Google、Chrome OS採用12.85インチノートパソコン「Chromebook Pixel(2015)」を発表!USB C端子2つとUSB 3.0端子2つなどと拡張性も高くーー今後はAndroidでもUSB Cを採用へ
Googleブランドの新Chrome OSパソコン「Chromebook Pixel(2015)」が発表! |
Google(グーグル)は11日(現地時間)、同社がパソコン(PC)向けに開発するWebベースのプラットフォーム「Chrome OS」を採用したオリジナルブランドの新モデル「Chromebook Pixel(2015)」(以下、Pixel 2015)を発表しています。
新しくオープンした公式Webショップ「Google Store」にてまずはアメリカ(米国)にて販売開始されています。価格は通常モデルが999ドル(約121,000円)、プロセッサーとメモリーをアップグレードしたLS(Ludicrous Speed)モデルが1,299ドル(約157,7000円)。
Googleでは2013年2月に初代「Chromebook Pixel」(以下、Pixel)を発表し、その後、Chrome OSパソコンはASUSTeK ComputerやAcer、Samsung Electronics、TOSHIBAなどの各PCメーカーが発売していますが、Chromebook PixelシリーズとしてAndroidの「Nexus」シリーズと同様にオリジナルブランドで展開しています。
Pixel 2015は先日発表されたライバルのApple(アップル)のノートパソコン「新しいMacBook」でも搭載されたUSBの新しい標準規格「USB Type-C」(USB C)端子を2つ搭載しており、さらに2つのこれまでと同様の形状のUSB Type-AのUSB 3.0端子やSDカードスロットなどが搭載されています。
ディスプレイは12.85インチ2560×1700ドット(239ppi)のTFT液晶を搭載し、視野角は178度と広く、ディスプレイはGorilla Glassに覆われており、マルチタッチにも対応。バックライト付きキーボードのほか、ガラス製タッチパッドを搭載。
プロセッサーはIntelの第5世代Core iシリーズ(開発コード名:Broadwell)になり、通常モデルは2.2GHzのCore i5と8GB内蔵メモリー(RAM)、LSモデルは2.4GHzのCore i7と16GB内蔵メモリーで、内蔵ストレージはともに32GB。
その他の仕様はWebカメラおよびステレオスピーカー、イヤホンマイク端子、内蔵マイク、IEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 4.0など。Wi-Fiモデルのみで、LTEなどの携帯電話ネットワーク対応モデルは用意されていません。サイズは約297.7×224.55×15.3mm、質量は約1.5Kg。
新たに対応したUSB Cによって充電は15分でバッテリー持続が2時間になり、フル充電でバッテリー持続時間は12時間となっています。
同社では「Pixel 2015はUSB Cを採用した最初の製品グループの1つ」とし、「間もなくこの標準のUSB Cを採用する他のChromebookやAndroidが続く」としており、次期NexusシリーズなどがUSB Cを採用することを示唆しています。
記事執筆:memn0ck
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