Google、スティック型STB「Chromecast」のAndroidアプリをアップデートし、同じWi-Fiに接続しなくてもキャストできる「ゲストモード」機能を追加
| Chromecastにゲストモードが追加！ |
Google（グーグル）は11日（現地時間）、テレビなどのHDMI端子のあるディスプレイに接続して映像などを出力できるスティック型セットトップボックス（STB）「Chromecast」のAndroid向けアプリをアップデートし、同じ無線LAN（Wi-Fi）環境にいない機種からもキャスト（映像などの出力）できる「ゲストモード（Guest mode）」を追加したとお知らせしています。
現時点ではゲストモードはβ版とし、オプトイン機能（初期設定でオフになっている）で、事前にAndroid搭載機種でオンにする必要があります。
ゲストモードを利用できるのはAndroid 4.3（開発コード名：JellyBean）以上を搭載する機種となっており、iOS搭載機種では利用できません。
ChromecastのゲストモードはChromecastの本体と同じWi-Fiに接続していなくても"ゲスト"として映像などを出力できる機能です。
例えば、家に友だちが来た時に友だちのスマートフォン（スマホ）などに入っている写真・動画などをキャストする場合などに利用できます。
利用するにはAndroid搭載機種でセットアップを行います。まず、Android搭載機種のChromecastアプリでナビゲーション ドロワーから「端末」を選択し、ゲストモードをオンにする端末を選択、さらに「ゲストモード」設定をタップしてから画面のメッセージに沿って操作します。
ゲストモードでキャストするゲストのAndroid搭載機種はChromecastと同じWi-Fiに接続しておく必要がなく、ゲストのAndroid搭載機種にWi-Fiのパスワードを設定する必要がないなどの利点もあります。
なお、ヘルプには「Chromecast と同じ部屋にいれば、ゲストもキャストできます。」という記載があるため、Wi-Fiによる位置情報や人には聞こえない高周波音を利用して認証しているということです。
ゲストモードへのアクセスおよびゲストモードの管理（有効化または無効化）はAndroid搭載機種の Chromecastアプリで行え、Chromecastでデータの初期化（FDR）を行うと、ゲストモード設定はリセットされます。
また、ゲストモードのセットアップやゲストモード設定の管理を行うには、Chromecastと同じWi-Fiに接続している必要があります。
記事執筆：memn0ck
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