ロボットとアイドリング!!!らと夢のコラボが実現！Androidでプログラミングができる卓上ロボットアイドル「プリメイドAI」のコラボパフォーマンスを写真と動画で紹介【レポート】

2015/11/01 09:55

ロボットとアイドルのコラボが実現！

DMM.make ROBOTSは29日、都内で「プリメイドAI記者発表会」を開催し、世界初の卓上ロボットアイドル「プリメイドAI」の発売を発表した。プリメイドAIの企画開発・製造を「ロボットゆうえんち」が手がけ、監修とプロモーションをを世界初のロボットキャリア事業「DMM.make ROBOTS」が行い、同日から予約受付を開始している。

ベースモデルは138,000円、プリメイドAI”ゆかり”が145,000円で11月下旬発売予定、プリメイドAI”マリ”が145,000円で12月発売予定となっている（価格はすべて税別）。

プリメイドAIは衣装や頭部といった外見のカスタマイズや、ダンスデータ作成環境をユーザーに提供するというもので、日本のコンテンツやロボットの更なる認知拡大を狙う。

発表会では、アイドルグループ「アイドリング!!!」や「Cupitron」、「アキシブproject」の振り付けをプログラミングしたプリメイドAIとのコラボパフォーマンスが行われた。今回は卓上ロボットアイドルプリメイドAIの紹介と、アイドルとのコラボパフォーマンスを写真と動画で紹介する。

DMM.com ロボット事業部プロダクトマネージャーの鈴木僚氏（写真＝左）とロボットゆうえんち代表の岡本正行氏（写真＝右）
DMM.com ロボット事業部プロダクトマネージャーの鈴木僚氏は、プリメイドAI開発のきっかけを「ダンスロボット玩具は決められたダンスしかできない、一方でダンスができるロボットは複雑な動作を作成する必要があり、尚かつ非常に高価である」と説明。

そこで「エンターテインメントとロボット分野で新しい可能性が出せるのではないか？ということでプリメイドAIを創出した」と語った。

ロボットゆうえんち代表の岡本正行氏は、プリメイドAIの画期的な点を「調整済みの組み立て完成品であり、価格はロボットとしては超安です」と語った。その理由を「ロボット関係者の間ではモーター1個1万円が合い言葉で、プリメイドAIにはモーターが25個入っているにも関わらず13万円というのはDMMさんが魔法を使ったのだと思います」と冗談を交えながら説明した。

ロボットの振り付けの難しい点を、腕を動かした時に発生する荷重移動に対して逆方向へ動かす場合の動かし方などノウハウが必要なのだという。また、自立し続けるためのバランスを取ることも重要で、この部分がロボットの稼働時間に大いに影響すると説明した。今後はバッテリーなどを含めて、この部分の改善に取り組んでいきたいと明かした。

またダンスのプログラミングはAndroid端末で行い、それをプリメイドAIに転送して自由に踊らせることができると紹介した。さらにプリメイドAIは、まだまだ完成形ではなく今後さらに機能を増やし進化させていくことを明かした。

鈴木氏はプリメイドAIとあわせて、DMM mobileのAndroidスマートフォン「Ascend G620S」（ファーウェイ製）をセットにした限定端末セットモデルも発売することを明らかにした。セットモデルはプリメイドAIのそれぞれの価格にプラス1万円を予定しているという。

この日、司会進行をつとめたのがアイドリング!!!の外岡えりかさんと横山ルリカさん。外岡さんは最後に「私たちアイドリング!!!はあと三日（※10月31日）で全員卒業ということで、こうやってプリメイドAIちゃんが私たちアイドリング!!!の楽曲でダンスを形に残して下さって嬉しいです。これからも皆さんのご家庭で私たちの代わりに踊って頂ければなと思います」とコメントした。

アイドリング!!!（外岡えりかさん、横山ルリカさん、古橋舞悠さん、関谷真由さん、佐藤麗奈さん）とプリメイドAIとのコラボパフォーマンス。