像に編集でき、人気となっています。また、Snapseedの技術はGoogleフォトにも使われていると言われています。

Snapseedのアプリはあまりバージョンアップや新機能追加は頻繁には行われていませんが、今年8月初旬にもテキスト(文字)の追加機能や保存時のサイズ(解像度)変更などの機能に対応していました。Google PlayストアおよびApp Storeで案内されている今回のバージョンアップでの変更点は以下の通り。

【Google Playストア】
新機能
・新しい顔ツール: 顔にピントを合わせ、肌を美しく見せ、目をくっきりとさせることができます。
・新しい射影変換ツール: 元の画像の遠近効果を取り除き、画像内の線をまっすぐにします。新しい UI により、直感的で柔軟な調整が可能です。
・新しいホワイト バランス ツール: スポイトツールで、色のバランスを精密に調整できます。
・JPG 圧縮率を自由に設定できる他、書き出し時に可逆圧縮(PNG)で保存することもできます。
・UI を調整し、バグを修正しました。

【App Store】
バージョン 2.9 の新機能
・新しい顔ツール: 顔にピントを合わせ、肌を美しく見せ、目をくっきりとさせる写真ツールを使用できます。
・iOS 向け RAW のサポート: 144 台のカメラの機種を対象に、非破壊編集が可能な RAW 現像を完全かつネイティブにサポートします。シャドウを明るくしたり、失われたハイライトを復元したり、元の RAW データにストラクチャやディテールを追加したり、ネイティブの RAW データにきめ細かいホワイト バランス調整を適用したりすることができます。
・JPG 圧縮率を自由に設定できる他、書き出し時に可逆圧縮(PNG)で保存することもできます。
・UI を調整し、バグを修正しました。

iOSでは今月にも正式版がリリースされる予定の次期バージョン「iOS 10」にてOSとしてRAW形式に対応すると言われていますが、その影響かわかりませんが、いち早くSnapseedではRAW形式に対応しました。

Dropboxなどのクラウドストレージサービスからアプリに送るで開けますし、少しネットワーク連携だとファイルサイズが大きいので時間がかかったりもしますが、手軽に使えてなかなか便利そうです。

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JPEG圧縮率変更やPNG形式選択、画像解像度変更は右上のメニュー(

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