家でも外でも使えるちょうど良いタブレットが登場!ソニーモバイルの小型タブレット「Xperia Z3 Tablet Compact」のグローバル版を写真でチェック【レポート】
家でも外でもちょうど良いサイズの8インチタブレット |
Sony Mobile Communications(以下、ソニーモバイル)は今月3日(現地時間)に世界最大級の家電見本市「IFA 2014」に合わせて発表したフラグシップスマートフォンおよびタブレットの「Xperia Z3(エクスペリアゼットスリー)」シリーズのグローバル版をプレス向けに国内先行公開した。
また、昨日24日にはKDDIおよび沖縄セルラーからXperia Z3シリーズの中核モデルであるXperia Z3のau向け「Xperia Z3 SOL26」が発表されるなど、国内版の動きも少しずつ見えてきた。また、すでに紹介したように今月18日から21日まで開催された「東京ゲームショウ2014」のXperiaブースでは「PS4 リモートプレイ」ブースを設け、新しいXperia Z3シリーズを先行体験することができた。
これまでにも先行公開されたグローバル版のXperia Z3およびXperia Z3 Compactを写真でレポートしてきたが、今回は最後にソニーモバイル初となる8インチサイズのディスプレイを搭載したコンパクトタブレット「Xperia Z3 Tablet Compact」のグローバル版を写真を交えて紹介していく。
Xperia Z3 Tablet Compactは東京ゲームショウ2014にて実機の展示も行われていた。
これまで“One Sony”を掲げてソニーの中心として開発されたフラッグシップモデル「Xperia Z」シリーズのラインナップはスマートフォンの他に、6.4インチファブレット「Xperia Z Ultra」や10.1インチタブレット「Xperia Z2 Tablet」などを発売しているが、他のメーカーなどにおいてタブレットの主流となっている7〜8インチの小型タブレットは発売していなかった。そこに今回、8インチのXperia Z3 Tablet Compactがこれらの2機種の間を埋める「外でも家の中でもちょうど良いサイズ」という立ち位置で登場した。
手持ちできるサイズ感がまさにちょうど良い。
8インチと言えば低価格タブレットがひしめくゾーンだが、Xperia Z3 Tablet Compactはハイスペック・サービス・機器連携などプレミアムタブレットとして価値を提案していく。ちょうど日本国内でもこのゾーンにこの夏、Samsung(サムスン電子)が「GALAXY Tab S 8.4」を投入したほか、Apple(アップル)の「iPad mini Retinaディスプレイモデル」などもあり、ここでも三つ巴の戦いとなるのかもしれない。
外観はXperia Z3のコンセプトに近い丸みを帯びた側面が特徴。Xperia Z2 Tabletでは電源ボタンの反対側にあったイヤフォン端子が電源ボタン側に変更となった。それと入れ替わるようにmicroSDカードスロットが反対側に移動している。卓上ホルダで充電しながらイヤフォンを挿しても邪魔にならないデザインとなった。
縦持ちの場合の右側面にはボリュームキー、電源キー、イヤフォン端子がある(写真=上)、左側面には充電用の端子とmicroSDカードスロットがある。
縦持ちした状態での下面にはmicroUSB端子がある(写真=下)。本体は防水仕様となっている。
microSDスロットカバーを開けたところ。SIMスロットも見える
今回紹介する機体はグローバル版ということでワンセグやフルセグ機能は非搭載だが、「TV sideView」によるソニー製Blu-rayレコーダーとの連携や、ムービーアプリによる他社製DLNA機器との連携も可能だ。
TV番組視聴や動画視聴を高画質で楽しむために広色域液晶「TRILUMINOS」、高コントラスト化技術「OptiContrastPanel」、超解像技術「X-Reality」を搭載する。
ハイレゾオーディオの本体再生や、「DSEE HX」「ClearAudio+」などの高音質化技術などにも対応しミュージックプレイヤーとしても期待できそうだ。気になったのは「WALKMAN」アプリがスマートフォン版とタブレット版の違いがないため、アルバムや楽曲の視認性や大画面を活かしきれていない点だ。これはXperia Z2 Tabletも同様で、プレミアムタブレットならではの音楽を楽しむための価値が欲しいところだ。
Xperia Z3世代の追加カメラアプリがインストールされていた。
Xperia Z3 Tablet CompactとXperia Z3、Xperia Z3 Compactとの比較。
Xperia Z3 Tablet Compactは手持ちできる手頃な大画面で動画や電子書籍を楽しめるほか、高画質・高音質、Blu-rayレコーダーやPS4などの機器連携が楽しめるタブレットだ。国内での発売は今のところ不明だが、多機能8インチタブレットの発売を期待したい。
記事執筆:mi2_303
■関連リンク
・エスマックス(S-MAX)
・エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
・S-MAX - Facebookページ
・Xperia Z3 Tablet Compact 特集 - S-MAX