CEATEC JAPAN 2014:世界初iPhoneやiPadでハイレゾ音源をワイヤレス再生するパイオニア「Stellanova」を参考出品【レポート】
ハイレゾ音源はワイヤレスで楽しむ時代へ |
10月7日(火)から11日(土)の期間、幕張メッセ(千葉県)で開催されたIT・エレクトロニクスの総合展示会「CEATEC JAPAN 2014」において、パイオニアブースでは、iPhone・iPadでハイレゾ音源をワイヤレス再生するデスクトップスタイルの周辺機器「Stellanova」を参考出品した。
iPhoneやiPadは単体ではハイレゾ音源の再生には対応していないが、専用アプリと世界初「Air Hi-Res Link Technology」により高音質なハイレゾ音源の再生を実現するというもの。ブース内では試作機による視聴も可能だったのでその様子をレポートしていく。
様々な音源をiOSデバイスからワイヤレス転送する
ハイレゾ音源の再生にはハイレゾ音源に対応したUSB-DACアンプと、ワイヤレスユニットの2つが中核を成す。USB-DACアンプはUSB経由のオーディオ信号をスピーカーやヘッドフォンで再生するというもの。ワイヤレスユニットはTCP-IP接続でオーディオ信号を受信し、それをUSB経由でUSB-DACアンプへ転送する。
上段がUSB-DACアンプ、真ん中の黒いユニットがワイヤレスユニット、一番下が光学ドライブ
ボリュームは滑らかなトルクのアナログダイヤルを使用
USB-DACアンプにはUSB入力の他にオプティカル入力も用意されている
ワイヤレスユニットには4ポートのUSB入力が用意されており光学ドライブの他にHDDなども接続可能だ。iOSデバイスへ楽曲の転送可能としている
iOSデバイスからワイヤレスネットワーク上のワイヤレスユニットと接続してハイレゾ音源を転送する方法も可能だが、この場合ルーターの転送速度に左右されるため、転送速度の遅いルーターの場合はワイヤレスユニットのアクセスポイントモードで直接データを転送する方法を推奨している。
ハイレゾ音源はiOSデバイスにiTunesなどからデータとして転送し、専用の再生アプリでハイレゾ音源をデコードしてワイヤレス転送する。ワイヤレスユニットやUSB-DACアンプは、ハイレゾ音源のデコードは行わずiOSデバイス上で行うとのことだった。
展示されているスピーカーはもちろんハイレゾ音源対応で、フルレンジ+スーパーツィーターによるキレの良い音を聞くことができた。
USB接続の光学ドライブ
対応する音源はWAV、AIFF、ALAC、AAC、MP3、FLAC、DSDでDSD5.6MHz・PCM192KHZ/24bitの音源の再生が可能で、DACはTI社Burr-Brown製を採用している。また光学ドライブからPC無しでiOSデバイスにCDをリッピングも可能で、Bluetoothや光入力などの様々な機器接続にも対応する。将来的にはStellanovaアプリやコンポが拡充予定だという。
カラーバリエーションのサンプル
iOSデバイスは128GBのストレージを搭載するモデルも登場しているので、ハイレゾ音源をワイヤレスで楽しめるStellanovaシステムは面白いと感じた。
記事執筆:mi2_303
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