ファーウェイ、LTE対応SIMフリースマホ「Ascend G620S」を日本国内で12月中旬に発売!2万2千円前後と安価なミドルクラスモデル



ファーウェイが日本で2万円前半のLTE対応SIMフリースマホ「Ascend G620S」を発売!

華為技術日本(ファーウェイ・ジャパン)は7日、日本市場向けにSIMロックのかかっていないSIMフリースマートフォン(スマホ)の新モデル「Ascend G620S」(Huawei Technologies製)を2014年12月中旬に発売すると発表しています。

LTEに対応しつつも、価格がオープンながら想定売価が22,000円前後と安価なミドルクラスモデルとなっており、すでに発売されている「Blade Vec 4G」(ZTE製)や11月8日に発売される「ZenFone 5」(ASUSTeK Computer製)と同じ商品カテゴリーになります。

販売拠点は各仮想移動体通信事業者(MVNO)をはじめ、家電量販店やオンラインショップで、同社ではスマホ初心者でも手に取りやすい、使いやすさとコストパフォーマンスに優れたLTE対応のミドルレンジモデルを拡充することで、SIMフリー市場におけるさらなるユーザー層の拡大を狙うとしています。

Ascend G620Sは今年9月に日本でも12月に発売予定のフラッグシップモデル「Ascend Mate7」とともに発表された64bit対応1.2GHzクアッドコアCPU(Qualcomm製「Snapdragon 400」プロセッサー)を搭載したミドルクラスモデルです。当ブログメディア「S-MAX(エスマックス)」でも「IFA 2014:日本でも発売されるか?Huawei、6インチ「Ascend Mate7」や5.5インチ「Ascend G7」、サファイアガラス採用「Ascend P7」といったスマホなどを展示――海外版イエデンワも【レポート】 - S-MAX」にて簡単にですが紹介しています。

下り最大150MbpsのLTE対応し、5インチHD(720×1280ドット)IPS液晶を搭載し、狭額縁によるコンパクトなボディーを実現。デザインも緩やかなカーブを描く背面となっており、優雅なレザーテクスチャーを採用し、カラーバリエーションはホワイトとブラックの2色が用意されています。OSもAndroid 4.4(開発コード名:KitKat)を採用。

また、本来の色を忠実に再現するブルーガラスフィルターを採用したF2.0の800万画素AFアウトカメラと200万画素のインカメラは美しい画像が撮れるHDR撮影やボリュームキーを2回押しすると、約1.4秒でカメラが起動する「ウルトラスナップショット」、約10秒の音声メッセージが写真とともに記録できる「ボイスフォト(音声入り写真)」、撮影後に画像のフォーカススポットを自由に変更できる「オールフォーカス」など、利便性とエンターテイメント性に優れた機能が揃っています。

さらに、効率よく性能を管理する「端末マネージャー」にはアプリごとに接続するネットワークが設定できる「ネットワークマネジャー」やアプリ・サービスなどから送られるポップ通知の表示・非表示が管理できる「通知マネージャー」のほか、パフォーマンスモード、スマートモード、ウルトラ省電力モードの3つから選べる‘省電力’モードの設定など、日常のモバイル体験を高める便利で役立つ機能が充実しています。UI(ユーザーインターフェース)にはシンプルなレイアウトと大きなアイコンサイズで、初心者でも安心して使える「SIMPLE UI」が選べます。

日本向には文字入力にフリック入力に対応し、タブで文字種類が切り替えられる富士ソフト「FSKAREN」を採用しており、アルファベットや数字が組み合わさったパスワードや、URLも簡単に入力できます。

同社デバイス担当社長のゴ・ハ氏は今回の日本市場投入に当たり、「現在の主流となりつつある5インチのLTE対応スマートフォンが2万円台前半で購入できる時代が到来しました。日本市場には、フィーチャーフォンをお使いのお客様は、約6000万人いると言われていますが、まもなく‘国民総スマートフォン時代’を迎えるでしょう。全てのお客様にLTE対応のスマートフォンをお使いいただけるようにする、それがファーウェイの使命です」とコメントしています。

◯主な仕様

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