格安SIMにも対応!高性能SIMフリースマホ「ZenFone 5」と「ASUS ZenWatch」を使ってみた


『ニフティから登場した格安SIMのMVNOサービス「NifMo(ニフモ)」のオトクな仕組みとは?』『BIGLOBE格安SIMの認知度は約3割、利用者は7%、まだまだ伸びしろのあるMVNO』『スマホ界のLCC!CAは橋本環奈さんに決定 U-mobileのイメージキャラクター発表会レポート』という記事でも紹介しているように、携帯キャリアではない様々な会社がこぞって格安SIMの提供を開始している。これまでドコモやソフトバンク、auを使っている人の中にも、MVNOで格安SIMに切り替えたいと考えている人もいるだろう。

そうした格安SIMが手軽に入手できる環境が到来した現在、必要となるのがSIMロックフリーのスマートフォンだ。そして登場以来、一気に人気となり注目を集めているのがASUS(エイスース)の高性能スマートフォン「ZenFone 5(A500KL)」だ。「ZenFone 5」は、直販のネットショップ「ZenFone Shop」のほか、家電量販店でも購入することができる。価格は、16Gバイト版が2万8,944円(税込み)、32Gバイト版が3万2,184円(税込み)。

今回、幸運にも「ZenFone 5(A500KL)」を入手し、様々な部分に触れる機会を得たので、ここで紹介しよう。

■SIMカード差し替えで、すぐに使える「ZenFone 5(A500KL)」
筆者は、この2年間、仕事用のスマートフォンを変えたことがない(プライベートは、iPhone 6 plus)。愛機は、ドコモの2012年冬モデルとなる「Galaxy note II(SC-02E)」で、それさえあれば何ら不自由を感じていなかった。

そんな筆者の心をわしづかみにしたスマートフォンがASUS「ZenFone 5(A500KL)」だ。実機を最初に見たのは、「NifMo(ニフモ)」の発表会だ。SIMフリーである点、ATOKを標準搭載している点、スマートウォッチ「ASUS ZenWatch」と連携できる点から、真剣に乗り換えを考えていた。

そして、BIC SIM(ビックシム)音声通話パック ファミリーシェアプランへの切り替えを機に、スマートフォンも最新モデルに変えようと思い、今回、「ZenFone 5(A500KL)」+「ASUS ZenWatch」で使うことにした。

高性能スマートフォン「ZenFone 5(A500KL)」。

高性能スマートフォン「ZenFone 5(A500KL)」。

さて、「ZenFone 5(A500KL)」はSIMフリー端末をうたっていることもあり、SIMカードを入れ替えると、すぐに使うことができた。ただし、SIMカードを交換するには、背面のカバーを外す必要があり、若干のテクニックが必要だ。実際、ネットを調べてみると、多くのユーザーが、カバーを開けられずに困っていた。

コツとしては、カバーの凹みにツメを引っ掛けたら、USBケーブルの穴にもツメを入れて、カバーを上に持ち上げる。すると、比較的簡単にカバーを外すことができる。

カバーの凹み、USBケーブルの穴にもツメを入れると、カバーは簡単に外せる。

カバーの凹み、USBケーブルの穴にもツメを入れると、カバーは簡単に外せる。

SIMカードスロットに、SIMカードを差し込む。

SIMカードスロットに、SIMカードを差し込む。

microSDを使いたいときや、本体カラーを変えたいときにもカバーを外す必要があるので、ユーザーは覚えておくとよいだろう。ちなみに、筆者は赤いカバーを選んだ。赤といっても少し光沢のある上品な色合いで、ファーストガンダム世代で赤い彗星の大ファンである筆者は、「この色しかない!」と思った次第だ。

気分に合わせて本体カラーを好きな色に変えられる、着せ替え可能な背面カバー「Zen Case」。

気分に合わせて本体カラーを好きな色に変えられる、着せ替え可能な背面カバー「Zen Case」。

■使い勝手がよい「ZenFone 5(A500KL)」
「ZenFone 5(A500KL)」のファーストインプレッションは、非常に使い勝手を考慮した端末であることだ。本製品は、最薄部が約5.5mm、軽さ約145gの圧倒的に軽くてスリムなボディを採用した。丸みを帯びた滑らかなボディで手の平に心地よくフィットするうえに、ラバー加工が施されているので、シックリと手になじむ。これなら、男性よりも手の小さい女性でも扱いやすいし、手を滑らせて本体を落とすことも、まずないだろう。

丸みを帯びた滑らかなボディで、シックリと手になじむ。

丸みを帯びた滑らかなボディで、シックリと手になじむ。

本端末の特長としてまず紹介したいのが、ASUS独自のユーザーインターフェイス「ASUS ZenUI」だ。シンプルで使いやすいインターフェイスであり、より直感的な使用性を実現している。

たとえば、メールやカメラ、ブラウザなどを、ロック画面からすぐに起動することができる。さらに、「What’s Next」を有効にしておけば、直近のスケジュールを表示してくれるので、大切なイベントを忘れる心配がない。「やることリスト」では、GoogleのToDoリストと同期がとれるため、効率よく作業ができる。

左がロック画面、右が「やることリスト」。

左がロック画面、右が「やることリスト」。

Android端末に初めて触れる人や、機種変更でAndroid OSに慣れていない人におススメなのが、誰でも使える「簡単モード」だ。よく使う必要なアプリだけを表示したり、アイコンや文字も大きくしたりできるので、本モードを使用すれば、操作に悩んで、大切な時間を無駄にすることはないだろう。

左が「標準モード」、誰でも使える「簡単モード」。

左が「標準モード」、誰でも使える「簡単モード」。

■スマホとの連携に抜群に優れる「ASUS ZenWatch」
「ASUS ZenWatch」は、「ZenFone 5(A500KL)」との連携が可能なスマートウォッチだ。腕時計の自然な装着感を大切にした、高級感あるデザインを採用しており、スマートウォッチであることを忘れてしまうような感覚さえ覚えるほど。

高級感あるデザインを採用した、スマートウォッチ「ASUS ZenWatch」。

高級感あるデザインを採用した、スマートウォッチ「ASUS ZenWatch」。

ディスプレイは美しい有機ELディスプレイであり、表面のガラスには緩やかにカーブした2.5DのGorilla Glass 3を採用しているので日常生活でのちょっとした衝撃なら、画面に傷が付くことはないだろう。幅22?のベルトは、長さを調節できるほか、ワンタッチで簡単に取り外せるので、好みのベルトに付け替えて楽しむこともできる。また、時計の画面はいくつか用意されているため、ベルトや画面の組み合わせで、自分だけのオリジナル腕時計を楽しむことも可能だ。

さて、そんな「ASUS ZenWatch」は、何ができるのか?

「ZenFone 5(A500KL)」とペアリングすると、着信やメール、SMSの新着メッセージに加え、スケジュール管理に便利なオリジナルアプリ「What’s Next」から、次の予定のリマインダーなど、新着通知をタイムリーに表示してくれる。

本機能は非常に便利で、たとえば、カバンやポケットから端末を取り出すのが面倒な時でも、「ASUS ZenWatch」の画面を見れば、「ZenFone 5(A500KL)」の通知内容がその場でわかる。明日の天気が気になる時には、「東京の天気」と時計に向かって喋ると、画面に天気を表示してくれる。

メールの内容や、天気を確認できる。

メールの内容や、天気を確認できる。

極めつけとも言える機能が、「電話を探す」機能だ。「ASUS ZenWatch」から「電話を探す」を選択すると、けたたましい音楽が「ZenFone 5(A500KL)」から鳴る仕組みだ。スマートフォンをどこに置いたのかが分からなくなった時には、大いに役に立つだろう。

「ASUS ZenWatch」から「ZenFone 5(A500KL)」を探すことができる。

「ASUS ZenWatch」から「ZenFone 5(A500KL)」を探すことができる。

歩数計や心拍数、リラックスレベルなどを測定する「Wellness機能」、端末のカメラを遠隔操作できる「Remote Camera」、端末の着信音やアラームをミュートできる「覆ってミュート機能」など、「ASUS ZenWatch」には、「ZenFone 5(A500KL)」と連携する様々な機能があり、どれも非常に実用的だった。

歩数計や心拍数、リラックスレベルなどを測定する「Wellness機能」。

歩数計や心拍数、リラックスレベルなどを測定する「Wellness機能」。

以上のように、ASUS「ZenFone 5(A500KL)」+スマートウォッチ「ASUS ZenWatch」を紹介した。「ZenFone 5(A500KL)」は、最新のスマートフォンということもあり、動作が快適で、「ASUS ZenWatch」との相性もバッチリだった。またSIMフリー端末であることから、海外へ取材に行った時には現地のSIMカードを使用して、通話や通信を気軽に楽しむことができる。

なお、2015年1月31日までの期間限定で、Android Wearスマートウォッチ「ZenWatch」との同時購入なら、5,000円引きになるキャンペーンを実施している。購入を検討している人には、絶好のチャンスだ。

image012

■ASUS

■ITライフハック
■ITライフハック Twitter
■ITライフハック Facebook

Art Gallery M84に関連した記事を読む
・ASUSがCESで8mmを切る薄型2-in-1ノートおよびZenfone後継モデルを発表【デジ通】
・ASUSより3万円台で重さ1kgを切る11.6インチの超軽量Windows 8.1 with Bing搭載ノート
・IOE時代の家庭内セキュリティ対策はこれでバッチリ!高度なセキュリティ機能を持つASUS「RT-AC87U」
・IEEE802.11acにも対応した8インチAndroidタブレット「ASUS MeMO Pad 8」
・ASUSがコスパの高いSIMフリースマートフォン「ZenFone 5」を日本市場に投入【デジ通】

共有する

関連記事

【ケータイラボ】ゲーム機を彷彿させるタッチパネル付2画面ケータイ「D800iDS」

「D800iDS」は、タッチパネル付2画面ケータイ。形状は折り畳みタイプのケータイで、開いた状態で上下に液晶画面を搭載し、下部の画面がタッチパネルとなっている。ライフスタイルに合わせて、タッチパネルのデザインや操作方法を選択す…

【ケータイラボ】最大800kbpsまで対応!W-OAM typeG対応通信端末「AX530IN」

「WX530IN」は、PHS高度化通信規格であるW-OAMをさらに高速化した「W-OAM typeG」に初めて対応したカード端末。2007年春より発売の予定。「AX530IN」は、PHS端末としては初めてQAM(Quadrature Amplitude Modulation:直交振幅変調)に…

【ケータイラボ】このサイズでスマートフォン、ノキア「705NK」

昨年中に発売されそうだと予想されていたものの、結局年を越して発売になったのがノキア「705NK」である。Vodafone時代……ひとつ前に出た「804NK」が折りたたみモデルだったのに対して、今回のモデルはストレートモデルである。ウリはな…

【ケータイラボ】3.2メガピクセルカメラやGPS機能が使える!ハイスペックケータイ「813T」

「813T」は、コンパクトなボディーに、3.2メガピクセルカメラやGPS機能を内蔵した東芝製のハイスペックケータイ。発売時期は3月上旬以降を予定し、価格はオープンプライス。「813T」は、落ち着いた雰囲気の上質感漂うクールカラーをま…

【世界のモバイル】SIMロック販売の真実 - こんなに違う海外と日本の実情

最近、日本ではSIMロックやインセンティブ販売についての議論を多く見られるようになった。総務省が「モバイルビジネス研究会」でSIMロック制限について検討をはじめるなど、携帯電話の販売方法についてユーザーに選択肢を与えようとい…