UQコミュニケーションズ、WiMAX 2+のCA対応モバイルWi-Fiルーター「Speed Wi-Fi NEXT W01」を発表!1月30日発売ながら下り最大220Mbpsは3月のファームアップで利用可能に



UQがモバイルWi-Fiルーター「Speed Wi-Fi NEXT W01」を発表!

UQコミュニケーションズ(以下、UQ)は15日、高速通信サービス「WiMAX 2+」(TD-LTE方式互換)に対応した新サービスおよび新商品を披露する「WiMAX 2+ 新サービス・新デバイス発表会」を開催し、下り最大220Mbpsに対応したモバイルWi-Fiルーター2機種と、据置型でははじめてWiMAX 2+に対応した下り最大110Mbpsのルーター1機種を発表しています。

下り最大220Mbpsに対応したモバイルWi-Fiルーターのうちの1機種はWiMAX 2+においてLTE-Advancedの技術要素である「キャリアアグリゲーション(CA)」に対応した「Speed Wi-Fi NEXT W01(メーカー型番:HWD31)」(Huawei Technologies製)で、2015年1月16日(金)に事前予約開始、2015年1月30日(金)に発売予定となっています。

Speed Wi-Fi NEXT W01は下り最大75Mbpsおよび上り最大25Mbpsまでの「au 4G LTE」(FDD-LTE方式)にも対応していますが、WiMAXには非対応で、ハイスピードモード(WiMAX 2+のみ)とハイスピードプラスモード(WiMAX 2+とau 4G LTE)を選択して利用します。ハイスピードプラスモードを利用するにはLTEオプション月額1,005円(税抜)が必要。

価格は公式Webストア「UQ WiMAXオンランショップ」では2年契約の「UQ Flat ツープラス」もしくは「UQ Flat ツープラス ギガ放題」に加入しておトク割提供時で単体で2,800円(税抜)、クレードルセットで4,800円(税抜)。なお、CAに対応した下り最大220Mbpsは2015年3月末を予定しているファームウェアのバージョンアップを適用することで利用できるようになります。

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CAの仕組み


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モードを選択可能


Speed Wi-Fi NEXT W01はWiMAX 2+では初のCA対応製品で、WiMAX 2+およびau 4G LTEによる高速移動通信サービスを無線LAN(Wi-Fi)を経由して利用できるモバイルWi-Fiルーターです。

従来、WiMAX 2+では20MHz幅を利用して下り最大110Mbpsおよび上り最大10Mbpsでしたが、新たにこれまで「WiMAX」サービスで利用していた周波数幅のうちの20MHzをWiMAX 2+に割り当て、2つの20MHz幅をCAによって束ねることで下り最大220Mbpsおよび上り最大10Mbpsに対応します。

これにより、WiMAX 2+のサービスエリアも2015年3月末にはWiMAXと同等の全国エリアに拡大されます。なお、CAを利用した下り最大220Mbps対応エリアは順次公式Webサイトにて公開するとのこと。

モバイルWi-Fiルーターとしては既存のWiMAX 2+対応製品「Wi-Fi WALKER WiMAX 2+ HWD14」および「Wi-Fi WALKER WiMAX 2+ HWD15」の後継機種で、2.4インチQVGA(320×240ドット)タッチパネル液晶によって初心者でも安心して簡単に操作できる「かんたん設定」に対応し、画面に表示される対話型ガイダンスによって利用開始まで確実に設定を誘導してもらえます。

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タッチ操作対応


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Wi-Fi WALKER WiMAX2+ HWD15に続いてクレードルも用意


また、専用のスマートフォン(スマホ)など向けSpeed Wi-Fi NEXT用アプリ「Huawei HiLink」が用意されており、モバイルWi-Fiルーターをかばんから取り出すことなく、スマホなどから遠隔操作で電池残量や通信利用量の確認、起動などが可能になっています。

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専用アプリが用意


Wi-Fi側は2.4および5.xGHzのデュアルバンドに対応したIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠で、最大同時接続数は10台まで。5.xGHz帯は屋外での利用も可能。対応OSはWindows VistaおよびWindows 7、Windows 8、Windows 8.1、Mac OS X 10.5〜10.10まで。インターフェースはmicroUSB 2.0 High Speed端子。

サイズは約120×59×10mm、質量は約113g、カラーバリエーションはMARINE(ブルー)およびWHITE(ホワイト)の2色が用意されています。バッテリーは2300mAhで、連続通信時間(CA非利用時)はWiMAX 2+で約480分(約8時間)、au 4G LTEで約440分(約7時間20分)、連続待受時間はデフォルト設定時で約730時間(約30日)、クイックアクセスモード設定時で約36時間(約1.5日)、充電時間は約150分。Bluetoothテザリングには非対応。

WiMAXに対応しないため、当初、WiMAX 2+のエリアが十分でないこともあるとし、Speed Wi-Fi NEXT W01では2015年3月末まではこのLTEオプションの月額利用料が無料でハイスピードプラスエリアモードが利用できます。

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記事執筆:memn0ck


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