エレコム、月額780円からのMVNOによるモバイルデータ通信サービス「SkyLinkMobile」を発表!SMSやVoIPに対応したプランやfreetel製スマホとセットも用意ーー国際ローミングにも対応



ELECOMがNTTドコモのMVNOサービス「kyLinkMobile」を発表!

エレコムは1日、NTTドコモの携帯電話ネットワークを借り入れた仮想移動体通信事業者(MVNO)として新しいモバイルデータ通信サービス「SkyLinkMobile」を2014年9月1日(月)より開始すると発表しています。販売網は同社の直営Webストア「ELECOM Skylink」など。

第1弾として、データ通信のみに対応する月額780円(税抜)から利用できる「データ通信専用パッケージ」に加え、SMSやVoIPなどに対応するほか、プラスワン・マーケティング製3Gスマートフォン「freetel Priori(型番:FT132A)」とのセットが用意されます。

また、サービス開始に合わせて、freetel Prioriとのセットモデルを購入した場合には先着100名にモバイルバッテリーとセキュリティアプリ「イカロスモバイルセキュリティ」の1年ライセンスをプレゼントするキャンペーンを実施するとしています。

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SkyLinkMobileはSIMカードを対応機種に差し込むことで、インターネットやメール、SNS(TwitterやFacebookなど)、通話(VoIPサービス)などを安価な通信費で利用できるようになるNTTドコモの携帯電話ネットワークのMVNOサービスです。高速通信が行える「LTE(FDD-LTE)」回線に加え、3G(W-CDMA)回線に対応し、NTTドコモのXi(クロッシィ)およびFOMA(FOMAプラス)のエリア内ならどこでも利用可能となります。

パッケージはデータ通信のみの「データ通信専用パッケージ」(「SIM-M01S」および「SIM-M01M」、SIM-M01N」)およびSMSやVoIPに対応した「VoIP対応パッケージ(SMS対応パッケージ)」(「SIM-M01SS」および「SIM-M01MS」、「SIM-M01NS」)が用意されており、いずれもSIMカードサイズは標準カードサイズ(2FF)およびmicroSIMカードサイズ(3FF)、nanoSIMカードサイズ(4FF)の3種類から選べます。なお、VoIP対応パッケージ(SMS対応パッケージ)ではVoIPを利用しないSMSのみに対応した利用方法も可能。また、すべてのコースで国際ローミングに対応しており、NTTドコモの「海外パケ・ホーダイ」の対象となるとのことで、安心してそのまま海外でも利用できます。

料金プランもどちらのパッケージにも3種類が用意されており、通信速度が常時300Kbpsに制限されているものの、月当たりの通信量制限はない「フリー」および通信速度制限はないものの、1日当たりの通信量が70MBまでの「デイリー」、同じく通信速度制限はなく、月当たりの通信量が2GBまでの「マンスリー」で、デイリーおよびマンスリーは上限の通信量を超えた場合には通信速度がデイリーで100Kbps、マンスリーで200Kbpsに制限されます。各パッケージとプランによる利用料金(税抜)は以下の通り。なお、これらの利用料のほかに、初期費用としてそれぞれ3,000円(税抜)がかかります。
プランデータ通信データ通信+SMSデータ通信+SMS+VoIP
フリー780円900円1,080円
デイリー980円1,100円1,280円
マンスリー1,580円1,700円1,880円


SMSは送信が国内から国内宛で1通当たり3円(税抜)、国内から海外宛で1通当たり50円(非課税)、海外から国内・海外宛は1通当たり100円(非課税)となり、受信は常時無料。

VoIPな050番号が付与されるサービス「SkylinkPhone」が利用でき、通話料は国内の固定電話宛で3分8.6円、国内の携帯電話宛で1分16.25円、国内のPHS宛で通話料は携帯電話宛と同じとなっているものの、別途、通話1回当たり10.8円がかかるとのこと。また、国際電話(非課税)も利用でき、米国(アメリカ)や中国、韓国などには1分3円で通話できます。

freetel Prioriがセットになった「SLP-M01W」はVoIP対応パッケージ(SMS対応パッケージ)のパッケージと組み合わせた製品。販売価格はSIMパッケージとセットで12,960円(税抜)とプラスワン・マーケティングの単体販売価格9,800円(税抜)とほぼ同等。

ボディーカラーは単体ではブラックおよびホワイト、シャンパンゴールド、ルビーレッド、ピンク、グリーンの6色のカラーバリエーションが用意されているものの、エレコムではホワイトのみとなっています。

スペックとしてはチップセットは携帯電話ネットワークとしては2G(GSM)および3G(W-CDMA)に対応しており、Spreadtrum製「SC7710」(1GHzシングルコアCPU「ARM Cortex A5コア」)、OSはAndroid 4.1.2(開発コード名:JellyBean)、512MB内蔵メモリー(RAM)、512MB内蔵ストレージ、最大32GBまでのmicroSDカードスロット(通常モデル4GB同梱、スペシャルパック8GB同梱)、3.5インチHVGA(320×480ドット)ディスプレイ、200万画素アウトカメラ(オートフォーカス対応)、30万画素フロントカメラ、GPS、Bluetooth 2.1、IEEE802.11b/g/n準拠の無線LAN(Wi-Fi)、1500mAhバッテリーなど。

対応周波数帯はGSMが850/900/1800/1900MHz、W-CDMAが850/1900/2100MHz。SIMカードスロットは2つあり、1つがW-CDMA対応、1つがGSMのみ。サイズは約116.5×61.5×11.3mm。

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記事執筆:memn0ck


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[News] エレコムモバイルサービスのWeb販売開始!!高速LTE、音声通話(VoIP)、スマホセットが低価格で揃うモバイルサービス“SkyLinkMobile”の提供開始
SkyLinkMobile - エレコム株式会社

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