つくる自由を提案する「au Firefox OS Event」のオモテとウラを見せます!ハッカソンや懇親会、抽選会などが開催【レポート】
Firefox OS スマートフォン「Fx0」発表! |
既報通り、KDDIは23日、スマートフォン(スマホ)など向けの第3のOSとして注目されている「Firefox OS」を搭載した機種を披露する「au Firefox OS Event」を開催し、Firefox OSを搭載したLGエレクトロニクス製スマートフォン「Fx0(エフエックスゼロ)」(型番:LGL25)の発売を発表した。2014年12月25日(木)より順次発売される。
これまで、auは「あたらしい自由。」を事業コンセプトにいくつかの「自由」を提案してきているが、今回新たに「つくる自由」をオープンなFirefox OSとともに提案した。
イベントでは商品発表会のほか、短期間でプログラムやハードウェアを作り上げる「ハッカソン」の成果報告やゲスト向けの懇親会・抽選会なども行われた。今回はこのイベントを写真でレポートをしていく。
ステージではKDDI代表取締役社長 田中孝司氏の開催挨拶の後、Mozilla CTO 上級副社長 アンドレアス・ガル氏が登壇し、MozillaおよびFirefox OSの紹介を行った。
新製品プレゼンテーションでは田中社長と同社商品企画部 上月勝博グループリーダーによるFx0のお披露目が行われた。
ハッカソンの成果を報告するデモンストレーションでは、電波状況が悪く意図した結果が出なかったが将来「最初は上手くいかないことがあった」と笑い話になるのだろう。写真は「テクノ手芸部」のデモンストレーションをするゲストの池澤あやかさん。
展示会場にはFx0の実機展示が行われていた。左は初回限定のフラットなリアカバー、右は標準のリアカバーだ。
田中社長が試作のために1個作るだけで「30万円」も掛かっている語ったFirefoxのマスコットキャラクター「フォクすけ」が刻印されたホームキー。
展示会場にはFirefox OSを使った「つくる自由」のヒントとなる展示も行われていた。
Fx0でリモートコントロールできる炊飯器「INFOJAR」。
市販の炊飯器に電子制御で「ボタン」押しを実現している。
一見普通のテーブルサッカーのようだが、盤面とボールが大型ディスプレイに表示されており、選手に取り付けられたセンサーでボールとの衝突判定を見ている。
さらに、こちらの機械で盤面に傾斜を付けることができ、ゲーム進行をスリリングなものとしている。ファンに手を近づけるとファンが回転し、手を遠ざけるとファンの回転が弱まるというハードの制御をFirefox OSで行っており、さらにその情報をサーバー経由でテーブルサッカーの盤面に反映させているのだという。
こちらはFirefox OSが載った評価用ボード「Open Web Board」。市販はされておらずデベロッパー向けとのこと。HDMI出力とUSB、micro USBコネクタを搭載している。
発表会のスライド
Open Web Boardとスイッチ、センサー類を組み合わせて新しい製品開発が簡単にできるようになる。こちらは手元のスイッチを押すとヒーターがつくというハードウェアをFirefox OSでプログラミングしたデモ。電子ブロックのようなGUIで条件分岐なども簡単にプログラミングができる。
スイッチを押すとOpen Web Boardが信号をBluetooth経由で検知し、Webサーバーから実行プログラムの結果をダウンロードし、ヒーターのコンセントのスイッチを入れるという仕組みなのだという。
懇親会スタート!
懇親会は田中社長の乾杯の音頭でスタート。
ハッカソン参加者やゲストに食事や飲み物が振る舞われた。
懇親会の様子
懇親会の目玉イベント「ビンゴ大会」も行われた。1等商品はFx0がなんと3台!貴重なパッケージ写真をスクープしておいた。
ビンゴの抽選は池澤さんが行った。参加者は番号が呼ばれビンゴが出るたびに一喜一憂していた。
Fx0をはじめとする豪華景品はガル氏が直接手渡した。
ハッカソンに参加する小さな子たちはガル氏にTシャツにサインと握手をしてもらい喜びの声を上げていた。
今回の「au Firefox OS Event」は、参加者から何かを「つくる」という熱気がつたわる興味深いイベントだった。
記事執筆:mi2_303
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